【ベトナム】海外旅行で避けるべき危険エリアと対策まとめ

東南アジアに位置する、南北に細長い国、ベトナム。
数々の世界遺産や美しいビーチがたくさんあり、日本人にも人気の観光地として知られています。またベトナムは昔フランス領であったことから、現在でもベトナム独自の文化と西洋文化が混ざりあった独特な世界観を堪能することができます。
そんな魅力に溢れるベトナムですが、旅行となると気になるのがやはり安全面。そこで今回はベトナムの治安について、お役立ち情報をお伝えします。

 



1.ベトナムの基本情報

まずは、ベトナムを訪れるなら知っておきたい基本的な情報をお伝えします。

(1)ベトナムの基本情報

正式国名:ベトナム社会主義共和国(Socialist Republic of Viet Nam)
面積:32万9241km2(日本の約90%)
人口:約9556万2435人(2018年)
首都:ハノイ(Hanoi)
民族構成:キン族(ベト族)約86%、そのほかに53の少数民族が存在している。
宗教:約80%が仏教徒。そのほか、キリスト教(9%)、イスラム教、カオダイ教、ホアハオ教、ヒンドゥー教など。
国旗:ベトナムの国旗は「金星紅旗(きんせいこうき)」と呼ばれている。赤は社会主義国に共通の色で、革命で流された戦士の血を、黄色の星は労働者、農民、知識人、青年の団結を表している。

(2)ベトナムの気候

ベトナム北部は亜熱帯性気候で四季があり、南部は熱帯モンスーン気候で乾季と雨季に分かれています。

【北部】年間の気温差が激しい地域です。1〜2月が最も寒いですが、11〜4月でも朝晩は寒く感じます。最も暑くなるのは7〜8月です。11〜12月は降雨量も少なく、過ごしやすいといわれています。
【南部】平均気温が27度で年間を通して高温。雨季は5〜10月で乾季は11〜4月です。雨季の始まる4〜5月が最も暑い時期となります。
【中部】8〜1月に降雨量が多く、特に8〜9月は猛暑となる。また、8〜9月は台風シーズンともいわれています。

 



2.ベトナムの危険エリア

日本人に人気の観光地、ベトナム。旅行に行くなら行先の治安は気になるところですよね。以下では、外務省のホームページを参考に、ベトナムの危険エリアについてご紹介します。

参考:https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_015.html#ad-image-0

(1)そもそも危険レベルとは?

外務省では安全対策の目安として、世界の各国・各地域を4つのカテゴリーに区分しています。
その基準は以下の通りです。
「レベル1:十分注意してください。」
その国・地域への渡航、滞在に当たって危険を避けていただくため特別な注意が必要です。
「レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」
その国・地域への不要不急の渡航は止めてください。渡航する場合には特別な注意を払うとともに、十分な安全対策をとってください。
「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」
その国・地域への渡航は、どのような目的であれ止めてください。(場合によっては、現地に滞在している日本人の方々に対して退避の可能性や準備を促すメッセージを含むことがあります。)
「レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)」
その国・地域に滞在している方は滞在地から、安全な国・地域へ退避してください。この状況では、当然のことながら、どのような目的であれ新たな渡航は止めてください。

(2)ベトナムの危険エリア

外務省の情報によれば、現時点(2022年3月)では、ベトナムにおいて危険エリアに設定されている地域はありません。海外の国々のなかでは、比較的安全に観光を楽しめる地域といえるでしょう。

 



3.ベトナムで気を付けるべきことは?ベトナムの治安情報

海外のなかでは比較的安全なベトナム。しかし油断は禁物、用心をするに越したことはありません。以下では、ベトナムで気を付けるべきことをまとめてご紹介します。

(1)ひったくり・スリ

治安が比較的良好といわれているベトナムですが、ひったくりやスリなどの軽犯罪の被害は多く報告されています。
特に要注意なのは、スマートフォン。一般的なベトナム人のお給料からすると、スマートフォンは高級品にあたるため注意が必要です。
以下ではスマートフォンを盗まれやすいタイミングと、対策についてお伝えします。

