南米大陸最大の国土を誇る「ブラジル」
アマゾンの熱帯雨林やイグアスの滝、リオデジャネイロのカーニバルなど魅力的な観光地やイベントが盛り沢山で、誰もが一度は訪れてみたいと思ったことがあるのではないでしょうか？雄大な大自然や絶景だけでなく、多種多様な文化が混在するブラジルならではの独特さも魅力の1つです。そんなブラジルでの滞在を快適なものにするためには、事前の準備が非常に大切です。
そこで、今回は「【季節別】ブラジル旅行前に準備したい持ち物・服装・習慣まとめ」と題して、ブラジルでの滞在が有意義なものになるように細かくご紹介します！
気候
ブラジルの気候は、南半球に位置するため日本とは季節が真逆になります。大まかにいうと、5月～10月が冬季にあたり、11月～4月は夏季にあたります。夏季期間は、一般的に日本の夏服のイメージで過ごすことができますが、南米大陸最大の国土面積を誇るブラジルでは行き先によっても気候が変化します。南半球に位置しているブラジルは北に行くほど暑く、南に行くほど寒くなります。北部地方のマナウスなどの熱帯地域は年間平均気温がとても高く、一年中蒸し暑く感じます。
ここからは、季節別に気候と服装を詳しくご紹介します。
冬季（5月～10月）
ブラジルでは、5月～10月が冬季にあたります。特に5月～8月は気温が下がり肌寒くなるので、アウターや長袖のシャツなどを用意していくようにしましょう。南東部に位置するリオデジャネイロやサンパウロでは、最高気温が25度前後で毎月40～80㎜ほどの雨量があります。中部に位置するブラジリアやカンポ・グランジでは、ほとんど雨が降らず、湿度10％以下というカラカラに乾燥した日が続きます。日中の気温は夏季とそれほど差はありませんが、乾燥によって、朝晩は10度以下まで冷え込むことがありますので、防寒着は必須です。10月～11月の時期にはイグアスの滝は水量も増えて滝が見頃になります。この時期は各地で草花が咲き始め、日本の春のようなポカポカした過ごしやすい季節になりますので、ベストシーズンといえます。
夏季（11月～4月）
ブラジルは、11月～4月が夏季にあたります。南東部に位置するリオデジャネイロやサンパウロは、亜熱帯気候に属し、1～2月が最も暑く感じ、降水量も多くなります。レインコートや折り畳み傘など荷物にならない程度の雨具を用意しておくと安心できます。ブラジル全体でみても、12月～2月は日本の夏にあたる服装のイメージで良いと思います。夏季期間は最高気温が30度を超え、日差しも強くなりますので、帽子やサングラスなどの紫外線を防止するアイテムも用意しておくと便利です。また、朝晩は20℃前後まで気温が下がりますので、長袖シャツや何か羽織れるものがあると安心できます。ブラジルの12～2月は観光の繁忙期を迎えますので、多くの観光客が訪れ、ホテルの料金も値上がりします。そのため、観光客が減って、雨の量も少なくなった3月～4月も観光のベストシーズンといえます。
観光旅行に際しての必要な持ち物
必需品
＊パスポート
パスポートはブラジルに行くために必ず必要な持ち物です。これを忘れたらブラジルへ行くことはできません。
ブラジルへの入国において、日本国籍の方は観光や商用、芸術・スポーツ等の各種イベントへの参加が目的で90日以内の滞在の場合に限り、ビザなしで入国することが認められています。滞在期間を延長する場合は、最寄りの連邦警察にて延長手続きをすることによって、さらに90日間の延長が可能になります。目的や滞在期間によっては、ビザが必要になりますので、自分の目的・滞在期間に適応したビザを取得するように注意してください。
＊クレジットカード・現金
ブラジルではクレジットカードもパスポートとならんで大事な必需品です。クレジットカードをもっておくと、両替するよりも手数料をかなり低く抑えることができたり、常に大金を持ち歩く必要がないので、盗難の被害を抑えることができるなど、防犯対策にもなります。
