あらゆる魅力が詰まった国「イタリア」
誰もが一度は行ってみたいと思う憧れの国の1つではないでしょうか？ローマ帝国から続く長い歴史やルネッサンス時代が生んだ文化、オペラ、クラシック、ファッション、食文化などすべてがイタリアならではの魅力を持っています。歴史的建造物の多いイタリアでは訪れたい観光地で溢れており、誰でも一度は聞いたことのある観光地が沢山あります。そんなイタリアでの滞在を快適なものにするためには、事前の準備が大切です。
そこで、今回は【季節別】イタリア旅行前に準備したい持ち物・服装・習慣まとめと題して、イタリアでの滞在が有意義なものになるように細かくご紹介します！
気候
イタリアの気候は、温暖で四季があり日本の気候とよく似ています。しかし、イタリアにはサマータイムがあり、3月最終日曜日から10月最終日曜日までの間は1時間早くなり、夜の8時半頃まで明るいです。また、湿度が高いので、夏場でもとくに夜は肌寒く感じることがありますので、長袖を持っていくと安心です。さらに、イタリアの気候の場合は日本の梅雨にあたる季節はなく、一年中過ごしやすいでしょう。
ここからは、季節別に気候と服装をご紹介します。
春（3月～5月）
イタリアでは、3月から5月が春にあたり、気温が穏やかで過ごしやすい気候となります。平均気温は20度前後で、特に5月は非常に過ごしやすいです。3月と4月は季節の変わり目で気候が不安定になる日もあるので、スカーフや長袖のジャケットなどを用意しておくことをおすすめします。5月になると、ミラノなどの北部でも日中は初夏の陽気となる日があり、半袖で過ごすことができますが、湿度が低いため朝晩は涼しくなりますので、気をつけましょう。
そして、イタリアには日本のように桜の木も多く開花の時期である春には美しい景色を見ることができます。春到来を祝うお祭りも各地で開催されるので、地元の文化に触れることができると思います。
夏（6月～9月前半頃）
イタリアでは、6月から9月前半頃が夏にあたり、非常に気温が高くなります。イタリアには上記でも述べたように、日本のような梅雨はなく、雨量が比較的少ないです。昼間は空気が乾燥して暑くなりますが、早朝は日没後は肌寒いので上着を用意するようにしてください。7月に入ると、ローマは真夏を迎え、夏本番の太陽が照りつけます。特に、イタリアは石畳や石造りの建物が多いため、体感気温が実際の平均気温よりも高くなりますので注意が必要です。通気性の良い服装に、日焼け対策に帽子やサングラスは必須アイテムになります。
秋（9月後半頃～11月）
イタリアでは、9月後半頃～11月が秋にあたり、爽やかな気候となります。9月の末頃から風が吹き始め、秋の気配が近づき、雨の日も多くなります。南部は地中海性気候になりますので、日中は気温が高く太陽が輝きますが、夕方には冷え込みますので、長袖の上着を用意しましょう。一方、ミラノなど北部は冷たい雨の日が多く、10月下旬に入ると日本の晩秋～初冬に近い体感温度となります。11月に入ると、雨の量がさらに多くなりますが、スコールなのですぐにやむタイプのものです。
秋は、ワインの収穫期やトリュフ狩りのシーズンでもありますので、イタリア観光にも最適な季節になります。イタリアならではの観光を楽しみたい方は、秋に訪れるのをおすすめします。
冬（12月～2月）
イタリアでは、12月～2月が冬にあたり、夜は氷点下まで気温が下がります。特に、1月は年間で最も寒い時期となり、ローマの日中の平均気温は12度、最低気温は4度となります。服装は厚手のコートやマフラー、手袋、帽子など寒さ対策ができる服装がおすすめです。小春日和で日差しが眩しい昼は上着を脱いだり、風が吹いたらマフラーを巻くなどして体温調節をするようにしてください。せっかくの旅行ですから寒さ対策をしっかりと行い、体調を崩さないように気をつけながら旅行を楽しんでください。
観光旅行に際しての必要な持ち物
必需品
＊パスポート
パスポートはイタリアに行くために必ず必要な持ち物です。これを忘れたらイタリアへ行くことはできません。
