かつて、イギリスのチャーチル首相に「アフリカの真珠」と呼ばれた赤道直下の国、ウガンダ。その名の通り、豊かな水と緑に囲まれた大地が広がり、コンゴとの国境近くにあるブウィンディ国立公園には野生のマウンテンゴリラが生息していることでも有名です。自然鳥の宝庫でもあり、蝶や植物の豊かさにも魅了されるでしょう。トレッキングやサファリドライブでは、ゾウやバッファローなど迫力のある動物にも出会えます。今回は、ウガンダの豊かな自然の中でできる刺激的なアクティビティを5つご紹介します。
ウガンダってどんな国?治安、ビザの取得など
ウガンダは、アフリカの中央に位置する内陸国です。日本の本州と同じくらいの広さの領土に約4300万人の人々が暮らしています。アフリカといえば多くの人が砂漠やサバンナを連想するかもしれません。しかしそのイメージとは裏腹に、ウガンダは標高が高いので夏でも比較的過ごしやすい気候となっています。ルガンダ語やスワヒリ語を話す人もいますが、イギリスの保護領となっていた歴史から公用語は英語です。ルガンダ語やスワヒリ語を話せない観光客にとって、英語が通じるというのは嬉しいですね。
ウガンダへの行き方
日本からウガンダへの直行便はないので、ロンドン、アムステルダム、ブリュッセルといったヨーロッパ主要都市または中東で飛行機を乗り継いで行きましょう。乗り継ぎを合わせると、ウガンダのエンテベ国際空港までは約22時間のフライトです。
ウガンダへの治安
ウガンダの治安は比較的良好で、東アフリカの旅行先としてよくおすすめされる国です。とはいえ、安全のために夜間の外出はなるべく控えましょう。外務省海外安全ホームページによると、ほとんどの地域は危険レベル1ですが、一部の国境付近はレベル2〜3になることもあります。
なお、北部では隣国南スーダンの情勢の悪化により、大量に難民が押し寄せている地域があります。特に、南スーダンなど周辺国の状況によっては混乱が生じる可能性があるので、情勢の確認を心掛けましょう。
ウガンダの物価
ウガンダの物価はとても安く、ミネラルウォーターなら500mlのペットボトルが1本25円ほど、ビール瓶は大きめので1本100~120円くらいで売られています。
また、宿はシングルルームで500~600円ほどで泊まれるところもあります。一方で、サファリといったアウトドア関係の費用は全体的に高め。場合によっては数万円ほどかかってしまう場合があります。それでも、隣国のケニアやタンザニアよりはリーズナブルだそうです。
ウガンダのビザ
ウガンダに観光目的で行く場合は、観光ビザの取得が必要になります。取得すれば、3ヶ月間有効です。渋谷にある在日ウガンダ大使館で取得することができます。また、ケニアまたはルワンダと一緒に旅行する場合は、「東アフリカ観光ビザ」を取得して入国することもできます。ただし、東アフリカ観光ビザを取得する際には、入国した後、現地の大使館で手続きをする必要があります。
ここまでウガンダについてお話しました。次からは、ウガンダの大自然ならではのアクティビティをご紹介していきます!
木のぼりライオンで有名なクイーンエリザベス国立公園
クイーンエリザベス国立公園は、ウガンダにある国立公園の中では2番目に大きく、面積は約1,978平方キロメートルにも及びます。なんと、日本の大阪府がすっぽりと収まってしまう大きさです。公園内には600種以上の鳥類が生息しています。ウガンダでしか見られないウガンダ・コーブのほか、ゾウ、イボイノシシ、ウォーターバック、バッファロー、カバ、ヒョウなど図鑑の中でしか見ることのなかった動物たちを目の前で観察できます。中でも、イシャジャ地区にいるライオンは「木のぼりライオン」として有名です。百獣の王として恐れられるライオンが木の上で寝そべる様子を間近で見ることができますよ。そのほか、アフリカヘラサギ、ヒメヤマセミ、サンショクウミワシ、ペリカン、ハゲワシなどなど様々な種類の鳥たちも生息しています。迫力のゲームドライブでは大型動物たちに出会えるかも!
