中国の特別行政区のひとつマカオ。元ポルトガルの植民地であり、食文化も大きな影響を受けています。スパイスの効いた肉料理や、ココナッツミルクをふんだんに使ったデザートなど、マカオには独特ながら美味しいグルメが沢山あります。またお土産選びは旅の醍醐味。お菓子や雑貨、置物など、多種多様なお土産が揃っており、何を買うのかきっと迷ってしまうはず。今回は、マカオへ旅行した際のおすすめグルメ、お土産を紹介します。
1.マカオってどんな国?
マカオは香港からフェリーで約1時間の位置にある中国の特別行政区です。
日本からは直行便がとんでおり、飛行時間は約4~5時間です。マカオの気候は亜熱帯性に属しています。年間を通して暖かく、湿度が高いのが特徴です。
観光のベストシーズンは秋に当たる10月~12月で、気温・湿度とも下がるためすごしやすく、雨が少ないのでおすすめです。
マカオと聞くとカジノをイメージする人も多いのではないでしょうか。いまやラスベガスを抜いて世界一のカジノ都市です。
また1999年に中国に返還されるまで、ポルトガルの植民地であった歴史を持っています。街を歩くとポルトガル植民地時代に建てられた西洋風の建物と中国らしさが感じられる寺院や通りなどのコントラストを楽しむことができます。
2.マカオのおすすめグルメ
(1)ガーリーシー(咖哩蟹)
カレー味のカニという見た目が豪快な料理。
インドから伝わったといわれています。オリーブ、オニオン、赤唐辛子などと共に調理され、甲羅ごと盛りつけて提供されます。ギッシリ詰まったカニの身は、食べごたえのある贅沢な料理です。
(2)アフリカチキン(非洲雞)
何種類もの香辛料で漬け込んだ鶏肉を焼き上げ、玉ねぎや香辛料、ココナッツミルクなどのソースをかけて仕上げます。
ココナッツ風味の特製ソースによって、スパイスの辛さを和らぎマカオらしい味わいとなっています。鶏肉の焼き方、ソースに使われる香辛料の種類やかけられるソースの量などお店によって大きく違うので、いくつかのお店で食べ比べを楽しむのもおすすめです。
(3)ダックライス(葡式焗鴨飯)
鴨肉でとった出汁や香辛料で炊いたご飯。
カモやチョリソーをのせ、オーブンで焼いて仕上げます。ポルトガルでもよく食べられている料理で、見た目はシンプルですが味わい深く、重すぎないので様々な料理と合わせて楽しめます。
(4)ポークチョップ・バーガー(猪扒包)
胡椒やニンニクを効かせた骨つき肉をバンズに挟んだだけの、シンプルな料理です。
見た目は地味ですが、口いっぱいに広がる肉汁の旨味と、ふっくら香ばしいバンズとのハーモニーが絶品です。
(5)バオヅァイファン(煲仔飯)
マカオは中国の特別行政区として中華の食文化の影響も受けています。
煲仔飯は小さな土鍋で米を炊き、炊きあがる直前に味付けをした具を乗せた中国料理。トッピングはお店によって違いがあるので、色々な組み合わせを楽しんでみてください。
(6)シャオマージシオー(燒馬介休)
塩漬けの干しタラを意味する「馬介休」。
実はポルトガルでも一般的な食材です。字のとおり焼いたタラの料理です。ほかにもタラのコロッケや、タラとジャガイモ炒め、タラのグラタンなど馬介休料理がマカオにはたくさんあります。
(7)カレーおでん(咖哩牛雜・咖哩魚蛋)
日本でイメージされるおでんとは異なり、具材は魚のすり身や野菜などが多く、それらにカレー味のスープをかけて食べるいうスタイル。
露天などで販売されていストリートフードの定番で、多くの人がお店の近くで熱々のカレーおでんを食べている姿を見かけます。
(8)トウファ(豆花)
豆乳を凝固剤で固めたものに、ほんのり甘いシロップをかけて食べます。
豆腐と異なり豆花はにがりではなく、石膏粉やさつまいも粉を凝固剤として使用されています。イソフラボンを豊富に含む大豆が原料なので、ヘルシーでカロリーが低いのが嬉しいところ。現地では朝食に食べられていることが多いようです。
(9)エッグタルト(葡式蛋撻)
マカオで鉄板のローカルデザートといえばエッグタルト。
日本や香港でも親しまれているデザートですが、マカオのエッグタルトはサクサクのパイ生地で作られているのが特徴です。意外にも甘さ控えめで、プリンのような味わいです。
(10)ムーカンブーディン(木糠布甸)
細かく砕いたビスケットと生クリームを交互に重ねて作るデザートで、マカオ版ティラミスとも呼ばれています。
エッグタルトに並ぶ代表的なスイーツで、家庭で作る人もいますが専門店もたくさんあります。
3.マカオのおすすめお土産
(1)杏仁餅(アーモンドクッキー)
アーモンドの優しい風味と口のなかで溶けるような独特の食感を楽しめます。
アーモンドや黄味、胡麻など様々なフレーバーのものが売られていますが、もっとも伝統的な杏仁餅にはそれらは使われておらず、緑豆の粉と砂糖で作られた生地に甘い豚肉を押し固めて作るのだそう。個包装で販売されているものも多いので、職場などでばらまき用のお土産にするのもおすすめです。
(2)エッグロール(鮮蚕巻)
見た目はとても甘そうなのですが、実際はしつこくない甘さなのでいくらでも食べられてしまします。
お土産にもおすすめですが、焼きたてのものが美味しいので、スーパーやベーカリーでアツアツのエッグロールを召し上がってみてください。
(3)イワシの缶詰
ポルトガル文化が根付くマカオでは、ポルトガルからもたらされたイワシの缶詰がよく家庭の食卓に並ぶそう。
イワシのオリーブオイル漬けは、ご飯や麺、炒め物などに良く合う優れものです。パッケージが可愛らしいデザインのものが多いので、女性に喜ばれそうですね。
(4)マカオビール
日本のキリンビールが監修したエールタイプのプレミアムビールです。
泡立ち、口当たりがよく、フルーティーな後味が特徴でマカオの温暖な気候やポルトガル料理にもよく合います。緑のボトルに貼られたラベルには、マカオの定番観光スポット「聖パウロ天主堂跡」がデザインされています。
(5)ガロ
ポルトガル発祥の民芸品のにわとりの置物です。
「幸運をよぶにわとり」として親しまれています。立派なトサカにおどけたような目、胴体にはカラフルな装飾が目に留まります。一つひとつ表情やデザインが違うのでじっくり選んでみてください。
(6)アズレージョモチーフのグッズ
ポルトガルの芸術文化を支えてきたタイル、アズレージョ。
ポルトガル文化が色濃く残るマカオでも、建物の外壁から歩道、ストリート名を標すプレートまで、街の至る所で美しいアズレージョを目にすることができます。そんなポルトガルの伝統アートをモチーフに作られたアズレージョグッズは、マカオのお土産にもぴったりです。
マカオの旅を楽しもう
いかがでしたか? マカオには日本人の口にも合う美味しい料理がたくさんあります。ぜひ訪れた際は紹介したグルメを食べてみてください。またマカオを感じられる、実用的かつマカオらしいお土産を集めてみました。もしお土産選びに迷ってしまったら参考にしてみてくださいね。Ooohでは現地に詳しい旅のプロが、チャットを通してあなたの希望に合わせて旅行プランをご提案します。チャットは無料で利用できますので、ぜひお気軽に相談して下さい。
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