世界中の観光客から人気の国、アメリカ。
アメリカでは、最先端技術や美しい芸術、歴史的な建造物や美味しいグルメ、美しい大自然や面白いアクティビティなどなど、非常にさまざまな体験ができる国です。
アメリカへの旅行は、あなたにとって最高の思い出を作ってくれるでしょう。
今回は、そんなアメリカ合衆国への旅行前に知っておきたい現地の文化と習慣を紹介いたします。良い思い出がたくさんできますように!
1.コミュニケーションについて
もちろん個人差はありますが、全体的に以下のような特徴があります。
(1)フレンドリー
初対面の人にも積極的に話しかける人が多く、知らない者同士でもすぐ仲良しになることが多い。
(2)自己主張が強い
日本人のように察する文化は全くなく、全て言語化する文化があります。そのため、自分の意見をはっきりと述べる人が多いです。意見をいうことは相手を否定することではないので、ぜひ頑張って意見を言ってみてください。
(3)感情表現が豊か
表情・身振り手振りを使ってストレートに気持ちを表現します。
(4)ハグはあいさつだが…
異性・同性関係なく、カジュアルな場面では挨拶やお別れの際にハグをします。しかし、男性から女性へのハグは基本的にマナー違反です。女性からハグを求めてきた場合のみ応じるようにしましょう。
初対面の際は握手が一般的なので、ご注意ください。「フォーマルな場面では握手、カジュアルな場面ではハグ」と覚えると良いでしょう。
2.部屋の中について
(1)土足OK
最近は靴を脱ぐ家庭も増えたようですが、基本的には土足OKです。
(2)玄関のドアが内側に開く
日本とは逆です。
(3)未使用の時、バス・トイレのドアは開けておく
ドアが閉まっている時は使用中という暗黙の了解があります。
(4)洗濯物の外干しは禁止
日本と違って洗濯物を外干しする習慣がなく、それどころか法律で外干しを禁止している州も少なくありません。主に景観を損ねるという理由からですが、窃盗や放火の危険を防ぐという治安上の要請もあるようです。
(5)ゴミの分別がゆるい
州によって違いはありますが、日本と比べてゴミを分別する習慣がありません。
3.車の運転について
(1)赤信号でも右折はOK
右折禁止標識がある場所を除きますが、赤信号でも一番右の車線にいれば右折が可能です。右折できる状況なのに止まっていると、後からクラクションを鳴らされる時もあるので注意しましょう。
(2)左ハンドル&右側通行
日本と逆です。
(3)スクールバスは絶対優先
スクールバスはどんな時でも優先です。スクールバスが停車し赤いフラッシュが点滅したら、後続車も対向車も停車しなければいけません。児童の乗り降りが終わり、バスのフラッシュライトとSTOPサインが消えて動き出せば発進できます。
(4)踏切では一時停止しない
アメリカでは大型車(バスやトラックなど)以外は一時停止する必要はありません。逆に停止すると追突事故が発生してしまうかもしれないので、踏切はスピードを緩めず一気に通過しましょう。
(5)駐車は前向きで
アメリカでは駐車場の壁が排気ガスで汚れるのを防ぐため、ほとんどの場合はそのまま前進して前向きに停めます。
4.ジェスチャーについて
(1)手招きは手のひらを上に
日本では手のひらを下にして人を呼びますが、アメリカでは手のひらを上にします。日本のやり方だと「あっちへ行って」という反対の意味になってしまいます。
(2)自分を指す時は手全体を使って胸元で
自分を指す時、アメリカ人は親指で胸を指すか、あるいは軽く手を胸に当てます。日本人がいつものクセで自分の鼻を人差し指で差すと、「鼻がどうかした?」と思われます。また、人やモノを指す場合も人差し指ではなく、手全体を使って指します。
(3)「NO」は親指を下に向ける
「NO」の意思表示は、日本では手のひらを左右に振りますが、アメリカではいいねマークを下に向けたような形にして、親指を下に向けます。
(4)ピースサインはしない
アメリカではピースサインは同性愛のサインとして受け取られる場合があるので気をつけましょう。また、手の甲を相手に向けたピースサインは、中指を立てる行為と同じく相手を侮辱する意味になるので要注意です。
5.飲食について
(1)ボリュームが多い
アメリカでは日本と比べてボリュームが多いです。S・M・Lとサイズ分けが一般的ですが、それぞれ日本の1.5倍はあります。
(2)高級レストラン以外で食べ残しを持ち帰るのは一般的
「Can I have a box, please?(箱をいただけますか?)」「Could you box this up for me?(これを箱に入れていただけますか?)」と言って、食べきれない分は持ち帰りましょう。
(3)接客態度が自由
