ニュージーランド旅行前に知っておきたい現地の文化と習慣

オーストラリアの右下に位置し、南北に細長い島国、ニュージーランド。海に囲まれ、自然が豊かな国です。羊やラグビーが有名で、日本人にも馴染みのある国ですね！しかし、日本から遠く離れたニュージーランドは、文化や習慣が異なるため、現地での滞在を楽しむためには事前に知っておくべき点があります。今回は、そんなニュージーランドへ旅行に行くなら知っておきたい、ニュージーランド旅行前に知っておきたい現地の文化と習慣を紹介いたします。この記事を参考にニュージーランド滞在を楽しんでくださいね！！

ニュージーランドってどんなところ？

【基本情報】

・国名：ニュージーランド（New Zealand）

・首都：ウェリントン

・人口：約512万人（2021年）

・面積：27,534㎢

・通貨：ニュージーランドドル

・時差：日本より+3時間（サマータイム期間中は+4時間）。（日本が12時の時、ニュージーランドは15時（サマータイム期間中は16時）となります。）

・言語：英語、マオリ語、手話

・民族構成：欧州系70.2％、マオリ系16.5％、太平洋島嶼国系8.1％、アジア系15.1％、その他2.7%

・宗教：キリスト教36.5%、無宗教48.2%

【気候】

ニュージーランドの気候は、全体的に温暖ですが、北島と南島で少し異なります。ニュージーランドは南半球にあるため、季節は日本と逆になり、年間で最も気温が高いのは1〜2月、低いのは7月です。首都ウェリントンの年間平均気温は約12.9度ですが、南島内陸部の高山地帯では冬になると−10度まで下がります。降水量は、年間を通じて多く、北部と中央部は冬の方が降水量が多くなり、南部では冬が最も雨が少なくなります。また、6〜10月は雪が降り、特に、北島の中央大地や南島のサザンアルプスなどの山岳地帯で多く降ります。ニュージーランドは、大気汚染が少なくオゾン層が薄いため、他国に比べて紫外線が強いことが特徴です。9〜4月は日焼けしやすくなるため、SPF値が高い日焼け止めやサングラス、帽子などを持参してください！

【ビザ】

ニュージーランドの入国において、日本国籍の方は観光の目的で滞在期間が90日以内である場合はビザなしで入国することができます。その時、パスポートの必要残存期間が入国時3ヵ月以上ある方に限ります。

【アクセス】

日本からオークランドへの直行便があります。オークランド以外の都市へは、オークランド経由かオーストラリアのシドニーを経由して行くようにしましょう。乗り継ぎを含めて平均的な所要時間は、オークランド国際空港まで10時間30分程になります。

ニュージーランドの一般的なマナー・社会習慣

１　コミュニケーション方法

ニュージーランドの人々は、寛容で愛国心が強いという国民性があります。

ニュージーランド人は初めて会った人や旅行者に挨拶をしてくれます。日本と同様に助け合いの精神があり、困っている人に対しても親切な人が多いため、旅行中に困ったことがあれば躊躇なく尋ねてみてくださいね！

また、自国の製品を愛着持って使用している人が多いことも特徴です。ニュージーランドは世界のアイスクリーム消費ランキングで毎回上位にランクインしているほど、アイスクリーム好きな人が多いです！

2　生活においてのルール

ニュージーランドには基本的にチップの習慣はありませんが、ホテルやレストランなどでサービスが良いと感じた時に1〜2NZD程のチップを渡すことがあります。

写真撮影について注意すべきことがあります。ニュージーランドでは無断で人物の写真を撮ることはNGです。旅行中は写真を多く撮りたいものですが、相手の了承をとってから撮影するようにしましょう。

喫煙についてですが、ニュージーランドでは法律により、ホテルやレストランなどの公共の建物での喫煙が禁止されています。喫煙ルームは設けられておらず、屋外の喫煙可能エリアでは灰皿が置いてあることがありますが、建物の入り口や食事を提供している場所から4m以内は禁煙エリアになるため、注意してください。

3　交通ルール

ニュージーランドの移動では、バスの利用が一般的です。バスに乗る際にはAT HOPカードと呼ばれるチャージ式のカードを利用します。こちらは、空港でも販売しているため、あらかじめ購入しておくと便利です！現金での支払いも可能ですが、バスの運転手が小銭を持っていないこともあるため、現金支払いの場合は小銭を持ち歩くようにしてください。

ニュージーランドは日本と同じ左側通行の国です。信号ルールも日本と同じですが、都市部から離れた郊外で運転する際には動物に注意してください。道路上に動物が現れた場合は、徐行してゆっくりと通過してください！

ニュージーランドの文化

1　ラグビー

ニュージーランドで人気なスポーツは、ラグビーです！ニュージーランド代表チームはラグビー・ワールドカップで何度も優勝しており、世界の強豪チームの一つです。ニュージーランドでは、ラグビーが生活の一部になっており、子供から大人まで地域でラグビーをしている姿が見られます。

2　ハンギ料理

地中のオーブンで調理するマオリの伝統料理であるハンギ料理が有名です。地面に掘った穴に焼石と食材を入れた籠を置いて、湿らせた布を被せます。その穴を土で埋めることで、焼石の熱が食材に伝わります。3~4時間かけて熱を通すことで、肉は柔らかく、野菜は風味豊かに仕上がります！

ニュージーランドの観光スポット3選

１　テカポ湖

テカポ湖は、ミルキーブルーの湖とダークスカイリザーフ（星空保護区）に認定されている星空が有名です。湖の色は、氷河が動く際に岩石から削り出す、ロックフラワーという粒子が水に溶けているため、ターコイズブルーのような青色をしています。湖からはサザンアルプスの山々を眺めることができ、雄大な景色を楽しむことができます！また、星空鑑賞ツアーは一年を通じて行われているため、星の知識がない方でも南半球からしか見ることができない星空を満喫することができます！

２　スカイタワー

スカイタワーは、ニュージーランド最大の都市オークランドにある、南半球で最も高い328mのタワーです。タワー地上階には、ホテルやカジノ、飲食店が集まるスカイシティがあります。展望台にのぼると大パノラマが広がり、スカイジャンプや展望台の外側のフレームを歩くスカイウォークなど、スリリングなアトラクションも人気です。

３　ミルフォード・サウンド

ミルフォード・サウンドは、南島のフィヨルドランド国立公園内にある、世界遺産に登録されている滝です。年間で雨天率が高いですが、最大落差1000mにもなる滝は、雨量が多いほど迫力があり、雨でも見応えがあります。滝の付近では野生のアザラシなどの動物を見ることもでき、フィヨンド特有の黒サンゴを見たい方はダイビングなどのアクティビティがおすすめです！

ニュージーランドで素敵な思い出を作ろう！

いかがでしたか?

ニュージーランドは、雄大な自然が魅力的な素晴らしい国です。滞在をより楽しくするためには、この国の一般的な習慣やエチケットに慣れることが重要です。この記事を参考にニュージーランドを存分に楽しんでくださいね！

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