イタリアへの入国において、日本国籍の方は観光・商用・外交・公用の目的であらゆる180日間の期間内で90日以内であれば、ビザなしで入国することが認められています。また、パスポートの必要残存期間が過去10年以内に発行されたパスポートでシェンゲン協定加盟国出国時3ヵ月以上あること、出国用航空券が必要な条件となりますので、イタリアへ出発する前に必ず確認するようにしましょう。
＊クレジットカード・現金
イタリアではクレジットカードもパスポートとならんで大事な必需品です。クレジットカードをもっておくと、両替するよりも手数料をかなり低く抑えることができたり、常に大金を持ち歩く必要がないので、盗難の被害を抑えることができるなど、防犯対策にもなります。
ただし、イタリアの観光途中に現金が必要になることもあると思いますので、少額でも持っておいた方が良いでしょう。イタリアで使えるユーロと日本円の両方があると便利です。円からユーロへ両替する場合、日本より現地で両替した方がレートが良いです。空港や銀行で両替できますが、もっとも良いレートで両替するには街中の一般両替所がおすすめです。
＊変換プラグ・変圧器
海外旅行では必須の持ち物として変圧器や変換プラグがあげられます。電圧とコンセントの穴の形状が異なるので、日本の電化製品をイタリアでそのまま使うことは不可能です。イタリアは丸穴のCタイプになっているので、変換プラグは必須です。
＊航空券
絶対に忘れてはいけない航空券。紙タイプのものではなく印刷不要なもので、行きと帰りのチケットがメール等で確認できる状態のものであれば問題ないかもしれませんが、紙タイプのものは他の持ち物に気をとられて忘れがちという人もなかにはいるのではないでしょか？持ち物の最終確認の時に、必ずチェックするようにしてください。
＊ポケットWiFi
海外では日本にいるとき以上にスマートフォンを利用する場面が多くなると思います。そんな時ポケットWiFiがあると気にせずスマートフォンを利用することができます。どんな時に、使うかというと、スマートフォンで地図を見ながら移動する時やレストランや電車の時刻表等の調べもの、SNSを使用する時など色んな場面でスマートフォンが必要になります。ポケットWiFiはレンタルもできますので、利用してみてください。
衣服やアメニティ類
＊洋服や下着
これは忘れることはないと思いますが、滞在日数に応じて必要な枚数を用意するようにしましょう。イタリアでおしゃれな服を購入しようとしている人でも、もしも現地で気に入った物がなかった時に困ってしまいますので、衣類は一式用意して行くことをおすすめします。
＊防寒着
イタリアでは、日中と朝晩の気温差が大きいので、羽織れるものを持っていくことをおすすめします。ベストシーズンとなる春や秋でも昼間は非常に過ごしやすい気候ですが、湿度が低いので日陰に入ると肌寒く感じることもあります。また朝方や夕方になるにつれて気温が下がり、冷え込みますので寒さ対策をして体調管理に気をつけるようにしましょう。
＊常備薬
海外旅行では、慣れない環境でかなりの時間を過ごすことになり、暑さや長時間の移動などで体調を崩しやすいかと思います。自分自身にあった常備薬を準備してもっていくようにしましょう。
＊シャンプーやトリートメント、洗顔料
海外では、ホテルに用意されていないところがあったり、自分の髪や肌に合わないといったこともありますので、ご自身にあったものを準備していくと良いと思います。普段と異なるものだとダメージも大きいと思いますので、忘れずに持っていくことをおすすめします。
＊日焼け止め・虫よけスプレー
特に夏は日差しが非常に強くなりますので、紫外線対策として日焼け止めやサングラスなどは必須アイテムとなります。
習慣
＊イタリア人は身振り手振りが大きく、感情表現が豊か
イタリア人は日本人と違って、感情表現が豊かであり、身振り手振りが大きいコミュニケーション文化があります。そのため、イタリア旅行に行ったら、自分の伝えたいことを体を使って大きく表現したり、積極的に「Buon giorno（ボンジョールノ）」と挨拶をするように心掛けましょう。また、挨拶としてキスやハグも普通にする文化がありますので、覚えておくようにしましょう。
＊営業時間がさだまらない