①道で歩きスマホをしているとき

一番危険といわれているのが、歩きスマホをしているとき。慣れない場所ではついついスマートフォンで地図を見ながら歩いてしまうことがありますが、その一瞬を狙われてしまいます。後ろから走ってきたバイクにひったくられてそのまま逃げられてしまうというケースがほとんど。
ベトナムでは歩きスマホはしない、スマホを手に持つときには車道側ではなく歩道側の手で持つようにするなどの対策が必要です。

②胸ポケットにスマートフォンをいれているとき

歩きスマホをしてはいけないという意識のあまり、胸ポケットにスマートフォンを入れてしまうと逆効果です。すれ違いざまに胸ポケットからスマートフォンをひったくられるという被害が多発しています。スマートフォンだけでなく、財布なども盗まれやすいので胸ポケットには何もいれないようにしましょう。

③タクシーの窓を開けて写真を撮っているとき

新鮮で綺麗な景色を見ると、ついつい写真を撮りたくなってしまいますよね。しかしそんな観光客の心理につけこむのがひったくり犯。タクシーの窓を開けて写真を撮っているときにひったくり被害に遭うことがあります。写真撮影をするときは窓を閉めたままで行いましょう。

④食事中スマートフォンをテーブルに置いているとき

食事中スマートフォンをテーブルに置くというのは日本ではよく見る光景ですが、ベトナムではご法度。いつの間にかなくなっていたということがよくあるようです。特にローカルのお店では注意が必要です。

(2)タクシー運賃のぼったくり

ベトナムではタクシー運賃のぼったくりが多発しており、観光客の多くがその被害に遭っています。ベトナムで安心して乗れるタクシーは2社だけ。そのほかのタクシー会社や白タクに乗ると通常の数倍の運賃を請求されます。
安心な2社とはビナサンタクシー(VINASUN)と、マイリンタクシー(MAILINH)。前者は白色をベースとした車体に緑色と赤色のカラーリング、後者は黄緑色の車体が特徴的です。
反対に注意すべきタクシーは個人タクシーや、Vantaidulichと呼ばれるタクシー。これらは観光地などで何も知らない観光客を狙っています。まったく違う場所に連れていかれたり、ものすごい速さでメーターが上がったりする場合があるので絶対に乗らないでください。

(3)バイクタクシーガイドのぼったくり

ベトナムの街を歩いていると、バイクタクシーの運転手に声をかけられることがあります。彼らは日本語や、日本語で書かれたボードを駆使して、巧みに話しかけてきますが無視しましょう。
こちら側の要求を無視して連れまわす、当初とは違う法外な料金を請求される、高いお土産を買わせるなど悪質な運転手が多く、無知な観光客を狙っています。

(4)道路横断の交通事故

初めてベトナムを訪れる人が驚くのがそのバイクの多さ。特に街の中心部の道路では、至る所を無数のバイクが埋め尽くしています。それに加えてベトナムのほとんどの横断歩道には信号がついていません。そのため、初心者が道路を横断するのは非常に難しく、危険な行為です。
安全に道路を横断するためには、まず信号を探しましょう。大都市の中心部には稀に信号のある横断歩道もあります。探しても信号が見当たらなかった場合は、横断に慣れているベトナム人の後に続いて渡るのがおすすめ。手を使って運転手にアピールしながら渡ったり、走らずゆっくりと歩いたりするのもポイントです。

 



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Ooohがこれまでに提供したベトナムのおすすめのプライベートツアーの一部をご紹介します。

 

絶景★避暑地ベトナム北部サパへ!トレッキング&少数民族を訪ねる旅

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統一鉄道で行くハノイ・ダナン・ホーチミンのベトナム縦断旅

映画「愛人/ラマン」のロケ地を巡る旅

 

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安全にベトナムを楽しもう!

いかがだったでしょうか。今回は「【ベトナム】海外旅行で避けるべき危険エリアと対策まとめ」と題し、ベトナムで危険なエリアや、気を付けるべきポイントをご紹介しました。ぜひベトナムへの旅を安全に楽しんでくださいね。
Ooohでは、皆さま一人ひとりのご要望に合わせた旅のプラン作りのお手伝いをさせていただいております。些細なことでも構いませんので、ぜひお気軽にご相談ください。

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