【定番からB級まで】モロッコを訪れたら食べたいグルメ8選

モロッコはアフリカ北西部に位置するので、モロッコの食文化は”砂漠の民ベルベル人とアラブの食文化のミックス”と表現することができます。
フランスの植民地だったことから、モロッコの主食はパンです。モロッコで最も一般的な「ホブス」、薄く焼いた「ムセメン」、日本人にもお馴染みの「バゲット」などがあります。モロッコの人々は、これらのパンをお供に様々なおかずやスープを食べます。
今回は、煮込み料理や豆を使ったグルメ、食感がユニークなクスクスなど、日本では食べられないモロッコのおすすめグルメをご紹介していきます。



必ず食べたい!おすすめグルメ8選

(1)クスクス

モロッコ人の大好物として定番なクスクス。クスクスは、元々モロッコなどの北アフリカの先住民であるベルベル人の伝統料理であり、何千年も前から食されている歴史の深い料理なんです。世界最小のパスタと言われており、現在は北アフリカ~中東でよく食べられ、ヨーロッパや南米まで世界で広く食されています。クスクスの上には煮込んだ野菜と肉をトッピングして一緒に頂きます。

イスラム教が国教のモロッコでは、イスラム教にとっての安息日である金曜日に、家族でクスクスを食べる習慣となっています。金曜日の昼食にクスクスを食べることが多く、朝に家族でモスクに行きその後のお昼にクスクスをみんなで食べるようです。この他にも、結婚式や誕生祝い、割礼、葬式など、人生の節目となる主要な行事でも食べられています。是非、食べてみてください!

 

(2)タジン

モロッコの郷土料理であるタジン。クスクスと同じぐらいモロッコでは主流のメイン料理となります。タジンとは、三角のとんがり帽子のような蓋が特徴の鍋料理のことで、野菜や肉をたっぷりのスパイスを使って1時間以上じっくりと煮込まれており、旨味がぎゅっと凝縮されています。タジン料理はいくつか種類がありますが、モロッコはイスラム教なので、豚肉は食べません。そのため、モロッコではチキンやラムの肉を使ったタジンが一般的です。例えば、牛肉とプルーンのタジンはスパイスと甘味がするタジンでパンに付けて頂けます。さらに、ひき肉のミートボールを煮込んだケフタタジンは、トマトベースで日本人にとって一番親しみがわく料理だと思います。また、モロッコは海に面しているので海鮮も豊富です。レモンが効いた魚のタジンもまた違った風味で美味しいので、色々なタジン料理を楽しんでみてください!

 

(3)ハリラ

日本でいう味噌汁のようなハリラ。モロッコのおふくろの味で家庭でも飲まれている定番のスープです。イスラム教徒がほとんどのモロッコでは、ラマダンという断食が今も行われており、そのラマダンの儀式が明けた時によく飲まれるようです。優しい味ながら野菜や豆の栄養分がたっぷりと入っているので健康にも良いと思います。断食明けの空腹の状態では、いきなり脂っこい物をお腹に入れることは危険なので、ゆっくりとお腹をウォーミングアップさせるため、優しく栄養のあるハリラを食べるんです。スパイスが沢山効いていますので、体が温まる優しいスープとなっています。日本では中々味わえない味なので、是非ご賞味ください。
初めて飲むとその独特な味に慣れないかもしれませんが、毎日飲んでいると食事には欠かせない一品になってくるのが不思議ですね。寒い日や胃が疲れている時にもぴったりのスープとなっています。

 

