インドの南部に位置するバンガロールは、IT分野に優れたインドのなかでも、特に大きな注目を集めています。また、暑さや雨など自然が厳しいと思われがちなインドのなかで、最も過ごしやすいといわれるほど評判の高い地域です。さらに観光スポットも目白押しで、バリエーションも豊か。動物や自然を楽しんだり、アートに触れたりできます。
今回は、さまざまな魅力を持つバンガロールについて紹介します。
1.インド、バンガロールについて
バンガロールは、インドの南部に位置するカルナータカ州に属する地域のひとつです。
日本からこの地へ訪れようとしても直行便はありません。インドの首都デリーや、香港、タイ、シンガポールなどを経由する必要があります。例えばデリーからであれば、飛行機を利用して3時間弱で着くでしょう。バンガロールは、「IT都市」と呼ばれており、インドにおける経済や技術発展を牽引している都市です。そもそもインドにはIT人材が豊富に存在します。そのためGoogleやマイクロソフトなど企業によるIT開発が盛んに行われているのです。今後さらに発展が見込まれる都市だといえるでしょう。
また、日本を代表する企業であるトヨタ、ソニー、東芝なども、バンガロールに進出しています。これら日本企業の多くは、工場設立に注力しているようです。そのため、バンガロールには1,000人以上の日本人が在住しているといわれています。
2.インド、バンガロールのベストシーズン
「インドは暑い」というイメージを持つ日本人も多いのではないでしょうか。確かに、例えばインドのニューデリーでは、夏は45度くらいまで気温が上昇することもあります。その一方で冬は10度くらいまで下がるので寒暖差が激しいのです。しかしバンガロールは、1年を通して気温が20度前後に保たれており寒暖差が穏やかです。そのため日本人にとっては過ごしやすい地域だといえるでしょう。
■乾季(11月~3月)
バンガロールの乾季には、ほとんど雨がふりません。気温も20度前半をキープしているため、観光旅行には最も適したシーズンだと言えます。
■暑季(4月~5月)
バンガロールの暑季は、30度に達するかどうかという程度の暑さです。30度超の日が続くことも多い日本と比較しても、過ごしやすいといえるでしょう。そのためバンガロールは、避暑地として利用されることも多く、「インドの軽井沢」とも呼ばれています。
■雨季(6月~10月)
バンガロールにも雨季はありますが、半日ほど軽く降雨がある程度です。例えばインドのムンバイの雨季では、激しい雨が降り続き、1ヶ月の降雨量が840mmを超えることもあります。比べてバンガロールでは、最も降る月でも200mmに届かないのが一般的。約4分の1以下です。ちなみに東京都の月間降雨量をみると、一番降雨量が多いと言われる9月頃が190mm程度であり、バンガロールと同程度だとわかります。
3.インド、バンガロールで体験したいこと
(1)インドの動物と触れ合える「バナーガッタ国立公園」
バナーガッタ国立公園は、バンガロール郊外にあるサファリパークです。パーク内を専用バスで周遊して楽しみます。ライオン、タイガー、ゾウなど、インドを代表する動物を間近に見ることができる貴重なスポットです。そのため観光客はもちろん、インド国内から訪れる人も多くいます。
バナーガッタ国立公園
住所:Bannerghatta Biological Park, Bannerghatta, Bengaluru, Karnataka
アクセス:バンガロール市街地からバスで1時間程度
(2)1500類以上の植物が勢揃い「ラールバーグ植物園」
ラールバーグ植物園は、元々はマイソール王国の支配者のために作られた保護区です。設立された1760年から数百年経った今、世界中のあらゆる植物が集められています。80ヘクタール以上の広大な敷地には色とりどりの花や、樹齢100年を超える樹木も植えられているのです。1月と8月にはフラワーショーが催されており、タイミングさえ合えば、ぜひ見ておきたいイベントのひとつだと言えるでしょう。
ラールバーグ植物園
住所:Mavalli, Bengaluru, Karnataka
アクセス:バンガロール市街地から車で20分
(3)都会の中の憩いのオアシス「カボン公園」
カボン公園は、イギリス庭園とインド建築が融合した公園です。バンガロールに住む人々の憩いの場として親しまれています。早朝には、ヨガやジョギング、ウォーキングを楽しむ現地の人で賑わいます。また園内には図書館や裁判所など公共施設もあるのです。都会の喧騒を離れて一休みしたいときに訪れる場所といえます。
カボン公園