ただし、ブラジルの観光途中に現金が必要になることもあると思いますので、少額でも持っておいた方が良いでしょう。ブラジルの通貨はレアルになります。両替の際には、出発前に日本で日本円から米ドルへと変換し、米ドルからレアルへ両替するのが一般的です。日本では、直接レアルへの両替ができる場所は少なく、レートの悪さや手数料がかかってしまいます。現地では、空港やホテル、両替所や旅行会社などで両替することが可能です。また、一度にまとめて両替してしまいたいところですが、帰国の際にレアルが思いのほか余ってしまった際にレアルから日本円への再両替はレートがかなり悪くなってしまいます。なので、どのぐらい必要なのか計算しながら少しずつの両替をおすすめします。
＊変換プラグ・変圧器
海外旅行では必須の持ち物として変圧器や変換プラグがあげられます。しかし、ブラジルの場合はコンセントの形が日本と同じタイプのものになりますので、変換プラグは不要になります。電圧の場合は、日本よりも少し高い121Vなので、ブラジルの電圧に対応していない電化製品を使う予定がある場合は、変圧器を必ず持っていくことをおすすめします。
＊航空券
絶対に忘れてはいけない航空券。紙タイプのものではなく印刷不要なもので、行きと帰りのチケットがメール等で確認できる状態のものであれば問題ないかもしれませんが、紙タイプのものは他の持ち物に気をとられて忘れがちという人もなかにはいるのではないでしょか？持ち物の最終確認の時に、必ずチェックするようにしてください。
＊ポケットWiFi
海外では日本にいるとき以上にスマートフォンを利用する場面が多くなると思います。そんな時ポケットWiFiがあると気にせずスマートフォンを利用することができます。どんな時に、使うかというと、スマートフォンで地図を見ながら移動する時やレストランや電車の時刻表等の調べもの、SNSを使用する時など色んな場面でスマートフォンが必要になります。ポケットWiFiはレンタルもできますので、利用してみてください。
＊海外旅行保険
ブラジルへ旅行に行く際は、海外旅行保険に必ず加入することをおすすめします。
衣服やアメニティ類・その他
＊洋服や下着
これは忘れることはないと思いますが、滞在日数に応じて必要な枚数を用意するようにしましょう。ブラジルでは年間を通してあまり気温に差が見られませんが、朝晩はかなり冷え込むことがあります。また、どこの地域へ観光に行くのかによっても気候の違いは見られます。そのため、いつどこへ観光にいくのかを考えて、洋服の準備をするようにしてください。
＊常備薬
海外旅行では、慣れない環境でかなりの時間を過ごすことになり、暑さや長時間の移動などで体調を崩しやすいかと思います。自分自身にあった常備薬を準備してもっていくようにしましょう。
＊シャンプーやトリートメント、洗顔料
海外では、ホテルに用意されていないところがあったり、自分の髪や肌に合わないといったこともありますので、ご自身にあったものを準備していくと良いと思います。普段と異なるものだとダメージも大きいと思いますので、忘れずに持っていくことをおすすめします。
＊日焼け止め・サングラス
夏季期間は気温が30度を超え、日差しが非常に強くなりますので、紫外線対策として日焼け止めやサングラス、帽子などは必須アイテムとなります。熱中症予防として、こまめに水分補給をすることも忘れないようにしましょう。
＊化粧品・化粧水・乳液などのスキンケア用品
女性の方は必需品なので忘れることはないと思いますが、海外旅行では普段とは環境が違いますので、使い慣れたものを使うのが一番です。
＊カメラ
ブラジルへ旅行に行った際には、日本ではみることのできない絶景や観光スポットが沢山あると思いますので、思い出を残すためにカメラを持っていくと良いと思います。
習慣
＊ボディタッチが多いコミュニケーション
ブラジルでは日本と比べて人との距離がとても近く、親しい家族や友人なら頬に1、2回キスをしてハグをするほどです。ブラジル人にとっては、肩や手、腕などに触れることは相手と良いコミュニケーションを保つために重要な習慣となっています。最初は距離の近さに戸惑うかもしれませんが、ブラジルではそのコミュニケーション方法が当たり前ですので、覚えておくと安心です。
＊音楽とダンスは重要な文化
ブラジルでは、自分達の音楽やダンスの伝統に強い誇りを持っています。そんなブラジルでは、音楽とダンスの伝統的なイベントとして、「カーニバル」があげられます。カーニバルは、毎年、四旬節の始まりを祝い、4日間に渡って行われるブラジルの文化遺産とも言えるイベントになります。さらに、ブラジル人は、習慣的にサンバを踊ります。小さい頃からサンバを踊ることが習慣になっていますので、その細かい動きが身体に染みついており、即興で踊ることができてしまうのだとか。