(4)ホブスシンプルで飽きない味わいのパン「ホブス」

モロッコにおいて欠かせないソウルフードのホブス。フランスの植民地であった歴史から、パンが美味しい国でもあるモロッコでは、レストランで何を食べるにも必ずパンが付いてきます。スプーン代わりにパンを使いながら食べると言っていいほど、モロッコ料理には欠かせないものの1つです。一番典型的なパンは、マハラシュという円形で平たいパンです。これをちぎってタジンやスープに付けたり、すくったりして食べます。さらに、中に卵やハムなどを挟んでサンドウィッチにしたりもします。現地では、じゃがいもとゆで卵を挟みオリーブオイルをたっぷりかけたものが人気のようです。
とっても甘党なモロッコ人は、ホブスに甘いジャムやはちみつなどをかける食べ方も好き。このように色々な食べ方でホブスを楽しんでみてくださいね。街角のパン屋さんでは、できたてをそのまま食べるのも美味しいので、モロッコでお腹が空いたときには、手軽に食べることができるパンを購入して食べてみてください!

 

(5)ミントティー

モロッコの代表的な飲み物であるミントティー。使用されている茶葉は、中国茶葉でそこには生のミントと甘い砂糖がたっぷりと入っています。通常は、温かいものですが、冷えた状態でもとても美味しく、一息つきたい時には欠かせない飲み物です。甘いお茶が苦手な場合は、砂糖なしのものを注文するとすっきりとミントが香る美味しいお茶を提供してくれます。甘いお菓子を食べる時は、砂糖なしのミントティーに変えるなど、付け合わせのお菓子によって無糖か加糖か変えて楽しんでみても良いかもしれません。ポットに入ったミントティーを高い位置から注ぎ入れるパフォーマンスも見ものです。それを何度か繰り返すことで、空気が入ってまろやかになると同時に飲みやすい温度になるそう。ツアーではガイドさんがミントティを勧めてくれることがありますが、一杯飲んだだけでも旅の疲れを癒してくれます。是非、ティータイムにミントティーを楽しんでみてください!

 

(6)ケバブ

ケバブと言えば、トルコを思い浮かべるかもしれませんが、ケバブ自体はアラブ圏全体で食べられているんです。ケバブは、鶏や牛、羊などの肉を串に刺し、炭火でじっくりと焼いたものを指します。いわゆるバーベキューのお肉のようなものと思っていてください。日本のバーベキューや焼き鳥とは違う点は、スパイスが使われていることです。焼く前にスパイスをお肉に揉み込み、じっくりと炭火で焼くことで、スパイスの風味がしっかりとしみ込んだケバブが完成します。モロッコの屋台では手軽にケバブを購入して食べることができるので、食べ歩きの時などに購入して食べてみると良いと思います。屋台なので、衛生面には気をつけるようにしてください!

 

(7)モロッカンサラダ

沢山の野菜が細かく角切りされているのが特徴的なモロッカンサラダ。トマトやきゅうり、ピーマン、玉ねぎなどの野菜が使用されており、クミン風のドレッシングで和えたものになります。オリーブがトッピングされていることも多く、健康的な一品です。モロッコで食べられるほとんどのサラダは、ハーブやスパイスで味付けされているのですが、モロッカンサラダは想像以上にさっぱりとした味付けになっており、スパイシーなメイン料理とすごく合って、一緒に食べるのにちょうど良いです。色んな種類のサラダがあるので、是非食べてみてください。

 

(8)カウカウ

カウカウは、モロッコで量り売りで買える豆のことになります。モロッコの人々にとって豆は身近なもので、沢山の料理に豆が使われているんです。軒先に並ぶミニショップに様々な豆やアーモンドなどが並んでいるので、お好みの豆を量り売りで購入することができます。ついつい買い過ぎてしまわないように気をつけましょう。モロッコでは、あまり日本では馴染みのない豆料理が沢山あります。ひよこ豆をペースト状にして塩とスパイスを振りかけただけのヘルシーなファストフードは、安くて美味しく子供たちに人気のあるローカルグルメとなっています。是非、試してみてください!

 



モロッコに行こう!

いかがでしたか?
モロッコのグルメはどれも日本人には珍しい味!でも一度食べたらその味が忘れられないやみつきになるグルメばかりです。日本ではなかなか出会えないグルメをぜひモロッコで味わってみてくださいね。
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