【デンマーク】海外旅行で避けるべき危険エリアと対策まとめ

北欧に位置する平和な国 デンマーク。豊かな文化遺産があり、アンデルセンの童話や、北欧の伝統が息づいているデンマーク。安全な国であると言われる一方で、いくつか注意しなければならないポイントもあります。ぜひこの記事を読んで安全に対する知識を付けてから、デンマーク旅行を楽しんできてください!



デンマークで注意したい地域

 

2024年8月現在、外務省からの危険情報は出ていません。

だからといって滞在中は気を抜かず、安全に対する意識を持って過ごすようにしましょう。

以下に緊急時の連絡先を掲載しています。

警察・救急・消防

電話112

在デンマーク日本国大使館

電話33-11-33-44

国外からは(国番号45)33-11-33-44



デンマークで注意したい犯罪

デンマークは、ヨーロッパ諸国の中でも比較的安全な国というイメージをもたれていますが、強盗、窃盗、詐欺等の犯罪が多数発生しています。また、空港、空港・市街地間を結ぶ電車内、ホテル、レストラン、観光地において、スリや置き引きなどの盗難被害が発生しています。特にアジア系の観光客は多額の現金を持っているとして、ターゲットになりやすい傾向がありますので、特に注意してください。

(1)空港や公共交通機関内での被害

・空港に到着した際、ターミナルから駐車場に向かう間、背中側に鞄を掛けていたところ、気がついたらファスナーが開けられ、在中の旅券等を盗まれた。

・空港から出発した列車内において、荷物を網棚へ載せる作業を相席の男に手伝ってもらったが、その男が下車した後に網棚を見たら荷物がなくなっていた。

・電車内で親切にしてくれた男が小銭を床にばらまき、その男から拾ってくれるよう頼まれたため手伝っていたところ、網棚に置いていた鞄が盗まれた。

・ペンキやケチャップが服に付いているとして呼び止められ、服に気を取られている間にカバンを盗まれた。

(2)ホテルや飲食店での被害

・ホテルの朝食会場で、席にバッグを置いて料理を取りに行き、席に戻るとバッグが盗まれていた。

・比較的有名なホテルに宿泊し、部屋に備え付けられているセーフティ・ボックスに旅券・現金等の貴重品を入れて夕食に出たが、部屋に戻るとセーフティ・ボックスごと盗まれていた。

・飲食店のカウンターで、バッグを脇に置いてビールを飲んでいたところ、店外で大声がしたので2~3秒そちらを向いた間にバッグがなくなり、横に座っていた男もいなくなっていた。

(3)観光中や買い物中の被害

・買い物を終え、店外に出ようとした際、前にいた人が突然屈んで靴ひもを直し始めたため、立ち往生していたところ、背負っていたリュックのファスナーが開けられ、財布が盗まれた。

・繁華街で警察官を名乗る者から職務質問を受けて所持品検査に応じたところ、財布から現金が抜かれていた。(類似事案:同様の手口で巧みにクレジットカードの暗証番号を聞き出され、多額の現金を引き出された)



犯罪対策

(1)到着時の空港におけるターンテーブルからの荷物引き取り時、両替時、トイレ利用時などにも、手荷物を身体から離して放置せずに必ず手を添えておく(目の届かない足下等に置くと、置き引きに遭う可能性が高くなる)。 ホテルにおけるチェックインおよびチェックアウト時、両替時、さらには買い物時などでも、同様の注意が必要です。

(2)多額の現金を持ち歩かない、貴重品は分散して持つ、携帯品は不用意に身体から離さない、宝石等の貴金属類は極力身につけないといった基本的な防犯対策に心掛けましょう。(デンマークでは少額であってもクレジットカード等による支払いが一般的であり、多額の現金を持ち歩く必要はない。)

(3)ホテルでの朝食等ビュッフェ形式の食事の際には、置き引き被害が頻発しているので、料理を取りに席を離れる場合には、テーブルや椅子の上に手荷物を放置してはいけません。

(4)犯罪者は現金所持者を物色しているので、人前で現金を安易に見せないことはもとより、商店での支払い時などでも、財布内を他人から見られないよう周囲の状況に注意を払い、また、財布を保管する場所を見られないよう気をつけましょう。

