多くの観光客でにぎわうシンガポール。観光を楽しみたい一方で、異国の地に不安を覚えている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、シンガポール旅行で避けるべき危険エリアと対策をまとめてご紹介。ぜひ旅の参考にしてみてくださいね。
なお、新型コロナウイルスの影響により、現在多くの国や地域で入国制限が行われています。渡航を計画中の方は事前に当該国の入国制限を確認し、現地で施行中の規制や条例を遵守するようにしましょう。
最新の新型コロナウィルスによるシンガポールへの渡航制限状況
シンガポールってどんな国?
まず初めにシンガポールという国についてご紹介します。
【基本情報】
・国名:シンガポール共和国(epublic of Singapore)
・首都:都市国家のため首都はない
・人口:約580万人
・面積:719.2㎢
・通貨:シンガポールドル
・時差:日本とシンガポールとの時差は1時間で、日本の方が1時間進んでいます。サマータイムは実施していません。
・公用語:英語、マレー語、中国語、タミル語
【気候】
シンガポールは熱帯モンスーン気候に属しているため、年中高温多湿な気候です。
雨季と乾季に分かれていて、雨期である11月から2月の雨季は雨が多く、気温もいくらか下がります。
一方、3月から10月の乾季は雨が少なく、空気も乾燥しています。特に6月から8月にかけては日差しが強いです。ただし、乾季であっても1~2時間で雨がカラッとあがるスコールは頻繁にあります。そのため、雨具の携帯は必須です。
また、特に乾季は日差しが強烈なので帽子や日傘なども必要です。
【行き方】
日本からシンガポールへは、成田、羽田、中部、関西、福岡から直行便が運航されており、所要時間は6時間30分から7時間ほどです。
シンガポールの治安は?
実際、シンガポールでは年間犯罪件数が日本以上に少なく、非常に治安が安定している国だということが分かります。
とはいえ、マレーシアや近隣諸国からの出稼ぎ労働者も多く、注意が必要です。犯罪の中で最も目立つものが強盗となり、旅行中にスリや引ったくりなどの被害に遭わないよう、十分注意してください。
シンガポール主要観光地の治安と危険エリア
(1)チャイナタウン
チャイナタウンは、多くの観光客や現地の地元の人も訪れる場所です。しかし、スリや引ったくりなどの軽犯罪被害も多く、特に日本人など観光客がターゲットになる傾向にあります。
チャイナタウンへ出掛ける際は、必要最低限のお金を持参するに留め、貴重品などはホテルのセーフティボックスへ入れ、しっかりと鍵をかけておくなど対策を行ってください。
(2)リトルインディア
外国人労働者及びインド系の人が集まるリトルインディアは、夜になると外国人労働者の姿が見られ、女性一人の場合は特に危険なエリアとなるため、注意が必要です。万一声を掛けられるようなことがあっても、安易に対応してはいけません。
リトルインディアの治安はあまり良いとは言えず、訪れる場合は昼間の明るいうちだけにしておくと良いでしょう。
(3)ラベンダー
シンガポールのラベンダーは、ブギスとカランのちょうど間にあるため、駅も1駅ととてもアクセスの良い場所となっています。しかし、ホテル周辺や街では軽犯罪が多発する地域でもあり、観光客が訪れる際は特に注意が必要です。
また、昼間は飲食店やカフェなどが賑わいを見せていますが、夜は22時閉店となるところがほとんどで、夜の治安は不安定になるため、お出掛けは昼間のうちに行うのが良いでしょう。
(4)ブギス
ブギスは交通事故が多発する地域となり、日本のような交通マナーが整っていないため、車を運転している人に十分注意しなければなりません、特に、青信号で横断歩道を渡っても、車優先的な風潮があるため、交通事故に巻き込まれる可能性が高くなります。そのため信号を見て横断歩道を渡る際も、車の横行には十分に注意しましょう。
その他、ショッピング街ではスリや引ったくりなどの被害に遭わないよう、自身の持ち物の管理は確実に行うようにしてください。
(5)ゲイラン
ゲイランは、日本の歌舞伎町のような街です。夜になるとネオンが光輝き、朝まで続くそんな街です。
そのため、夜に女性だけで観光するのは避けるべきです。「あなたはいくらですか?」などと尋ねられるようなこともあり、性犯罪に巻き込まれる可能性が高くなります。
また、シンガポール政府によって管理された風俗店以外に違法な風俗店なども多く、夜の治安は非常に危険であると言えます。
シンガポールで気を付けること
(1)多額のお金を持ち歩かない
人が多く集まるデパートやショッピングセンターなど、その他観光地において、日本人観光客を狙ったスリや置き引きの被害が多発しています。
こういったスリや置き引きなどの被害に遭わないためには、多額の現金を持ち歩くことをせず、バッグは自分の前方に抱え持つこと、また、自分の周囲にいる不審者に十分注意しましょう。
(2)車上荒らしに注意
現地においてレンタカーを利用し、ショッピングセンターなどの駐車場に駐車したものの、車のガラスを割られ、中に置いてあったバッグの中の金銭や貴重品が盗まれるなどの被害が多発しています。また、キャッシュカードの盗難に遭う方も多く、車上荒らしには十分気をつけなければいけません。
車上荒らしの被害に遭わないためにも、車の中には金品を置かないこと、また、短時間であっても車のドアは必ずロックをするようにしましょう。駐車場を利用する際は、できる限り人通りの多い場所にある駐車場を利用するようにしてください。
(3)夜の一人歩きは避ける
日本とは異なり、シンガポールでは強姦・強制わいせつ行為などの性犯罪が多く、特に夜間女性は特に注意が必要です。時に公衆トイレなどに引き込まれるなどの被害も多発しているため、街で声を掛けられるようなことがあっても、安易に答えてはいけません。
性犯罪に巻き込まれないためには、あまり素肌を露出するような派手な服装は避け、夜の一人歩きは控えましょう。また、人通りの少ない場所を歩くことは避け、できるだけ昼間のうちに用事をすませておきましょう。エレベーターを利用する際は、子供だけ、女性だけの利用は避け、男性と二人だけになるような場合は利用しないなど、予防策を講じることが大切です。
シンガポールを安全に楽しもう!
いかがだったでしょうか。今回は「【シンガポール】海外旅行で避けるべき危険エリアと対策まとめ」と題し、シンガポールで危険なエリアや、都市ごとの治安状況をご紹介しました。ぜひシンガポールへの旅を安全に楽しんでくださいね。
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