シンガポールは東南アジア随一の近代的な都市であり、日本からのアクセスも良いので人気の観光地です。多民族国家なので、料理は中華系、マレー系、インド系などさまざまな料理を味わうことができ、旅行者の胃袋を満足させるご当地グルメが溢れています。またお土産選びは旅の醍醐味。シンガポールらしさが詰まった、渡す相手が喜んでくれるものを選びたいですよね。今回は、シンガポールへ旅行した際のおすすめグルメ、お土産を紹介します。
1.シンガポールってどんな国?
シンガポールは、マレー半島の南端にある島国です。シンガポール島と周辺の小さな島々から構成される多民族国家で、緑あふれる美しい都市環境から「ガーデンシティ」とも称されています。また、近年の目覚ましい経済発展により世界的な金融センターの地位を確立、東南アジアで唯一の先進国でもあります。民族構成は、中華系が約7割で、他にマレー系、インド系と続き、マレー語、中国語、タミル語、英語の4つが公用語。気候は年中高温多湿で雨季と乾季に分かれています。治安も良いため、初めての海外旅行にはもってこいの国です。
2.シンガポールのおすすめグルメ
シンガポールは自炊文化があまり浸透しておらず、基本的に1日3食全部が外食という人も多いため、外食産業が発達しています。おすすめのシンガポール料理を紹介します。
(1)チキンライス(Chicken rice)
鶏の脂で炒めた白米を、同じく鶏からとったスープで調理したご飯に、茹でた鶏肉が添えられたもの。シンガポールの代表的な料理であるチキンライスは、日本人が想像するようなケチャップライスとは全く違います。好みに合わせて、チリソースや醤油に近い味のブラックソースをかけていただきます。あっさりとした味で日本人の口にも合います。
(2)チリクラブ (Chilli Crab)
チリソースがたっぷりかかった丸ごとの蟹を、ワイルドにいただく一皿。手が汚れるなんて気にせず、是非手づかみで豪快に食べてほしいです。美味しいソースには、揚げパンのようなパンをつけて残さず食べましょう。
(3)ラクサ(Laksa)
東南アジアでポピュラーな麺料理。コナッツミルクをベースとしたスパイシーなスープに、米麺を入れたものです。出汁には、エビなどの海鮮類が使用されています。シンガポールのラクサは、ココナッツミルクのスープに、ハーブたっぷりのチリペーストを合わせた、こってりとしたスープのカトンラクサが主流です。
(4)バクテー(Bak kut teh)
豚のスペアリブなど骨付きの肉を、ニンニクやしょうが、ハーブで煮込んだ料理。中国茶と一緒に食べるのが主流です。潮州系の港湾労働者が精をつけるために食べたのが始まりといわれ、シンガポールでは、なんと朝ご飯として食べられることも多いのです。
(5)フィッシュヘッド・カレー(Fish head curry)
南インド系の移民が、捨てられる魚の頭を利用してつくったのが始まりと言われるカレーです。白身魚の頭を、ココナッツベースのこってりとしたカレーと煮込んで作ります。歯をむいた魚の頭がそのままカレースープに浸かって出てくるので、見た目のインパクトに驚かされます。
(6)ホッケンミー(Hokkien mee)
太い麺と豚肉、エビ、イカなどを炒めた焼きそばで、エビなどのダシを吸った麺の味わいが、シンガポールフードの中でも、日本人の口に合うと評判です。お好みでライムを絞ったり、サンバルというチリソースを付けながらいただきます。
(7)サテー(Satey)
香辛料入りのタレに漬け込んだ牛肉、豚肉、羊肉などの串焼き料理であるサテーは、インドネシアなど周辺国でも良く食べられており、焼き鳥に近い印象があります。空調のきいたフードコートやレストランより、オープンエアのホーカーズで汗をかきながら食べるのがおすすめです。
(8)ヨンタオフー(Yong Tau Foo)
日本のおでんのような料理。もともとは中国客家の家庭料理で、肉や魚のすり身をつめた豆腐や野菜などの好きな具を選び、魚介でダシをとった美味しいスープとともにいただきます。
(9)カヤトースト(Kaya toast)
卵・パンダンリーフ・砂糖・ココナッツミルクでつくるカヤジャムをパンにぬりバターをはさんだトーストのこと。シンガポールでは昔から食べられているローカルフードです。
(10)チェンドル(Chendol)
東南アジア発祥の伝統的なお菓子です。緑豆から作られた細長いゼリーで、これをかき氷の上に乗せて
椰子砂糖シロップとココナッツミルクをかけて食べます。
3.シンガポールのおすすめお土産
ばらまき土産にピッタリのお菓子やコスメから自分用にも買いたい高級ホテルのスイーツまで、シンガポールには気になるお土産が盛りだくさん。シンガポール旅行でおすすめのお土産を紹介します。
(1)タイガーバーム(Tiger Balm)
名前の通り虎の絵が描かれたパッケージが印象的な軟膏です。肩こりや筋肉痛、鼻づまりや虫刺されなど様々な効果のある「万能薬」として、アジア圏をはじめ欧米でも愛用者の多いロングセラー商品。タイガーバームには赤と白2つの種類あり、それぞれ成分や効能が異なるのですが、どちらも自然由来のオーガニックな成分で作られています。
(2) プラナカン雑貨(Peranakans miscellaneous goods)
アジアとヨーロッパの文化がミックスされてできたプラナカン文化。カトン地区に代表されるパステルカラーの建築や華やかでカラフルな陶器など、独特なデザインが目を引きます。
(3)香水瓶(Perfume bottle)
女性へのお土産にイチオシなのが「JAMAL KAZURA AROMATICS」の香水瓶です。アラビア風のかわいい香水瓶から、ドラゴン、ワニ、ウマなどの動物の形をしたものまで、細部にまでこだわったガラスの香水瓶は、置物としても部屋に一つ置いておきたいですね。
(4)「Smiggle」の文房具(“Smiggle” stationery)
オーストラリア発の文具雑貨ブランド「Smiggle」。シンガポールのショッピングセンターに行くと必ずと言っていいほどある大人気ブランドです。POPでカラフルな文房具は見ているだけも楽しい。日本未上陸なので、文具や雑貨などが好きな方へのお土産におすすめ。
(5)ラピス サグ(Lapis Sagu)
「Bengawan Solo」というお店をはじめ、多くの菓子店で販売されている地元のお菓子です。もちもちっとした食感は、日本の“ういろう”に似ています。そしてなんといってもカラフルな色合いが目を引きます。ココナッツのよい香りがし、お茶との相性も抜群です。
(6)インスタントラクサ(Instant Laksa)
「PRIME TASTE」のラクサは、世界で一番おいしいインスタントラーメンに選出されたこともある一品。スパイスの辛さとココナッツミルクの甘さが奇跡の融合を果たしたスープに、茹で時間7分のもはやインスタントと呼んでいいのかわからない本格的な麺がからみます。家で食べられる麺料理としては至高とともいえるお土産です。
(7)「TWG」の紅茶(TWG tea)
TWGはシンガポール創業のラグジュアリーティーブランド。コットン100%のティーバッグをすべて手縫いで仕上げるなど徹底して高級感にこだわっており、特別な方へのお土産にもぴったりです。紅茶だけでなく、ティーフレーバーのマカロンもおすすめです。おいしいマカロンが日本と比べると手ごろな価格で手に入るのがうれしいです。
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