コロンビアは南米大陸の北部に位置する大きな国。多様な国土に合わせて料理も多様です。南米の典型的な料理の他にアンデス地方で食べられる特有の食材もあり、各地方によって料理の特色が違うのも特徴です。しかしコロンビア料理と聞いても頭に浮かぶ人は少ないかもしれません。またなかなか行ける場所ではないのでお土産にもこだわりたいもの。今回は、コロンビアへ旅行した際のおすすめグルメ、お土産を紹介します。
0.コロンビアってどんな国?
南米大陸の北西部にあるコロンビアは、北東部でベネズエラと接し、南西部でエクアドルと接しています。1509年の侵略以来、長年スペインの支配下にあり、今でも植民地時代の建造物群が多く残っています。国名は、アメリカ大陸の発見者であるコロンブスに由来しています。ラテンアメリカ第3位の人口を誇り、コーヒー、エメラルド、バラなどが主な生産物。長年治安の悪い国とイメージされてきましたが、ここ数年で治安は改善されていて、観光客も増え、経済成長が著しい国でもあります。
1.コロンビアのおすすめグルメ
コロンビアでは米がよく食べられ、米のほかにはキャッサバ芋や木芋、じゃがいもを料理に使用します。おすすめのコロンビア料理を紹介します。
(1)アレパ (Arepa)
すり潰したトウモロコシから作られる伝統的な薄焼きパン。直径や厚み、調理法は地域によって異なります。中にチーズ、卵、肉などを詰めたり、砂糖を加えた甘いアレパなどもあります。
(2)バンデハ・パイサ(Bandeja Paisa)
日本でいう定食といった感じでワンプレートでいただくご飯。ご飯に目玉焼きとチョリソー、チチャロンという豚肉のフライをのせ、フリホーレス(豆のシチュー)をかけます。付け合わせに小さなアレパや揚げバナナ、サラダやアボカドが付いてくることが多いようです。
(3)アヒアコ(Ajiaco)
鶏肉とジャガイモを主材料に、トウモロコシ、長ネギ、パクチーなどを加えて煮込んだスープのこと。ジャガイモを崩れる直前まで煮込み、ドロッとした食べ応えのある食感が特徴です。濃厚なスープに、あっさりとしたアボカドや酸味のあるサワークリーム、ケッパーのピクルスの味が良く合います。
(4)モンドンゴ(Mondongo)
牛のモツ(ハチノス)をメインに鶏肉や牛肉、ニンジンや玉ねぎ、ジャガイモ、エンドウ豆などの野菜をコリアンダーなどのスパイスで煮込んだスープ料理。ライムやサルサソース、アボカド、アレパ、サラダとジュースが付いた定食でいただくことが多いです。
(5)ペロ・カリエンテ(Perro caliente)
「ペロ」はスペイン語で犬(ドック)、「カリエンテ」はホット、つまりホットドックという意味です。ソーセージにさけるチーズくらいの太いチーズが挟まっていて、コールスローをさらにこまかくしたようなサラダにアボカドソース、カリカリのフライドオニオンがふりかけてある、ボリューミーなものもあります。
(6)エンパナーダ(Empanada)
ジャガイモ、チーズ、鶏肉、牛肉などなど、様々な具材を皮で包んで揚げた料理です。スタンドなどで売られていて、間食として、立ったまま食べている人をよく見かけます。ラテンアメリカの各国ではオーブンで焼くのが主流ですが、コロンビアではトウモロコシ粉を使うことと、油で揚げることの2つの特徴があります。
(7)タマーレス(Tamales)
バナナの葉っぱにくるまれた、ご飯や鶏肉などの具材が入った、炊き込みご飯のような料理です。現地では朝食や昼食として食べることが多いようです。
(8)ブニュエロ(Buñuelos)
小麦粉とチーズを混ぜたものを油で揚げたもの。外はカリッと中はふんわりとしていて、程よくチーズの味が効います。甘すぎないので日本人にも好まれる味です。
(9)マサト(Masato)
発酵飲料のマサトは、米や砂糖とパイナップルを使って発酵させて作られる飲み物。広く南米各国で飲まれている発酵飲料ですが、地域によって原料は芋やトウモロコシ、ユカ(芋の一種)など様々です。見た目は白濁していて、味わいや飲み心地はどぶろくや韓国のマッコリのような少しドロッとした感じです。
コロンビアのおすすめお土産
コロンビアには日本ではあまり見かけない珍しい物がたくさんあります。旅の思い出にぜひ手に入れたいお土産を紹介します。
(1)コーヒー豆
ブラジル、ベトナムに続き、生産量世界第3位を誇るコロンビアのコーヒーは、やはりお土産の定番。コロンビアコーヒーは100%上質なアラビカ種で、このアラビカ種の生産量では世界1位を誇ります。赤道に近い国なので、年2回の収穫が可能となっています。
(2)チョコレート
チョコレートで有名なエクアドルとベネズエラに挟まれているコロンビアも然カカオの生産が盛んです。生産量はベネズエラの倍以上とも言われいるにも関わらず、市場にあまり出てきていません。ほとんどが国内で消費されているため、コロンビア国外ではなかなか出回っていないのです。多様な気候から数多くのフルーツが栽培されているコロンビアでは、フルーツと一緒に加工されたチョコレートもよく見かけます。
(3)陶器
コロンビア中部にあるボヤカ県のRáquira(ラキジャ)は、アーティストたちのコロニーとして発展した街。北アンデスの伝統的な陶器と、手織り品を生産する街として知られています。ここ作られた器やお皿、陶器でできた風鈴などは、コロンビア国内でも人気のお土産品です。
(4)エメラルド
コロンビアは、石油や天然ガスに代表されるように、比較的天然資源に恵まれた国。世界のエメラルドのおよそ2/3がコロンビア産で、首都ボゴタにはエメラルド・トレードセンターなるビルまであるのです。
(5)ワイウのバック
ワイウ・モチーラと呼ばれる布バックは、サンタマルタ地方の先住民族であるワイウ族が昔から編んでいる伝統の民芸品です。リオ・オリンピックでコロンビア選手団が入場行進時に持っていたことから、おしゃれの一部として流行りました。
(6)Chivaの置物
chiva(チーバ)と呼ばれるこのバスは、トラックを改造した様なボンネットバスで、大音量で音楽をかけ、屋根に荷物を沢山積んで走ります。田舎では、お祭りや街への買い出しの時に、街中では、観光用やディスコめぐり用にこのバスが走っています。コロンビアらしいお土産にぴったりです。
Ooohおすすめのプライベートツアー
Ooohがこれまでに提供したコロンビアのおすすめのプライベートツアーの一部をご紹介します。
コロンビアの旅を楽しもう
いかがでしたか?コロンビアは日本から遠く離れた南米の国なので、日本ではなかなか食べられない美味しい料理がたくさんあります。ぜひ訪れた際は紹介したグルメを食べてみてください。またコロンビアでしか手に入らない珍しく喜ばれるお土産を集めてみました。もしお土産選びに迷ってしまったら参考にしてみてくださいね。
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