ドミニカ共和国の治安は?ベストシーズンは?海外旅行準備で知りたいドミニカ共和国の基本情報まとめ

カリブ海と大西洋に囲まれた国、ドミニカ共和国。コロンブスがヨーロッパ人として初めて上陸した土地としても有名です。世界屈指のゴルフ場をはじめ、白い砂浜とコバルトブルーの海がおりなす美しいビーチ、カジノなどを併設したリゾートホテルが多数あります。のんびりとした雰囲気と、カリブ海地域で最も歴史的遺産が多いなど魅力がたっぷりです。しかし、いざ訪れるとなれば現地の治安や安全が気になるところ。そこで、今回はドミニカ共和国を訪れる前に知っておきたい基本情報をまとめてご紹介します。

 



ドミニカ共和国ってどんな国?

まず、ドミニカ共和国の基本情報をご紹介していきます。

・国名:ドミニカ共和国(República Dominicana)
・首都:サント・ドミンゴ
・人口:1063万人(2018年)
・面積:約4万8442km2(九州に高知県を合わせた広さ)
・通貨:ペソ(RD$)
・時差:日本の-13時間
・言語:公用語はスペイン語
・宗教:キリスト教(カトリック)がほとんど
・出入国の手続き:
①ビザ
3ヵ月以内の観光目的の滞在なら日本国民はビザは不要。
②パスポート
パスポートの残存有効期間は入国時6ヵ月以上あること。

 



ドミニカ共和国の気候と服装について

亜熱帯であるドミニカ共和国は、1年を通して暖かい気候です。ドミニカ共和国の首都サント・ドミンゴの年間平均気温は約26℃。湿気は比較的少なくカリブ海からの季節風の影響で暑さも和らぐので、年間を通じて過ごしやすい気候です。また、標高によって気温は異なり、ハラバコアなどの中央山間部では年間平均気温が18.3℃と涼しい場所もあります。
季節変化はあまりはっきりしていませんが、大きく分けて雨季(5~11月)と乾季(12~4月)に分けられます。乾季の12月~4月のは暑さが多少和らぎ、乾燥し晴天が多くなるため、観光のベストシーズンといえます。7~10月は熱帯低気圧やハリケーンに襲われることもあり、年により甚大な被害を及ぼすことも多いので旅行の際は注意が必要です。
また、年間を通して1日の気温差は大きく、昼間30℃を超えても夜は20℃以下になる日もあります。基本的には夏服で過ごすことができますが、厚手のシャツやカーディガンを持っていくと安心です。

 



ドミニカ共和国での生活について

ドミニカ共和国は日本から遠く離れた国というだけあって、その生活・文化に関して様々な違いがあります。いざ現地に降り立ってからその違いに戸惑うことがないように、事前の情報収集が大切です。ドミニカ共和国での一般的な生活について、知っておきたい知識をまとめました。

・チップ
基本的にチップの習慣はありません。ホテルのルームメイドやベルボーイなどへのチップは宿泊料金に含まれているので不要です。タクシーの運転手にも、何か特別に頼んだとき以外は渡す必要はありません。

・年齢制限
18歳未満の喫煙、飲酒は禁じられています。運転免許は18歳から取得できますが、レンタカーが借りられるのは21歳以上。

・水
水道水は衛生的に整っていないので基本的に飲めません。ミネラルウオーターを購入しましょう。氷にも注意が必要です。

・電気
電圧は110V/60Hz。プラグの形状は日本と同じAタイプです。

 



ドミニカ共和国の治安について

ドミニカ共和国の気になる治安ですが、ラテンアメリカ諸国の中では治安は比較的良い方だとされています。しかし、それでも旅行者を標的にした犯罪は後を絶たないばかりか、近年全般的に治安が悪化しているそう。旅行を安全に楽しむために、しっかりと防犯対策をしましょう。旅行する際に気をつけたいポイントを対策とともにお伝えします。

・強盗
拳銃強盗やひったくり事件の発生率は日本と比較して30倍以上発生しています。中には拳銃強盗が家の中に押し入り、金品等を強奪されたものや、夜間に高層階のアパートの窓から侵入されたケースもあります。強盗事件・ひったくり事件については昼夜を問わず発生しており、特に夜間は注意が必要です。また、万一強盗に遭ってしまった場合は、下手に抵抗せず現金を渡してしまった方が良いです。

・ドラッグ
コロンビアが近いためドミニカ共和国がコカインの密輸の中継点となっているようです。知らない人に声をかけられても絶対についていかない、目立つ格好は避けるなど、自分の身は自分で守るということを心がけましょう。

・感染症
蚊を媒介とするデング熱やジカウィルス感染症等の感染が全土で確認されています。肌の露出を控えた服装を心がけ、防蚊剤を使用するなど、蚊に刺されないための対策を徹底しましょう。

 



ドミニカのおすすめ観光スポット

サントドミンゴ

ドミニカ共和国の首都サントドミンゴは、アメリカ大陸で最も古い植民都市であり、世界遺産にも登録されています。ドミニカ共和国へ観光旅行へ訪れた際には、見どころ満載の世界遺産サントドミンゴの植民都市をじっくり堪能したいですね。サントドミンゴは、1498年コロンブスが新大陸を発見して最初に造られた街です。新大陸の都市設計家たちは、当時のサントドミンゴが導入した街づくりの特徴を参考にしていったと言われています。格子状に設計されたサントドミンゴの街は、スペインからの導入だそうです。そしてアメリカ大陸では初となる病院や大聖堂、税関、大学も建てられました。歴史的価値のある「初」が多いのも、世界遺産としてうなずけます。

バヴァロビーチ

「バヴァロビーチ」は、ドミニカ共和国のビーチの中でもとびきりの美しさを誇ります。大人気リゾート地の中にあり、「カリブの真珠」とも言われるおすすめの観光スポットです。清々しいオーシャンブルーを眺められる周辺ホテルに宿泊してみるのもおすすめです。

ダマハグアの27の滝

「ダマハグアの27の滝」は、天然の滝で遊べるアクティビティを体験できる観光スポットです。ツアーに参加して迫力ある滝のすべり台を満喫したり、周囲をトレッキングするなど楽しみ方がたくさん。3時間ほどで27個の滝を訪れて、癒しのマイナスイオンをたっぷり体内へ取り込みましょう。

 



買って帰りたい!ドミニカのお土産

ドミニカコーヒー

イスパニョラ島の山岳で栽培されているドミニカコーヒーは、品質の高いアラビカ種です。中でも、ブルーマウンテン並みの最高級「ドミニカカリビアンモカ」は農務省保証のプレミアムコーヒー 。その他「ドミニカプリンセサ」や「ドミニカフェリースカフェ」も美味しいと人気です。コーヒー豆はかさばらず軽いのでお土産に最適です。

チョコレート

2020年9月、明治がリニューアル発売した「明治・ザ・チョコレート」にドミニカ産が登場。カカオ豆の生産地からチョコレートになるまで一貫してこだわり抜かれた明治の商品にも選ばれるほど、ドミニカ産のチョコレートは美味しい!

 



ドミニカ共和国の旅を楽しもう

今回は「ドミニカ共和国に行く前に知っておきたい基本情報」と題して、せっかくの旅を楽しむためにぜひとも心に留めておいていただきたい情報を厳選してご紹介しました。皆様の旅が一生の宝物になるような素敵なものになることをお祈りしています。
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