＊チップ文化
ブラジルでは、チップを渡す習慣があります。日本ではチップが必要ない場合が基本なので慣れていない人が多いと思いますが、ブラジルではチップが当たり前のことなのでうまく対応する必要があります。レストランでは、サービス料が含まれている場合がほとんどですが、含まれていなかった場合は、料金の10～15％をチップとして渡すようにしましょう。特に、レストランやホテルでは、チップを払うのが一般的ですので、受けたサービスに応じてチップを渡すようにしてください。
＊食文化
ブラジルは、多くの民族が入り交じる多民族・多文化国家であるため、世界各国の料理を見つけることができ、各国の食べ物や先住民の食べ物が混ざり合った独特な料理もあります。非常に多種多様な料理を見つけることができますので、旅行へ行った際には、色々な料理に挑戦してみてください。
＊アイコンタクトを忘れずに
ブラジルでは、会話中のアイコンタクトは非常に重要になります。そんなの当たり前だよと思う方もいるかもしれませんが、日本人同士の会話ではアイコンタクトを取らないことも多いのではないでしょうか？ブラジルでは、アイコンタクトを取らないと、何か隠し事や嘘をついているのではないかと疑われてしまいます。そのため、会話中はしっかりと目を合わせるように心掛けましょう。
ブラジルの治安
ブラジルは、日本人にも比較的馴染みのある国ではありますが、治安の面では観光客がトラブルや犯罪に巻き込まれるケースも多く、安定しているとは言い切れません。特に、大都市や観光地では観光客を狙った盗難や詐欺行為が発生することもありますので、貴重品の管理には注意してください。また、ブラジルでは日本人はお金持ちで断れない性格があると認識されており、日本人観光客は狙われやすいです。治安が悪くない場所でも地図を見ながらキョロキョロしていたり、周囲に聞こえるボリュームで日本語での会話も目に付きやすく、危険な行為となります。常に身の回りを気にしながら観光を楽しむようにし、貴重品などは肌身離さず持っておくことをおすすめします。
以下にあげることに気を付けて、ブラジルでの旅行を快適なものにしましょう。
＊スリム街に近寄らない
ブラジルでの多くのトラブルはスラム街で発生しています。ブラジルの中でも大都市と言われる街にあるスラム街では、特に凶悪犯罪が多いので注意が必要です。面白がって近づいたり、観光途中でうっかり入ってしまったということがないように気をつけるようにしてください。事前に危険なエリアに関してはしっかりと把握しておくことで、観光の際にもうっかり入ってしまったということも防ぐことができると思います。
＊周囲を常に気にすること
ブラジルへ旅行に行った際は、つい旅行気分で気が緩みがちですよね。日本に比べてブラジルは治安が良くないということを忘れてしまうと、トラブルに巻き込まれやすくなってしまいます。街中を歩いている時も、周囲の人を常に気にして目を合わせることで犯罪を防ぐこともできます。あからさまに危険だと思う人や見知らぬ人に声をかけられてもついて行ったり、従ったりしないようにしてください。観光を楽しみつつも常に警戒心をもっておくことは大切です。
＊夜道は一人で出歩かない
夜は昼間と違って、人の数も少なくなり静まり返っているので、犯罪がおきやすい時間帯になります。特に観光客は狙われがちなので、十分に注意しなければなりません。夜の1人歩きは非常に危険なので、避けるようにしてください。ブラジルでは、なるべく昼間に観光スポットを巡り、夜はホテルでゆっくりと時間を過ごすことをおすすめします。
Ooohおすすめのプライベートツアー
Ooohがこれまでに提供した タイのおすすめのプライベートプランをご紹介します。
ブラジルで素敵な思い出を作ろう！
いかがでしたでしょうか。
今回は、ブラジル旅行前に準備しておいた方が良いものについて細かくご紹介しました。ブラジルでは、きっと思い出に残る貴重な体験ができること間違いありません。今回紹介したことを参考に、ブラジル旅行の計画を立ててみてください。
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