カジンガ水路でボートサファリでカバ鑑賞
カジンガ水路は、前述したクイーンエリザベス国立公園の中にあります。ウガンダの大自然が織りなす特徴のある景観で、カバや多数のナイルワニの生息密度は世界でも有数です。
ジョージ湖とエドワード湖を結ぶカジンガ水路ですが、ボートサファリが体験できます。水浴びや水分補給のためにたくさんのカバが水路に集まってきます。カバの他にも、ワニやゾウ、美しい水鳥が水辺に集まります。優雅にボートに乗りながら、野生動物たちの生活を少しだけ覗くことができます。
ブウィンディ原生国立公園で希少なゴリラに出会う
ウガンダのブウィンディ原生国立公園は、マウンテンゴリラとチンパンジーの両方が生息する特別な場所です。そんなブウィンディ原生国立公園では、ゴリラトレッキングができます。ブウィンディのゴリラは絶滅の危機にあり、世界でも珍しい種。ぜひ一度、目の前でその姿を拝みたいものです。ゴリラの他にも、5種の霊長類、113種の哺乳類、200種の蝶類、そして360種の鳥が生息してます。
ゴリラたちは、人間のいる場所から離れた森の奥に住んでいます。保護された森の中を歩き、時には斜面を登ったりしながら森の中を進んでいくと、早ければ1時間ほどで遭遇できます!出会えたときの感動はひとしおでしょう。
ゴリラトレッキングをするには、ツアーへの事前申し込みが必要で、なんと一人当たりおよそ15万円かかります…!お値段にはびっくりしますが、このお金が野生のゴリラを保護するために使われていると思えば格段に高すぎるわけではないかもしれませんね。トレッキングをする際には、自然の中で静かに暮らしている野生動物の領域にお邪魔していることを忘れずに、ルールを守って参加しましょう!
キバレ国立公園でチンパンジートレッキング!
チンパンジーに会いたい!という方には、キバレ国立公園でのチンパンジートレッキングをおすすめします。キバレ国立公園にはチンパンジー以外にも多くの霊長類種が生息し、その数は世界一を誇ります。
経験豊富なレンジャーとチンパンジーや他のサルを探す旅に出てはいかがですか?普段会えない天然のサルたちと対面するチャンス!
世界最長のナイル川でラフティング体験
ウガンダには、世界最長の川として知られるナイル川が流れています。そんなナイル川でのラフティングは、世界的にも有名で、特に西欧人にとってはポピュラーなアクティビティです。ラフティングとは、ゴムボートに乗り激流を下るアウトドアスポーツです。ラフティングの魅力は大きく2つ!まず、水着とタオルのみで参加でき、体力経験も不問、老若男女問わず参加できるアウトドアだということ。そして、なんといってもラフティングと川が繰り出すパワーが魅力的です。激流に揺られながら夢中になって漕いでいると、社会的な束縛や制約から解放され、悩み事が嘘のようにぱっと晴れるとか!
ナイル川は、川幅も広く急流以外は穏やかな流れなので、安全にラフティングアクティビティを楽しめます。タイミングが良ければ、ナイル川途中の小島で仲間と一緒にランチ休憩もできます。オールを漕ぎ続け疲労した体で食べるご飯は、特別に美味しいはずです!
ぜひ、旅行がてらに友人たちとストレス発散にいかがですか?
ウガンダを楽しもう!
いかがでしたか?今回は、ウガンダの大自然を感じられる刺激的な体験をご紹介しました。ウガンダは、アフリカの一部ながら、砂漠やサバンナという過酷なイメージとは少し違った印象だったと思います。手付かずの大自然のに生きる野生動物たちを目の前にしたら、あなたもきっと胸が高まるはず。普段は縁のない魅力いっぱいの体験をぜひ、ウガンダでお楽しみください!
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