日本の接客と比べるとアメリカの接客はぶっきらぼうです。公営バスの運転手が停留所でもない所でストップしてトイレに行ったり、停車中にハンバーガーをほおばっているなんてこともあります。スーパーなどで閉店間際に探している商品を店員に尋ね、「もう閉店するからまた明日来れば」と返され唖然とすることもあるでしょう。
(4)飲酒は21歳から
アメリカでは飲酒ができるのは21歳以上からです。日本人は、白人よりも幼く見られることがあるため、アメリカで飲酒する際は身分証明書を持ち歩くようにしましょう。
(5)ドレスコードに注意
アメリカは日本よりもずっとTPOに厳しい国です。レストランの種類によっては、ジーンズやTシャツ、サンダルなどラフな服装は謹みましょう。レストランに行く際には事前にホームページで確認するか、予約時に問い合わせてみると良いでしょう。
(6)テーブル担当のウェイター・ウェイトレスがいる
アメリカのレストランではテーブルごとに担当のウェイター・ウェイトレスが決まっています。注文や会計などをする際には、自分の担当を呼ぶようにしましょう。
(7)片手で食べるのがマナー
アメリカでは、食事をする際、左手は膝の上に置くのがマナーとされています。ナイフとフォークを使って切る際は両手がテーブルの上にありますが、それでも切り終えたら右手だけで口に運ぶのがマナーです。
(8)スープはすすらない
アメリカではスープを飲む際に「ずずずっと」音をたててすするのはマナー違反にあたります。スプーンですくって飲むのがマナーなので覚えておくといいでしょう。
(9)お皿を手に持って食べない
マナー違反になります。カトラリーを使ってお食事しましょう。
6.支払いについて
(1)チップを払う
アメリカにはサービスを受けた際にチップを支払う習慣があります。チップの相場は、サービス料金の15%から20%程度です。チップは、英語では「Tip(チップ)」、「Service Charge(サービスチャージ)」、「Gratuity(グラテュイティ)」などと呼ばれています。
もしも伝票に「Gratuity Included」と記載されていれば、合計金額にチップが含まれているとのことなので、チップを払う必要はありません。
余った小銭でチップを支払うのはマナー違反です。失礼にあたるので、お札で渡すようにしましょう。アメリカ滞在中は1ドル札を多めに持っておきましょう。
(2)クレジットカード支払いが一般的
アメリカでは、ほとんどのお店でカード支払いが可能です。日本のカードブランドであるJCBは取り扱っていないお店が多いため、ご注意ください。店舗によってはクレジットカードによる支払いしか受け付けていない場合もあります。
7.時間について
(1)サマータイムがある
毎年3月の第2日曜日から11月第1日曜日までの間、時計の針が1時間だけ早まります。2023年の場合は 3月12日(日)から11月5日(日)までです。ちなみに、ハワイにはサマータイムはありません。
(2)アメリカ国内に時差がある
東西に長いアメリカでは、国内に時差があります。1時間ごと、本土に敷かれた4つのタイムゾーンにアラスカ、ハワイを加えた合計6つのタイムゾーンが設定されています。
8.その他について
(1)ライブ・映画館などで喜怒哀楽を表現
アメリカでは、パフォーマンスの鑑賞中に面白いシーンでみんなが一緒に大笑いしたり、悲しい場面で悲しんだりと、自宅で映画を観ているように喜怒哀楽を表現する人がほとんどです。
(2)救急車が有料
2,000ドル程度(日本円で20万円以上)かかります。
(3)厳しい喫煙制限
アメリカでは厳しい喫煙制限が課されており、ホテルのロビーやレストラン、バー、カフェなど、屋内の公共エリアはほぼ全て禁煙となっています。
(4)レディファースト
アメリカはレディファーストの国です。男性が女性に対してホテルのドアを開けてあげたり、エレベーターでは女性に先に降りてもらったり、レストランで女性が座る際に椅子を引いてあげたりといった場面を目にします。
(5)メートルではなくマイル表示
アメリカでは距離・速度の単位は「マイル」です。ちなみに1マイルは約1.6㎞です。標識やナビゲーションの案内は、㎞とマイルを混同しないように注意しましょう。
(6)トイレ使用の声かけの時は…
「Can I use the restroom?」と伝えましょう。日本語でいう「借りる(borrow)」とは言いません。
9.まとめ
いかがでしたか?
今回は「アメリカへの旅行前に知っておきたい現地の文化と習慣」等を紹介致しました。
ぜひこの記事を参考にアメリカへの旅行を満喫してください!!
Ooohでは現地に詳しい旅のプロが、チャットを通してあなたの希望に合わせて旅行プランをご提案します。チャットは無料で利用できます。些細な事でもかまいませんので、ぜひお気軽にご相談して下さい。安全で快適な旅をサポートいたします。
チャットでアメリカへの旅行の相談が無料でできるOooh