住所:Sampangi Rama Nagar, Ambedkar Veedhi, Sampangi Rama Nagar, Bengaluru
アクセス:ケンペゴウダ国際空港から車で1時間
(4)ライトアップが美しい政庁ビル「ヴィナード・サウダ」
ヴィナード・サウダは、バンガロールが属するカルナータカ州の政庁ビルであり、新ドラヴィダ様式が採用された4階建ての建物です。土日の夜にはライトアップされるため、多くの観光客が記念撮影に訪れます。人々は光り輝くイルミネーションに心を奪われるでしょう。
ヴィナード・サウダ
住所:Sampangi Rama Nagar, Ambedkar Veedhi, Sampangi Rama Nagar, Bengaluru
アクセス:カボン公園から車で10分
(5)インドの歴史に触れる「カルナータカ州立博物館」
カルナータカ州立博物館は、1886年開設の博物館です。インダス文明最大級の都市遺跡といわれるモヘンジョダロの出土品や、14~20世紀頃にカルナータカ州に存在したマイソール王国時代のコレクションなどが展示されています。インド全体で見ても古い博物館のひとつであるため、インドの長い歴史を体感したい方にはオススメのスポットです。
カルナータカ州立博物館
住所:3, Kasturba Rd, Ambedkar Veedhi, Sampangi Rama Nagar, Bengaluru
アクセス:カボン公園から徒歩で10分
(6)インドの現代アートを体感する「国立現代美術館」
インドではデリー、ムンバイ、そしてバンガロールの3か所に存在する国立現代美術館。18世紀から現代までのインドの芸術を紹介する施設です。グラフィックデザインや写真、絵画や彫刻などさまざまなジャンルの作品を展示しています。かつての王族が実際に利用していた邸宅を再利用した建物は、隅々まで見て楽しめるでしょう。
国立現代美術館
住所:49, Palace Road, Manikyavelu Mansion, Vasanth Nagar, Bengaluru
アクセス:カボン公園から車で15分
(7)さまざまな機械の仕組みを学べる「ヴィシュヴェシュワラヤ産業技術博物館」
ヴィシュヴェシュワラヤ産業技術博物館の玄関前には、蒸気機関車や戦闘機などが展示されています。さらに発電機やさまざまな機械の仕組みも実際に体験しながら学べるため、子供から大人まで楽しめるでしょう。インドの小学校の子供達も社会科見学で頻繁に訪れています。
ヴィシュヴェシュワラヤ産業技術博物館
住所:P. B. No. 5216, Kasturba Road, Bangalore
アクセス:カボン公園から徒歩で5分
(8)インドを深く知る「シティ・マーケット」
シティ・マーケットは、ビギナー向けの観光地だけでは満足できない人におすすめのスポットです。地元の人達が日常的に買い物をする場所であるため、ディープなインドを体感できます。そのなかでもフラワーマーケットが特におすすめです。豊富な種類の花が売り買いされており、眺めて歩くだけでも楽しめるでしょう。
シティ・マーケット
住所:K.R. Market, Old Tharagupet, Mamulpet, Chickpet, Bengaluru
アクセス:カボン公園から車で20分
(9)巨大な神像は必見「シヴァ寺院」
日本の奈良の大仏を想起させる、高さ20メートル級のシヴァ神像が見事なシヴァ寺院。多くの観光客が訪れるスポットのひとつです。
シヴァ寺院
住所:A1/163/3, Road Number J4, DOS Colony, Jeevan Bima Nagar, Bengaluru,
アクセス:カボン公園から車で50分
(10)スリル満点の遊園地「ワンダーラ」
絶叫系の最先端マシンがたくさん設置された遊園地です。インドの遊園地は珍しく、他では味わえない体験ができます。
ワンダーラ
住所:Jadenahalli, Mysore Road, Bengaluru, Karnataka
アクセス:カボン公園から車で2時間
今回はインドのバンガロールについて紹介しました。 他の地域に比べて格段に生活しやすい気候条件がそろっており、初めてのインド旅行におすすめの地域です。さらに経済と産業の最先端を走るバンガロールには、記事内では紹介しきれないほどの観光スポットがたくさんあります。 Ooohでは、旅のプロがあなたのニーズを汲み取って最適な旅行計画を提案します。ぜひ気軽に相談してください。 チャットでインド旅行の相談が無料でできるOooh②本場のアーユルヴェーダマッサージ(90分)
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