イタリアでのお店の営業時間は、一般的に10時～19時半ぐらいまでになります。しかし、大都市ではお店によっては1日中開いているところもあれば、小さいお店は昼に2時間程の休憩をとることも多いです。また、イタリアでは日曜日や祝日はほとんどお店が休みで月曜は15時半ごろから、木曜は午前中だけの営業などお店によって様々です。このように、いつでもお店が営業しているとはかぎりませんので、必ず事前にチェックして行くことをおすすめします。
＊チップ文化があまりない
イタリアでは、それほどチップを渡す習慣はありません。レストランでは、テーブルに着くと自動的にテーブルチャージが取られるので店を出る時にチップを置く必要はありません。
このようにチップを渡す習慣自体はありませんが、レストランでの料理がすごく美味しかった時やサービス以外のことを頼んだ時など、感謝の気持ちと共にチップを渡しても問題はありません。
＊公衆トイレは無料ではなく有料が多い
イタリアでは、公衆トイレを利用する時は、無料ではなく、入口にスタッフがいてトイレチップを払う必要があります。だいたい50セント～1ユーロ程度であり、チップの料金は入口に書かれていますので確認してみてください。
＊パスタなどの麺類を食べる時に音を立てない
パスタを食べる時に音を立てて食べてはいけません。日本ではラーメンやそばなどの麺類をズルズルと音を立てて食べる習慣がありますが、イタリアではその音が不快に思われてしまいますので、食べる時は気をつけるようにしましょう。
イタリアの治安
イタリアは、治安上の安全度が比較的高い国であるとされていますが、日本に比べると治安が良いとは言い切れません。スリや置き引きはもちろんのこと、詐欺まがいの行為で盗みを働くグループや釣銭をごまかすレストランやショップもあるようです。
イタリアのミラノでは、観光客はもちろんのこと、多くのビジネスマンも世界中から訪れる活気のある大都市であり、大きな展示会場もあり、常に様々な展示会も行われています。そんな多くの人が集まる場所では、スリや置き引きなどの犯罪が起こりやすい傾向にあります。特に、観光地では観光客を狙ってきますので、身の回りを常に気にしながら観光を楽しむようにしてください。貴重品などは肌身離さず持っておくことをおすすめします。
以下にあげることに気を付けて、イタリアでの旅行を快適なものにしましょう。
＊スリに気をつける
特に電車の乗り降りや人混みでは観光客を狙ったスリが非常に多くなっています。バッグはなるべくファスナーなどで口が閉まるもの、財布など大事な貴重品は奥に入れて簡単に取り出せないように対策しておくことが大切です。また、メイン財布はバッグの奥底に入れて人前では取り出さないようにするもの良いでしょう。その日使う分の現金とクレジットカード1枚を小さな小銭入れなどに入れて普段使いにするのがおすすめです。
＊レストランではなるべくイタリア語で
法外な金額を請求されないためにも、観光客ではないことをアピールする努力は大切です。また、地元のレストランに入る場合は、英語が通じないこともあります。言語が通じないからといって、払わなくてもいい金額を請求されてしまうこともありますので、気を付けるようにしてください。
＊夜道は一人で出歩かない
夜は昼間と違って、人の数も少なくなり静まり返っているので、犯罪がおきやすい時間帯になります。特に観光客は狙われがちなので、十分に注意しなければなりません。夜の1人歩きは非常に危険なので、避けるようにしてください。イタリアでは、なるべく昼間に観光スポットを巡り、夜はホテルでゆっくりと時間を過ごすことをおすすめします。
Ooohおすすめのプライベートツアー
Ooohがこれまでに提供した イタリアのおすすめのプライベートプランをご紹介します。
イタリアで素敵な思い出を作ろう！
いかがでしたでしょうか。
今回は、イタリア旅行前に準備しておいた方が良いものについて細かくご紹介しました。イタリアでは、きっと思い出に残る貴重な体験ができること間違いありません。今回紹介したことを参考に、イタリア旅行の計画を立ててみてください。
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