(5)旅行者の衣服にジュースやケチャップを付けたり、旅行者の近くで小銭を落となどにより注意を引き、その隙に仲間(あるいは本人)が、置き引きやスリを働く手口があるので、自分の周りで何があっても、常に自分の手荷物に注意を払いましょう。 

(6)麻薬に関連する犯罪の巻き添えにならないためにも、興味本位で見知らぬ人物に接触することは避け、不審な人物からの声掛けには応じてはいけません。



デンマークでの滞在で気をつけたいこと

①立入禁止地区

 デンマーク国内で立ち入りに制限が設けられている地域はほとんどありませんが、軍の施設等立入禁止区域には、その旨の表示があるので、立ち入らないようにしてください。

②写真撮影

 軍の施設、空港のセキュリティー・コントロール・エリア等の特定地域以外は、特に写真撮影が禁止されているところはありません。

③就労

 就労する場合には、事前に労働許可を取得することが必要です。不法就労者に対する取締りも強化されており、摘発された場合は、逮捕・拘留され、罰金等の制裁を科されたうえで国外退去を命じられます。

④自動車の運転

 飲酒運転の取締りは厳しく、取締りの基準も日本と同程度であり、血液中のアルコール濃度により罰金、免許停止、拘留等の刑罰が科されます。また、自転車道が歩道と車道との間に設けられていますので、自動車を運転する場合には特に注意してください。

⑤健康

 特別に注意しなければならない風土病はありませんが、冬季が長く、日照時間が極端に短いため、日光の不足からビタミンが不足がちとなり、疲れやすくなることがあります。そのため、現地の人々は普段から日光浴を心掛け、野菜類の摂取に気を配り、総合ビタミン剤をよく服用します。



(おまけ)デンマーク料理紹介

・スモーブロー(Smørrebrød)

いわゆるオープンサンドイッチで、バター(スモー/Smør)と パン(ブロー/Brød)に由来します。スライスしたライ麦パンの上にバターを塗り、その上に様々な食材を乗せてナイフとフォークで食べるシンプルな料理です。例えば、チーズ、ハム、エビ、スモークサーモン、ニシンの酢漬け、ゆで卵、スクランブルエッグなどをレモンや香草ディル等を添えて美しくトッピングした、バラエティー豊かな料理です。町中を歩けば、スモーブローを店頭に並べたファーストフードのお店を多く見かけることができ、首都コペンハーゲンなどでは、スモーブロー専門のレストランもあるのでぜひ訪れてみてください!

・フレスケスタイ(Flæskesteg)

デンマーク風のローストポークで、デンマークを代表する料理とされており、特にクリスマスに好んで食されます。豚の背中の部位を皮付きの塊で、オーブンで数時間かけてカリカリになるまで焼きます。それをスライスし、グレーヴィーソースをかけて食べます。皮のクリスピーな食感が食欲を掻き立てます。紫キャベツの煮込み、茹でたジャガイモ、クランベリーソースをつけ合わせるのが最も一般的です。

・エープルフラシュク(Æbleflæsk)

この料理の名は、りんご(エーブル/Æble)と豚肉(フラシュク/flæsk)です。豚バラ肉を1cmほどの厚切りにして表面がカリカリになるまで焼き、りんごのソテーと共に食べます。豚肉の焼き加減は家庭によりお好みで違い、表面がカリッとする程度に焼く家庭や、カリカリベーコンぐらいに焼く家庭まで、様々あります。

・エゲケー(Æggekage)

エゲケーとはデンマーク語でエッグケーキを意味します。見た目は、スペインのトルティージャに似たオムレツのような料理です。溶きほぐした卵に、牛乳を加え、トマト、玉ねぎ、ニシンなどを加え、塩で味付けをしてフライパンで焼きます。ニシンが具材として使用されているところが、デンマークらしいユニークな料理ですね。



デンマークで素敵な思い出を作ろう!

今回は「【デンマーク】海外旅行で避けるべき危険エリアと対策まとめ」をご紹介いたしました。

デンマークに治安がよい、安全な国というイメージがあるとはいえ、旅先でのトラブル回避のためにも犯罪等には十分に気を付けながら過ごすようにしてください!

是非今回の記事を参考に旅行を楽しんでくださいね。

 

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