現地の担当者に聞いてみた!フィリピンの知る人ぞ知る旅行、グルメ、文化などなど

料で海外旅行の相談がチャットで出来る「Oooh(オー)」では、現地のパートナーさんのお力添えが何より大切です。どんな旅行を提案してくれるの?現地でしか分からない情報は?と、海外旅行にいく前は不安はつきもの。

回はフィリピンに新卒で飛び込み、現地の旅行会社で仕事をされて2年目となるMad Travelの大野さん(以下:大野)にインタビューしました。フィリピン現地に住んでいるからこそわかる、おすすめの旅行スポット、グルメ、現地の習慣などローカル情報満載でお届け致します。

大野 雛子(おおの・ひなこ)さん

MAD Travelジャパンマネージャー会社名。1996年生まれ、千葉県出身。大学在学中に研修でフィリピンに初渡航以来、世界の不平等に関心を持つ。2016年官民協働海外留学支援制度トビタテ4期生としてフィリピンに1年間留学。現職企業と出会い、卒業後行き・・・から、MAD Travel会社名に就職。現在新卒2年目。趣味は街歩きや海外旅行・・・。

山下 晋太郎(やました・しんたろう)さん

knowte株式会社代表取締役社長。1976年生まれ、神奈川県出身。三菱商事、リクルート、楽天を経て2017年5月にknowte会社を設立し代表取締役に就任。”ワクワクをカタチに”を実現すべく、新しいサービスを立ち上げてます。趣味は海外旅行とキャンプ。

フィリピンに最初に興味を持ったのは社会課題の解決に関する勉強を大学でしていた時でした。

Oooh編集部
本日はお忙しい中、ありがとうございます!
早速ですが、大野さんが担当されている国とエリアを教えてください。
大野
私は、フィリピン全土の旅行手配を主に日本人向けに行っています。。フィリピンと言うと、日本人にはセブ島やボラカイ島が一般的には人気ですが、弊社として特に強みがあるのはマニラから陸路でいける、先住民族の村を訪ねたり、現地のお宅にホームステイなど、ユニークな文化体験を提供できるのがポイントです。
Oooh編集部
大野さんの具体的な業務内容はどのようなものですか?
大野

私は入社をした2019年4月のタイミングで会社として日本のマーケット開拓をする方針が決まり、その担当としてフィリピンでの仕事をはじめました。日本からフィリピンに来られるお客様を増やすことが目的ですが、日本人社員が私一人なので、日本関連の業務は全て行なっています。マーケティングから旅行会社への営業、契約、お金周り等、旅行手配に全工程を担当しているので、ほぼ事業の立ち上げに近いですね。

Oooh編集部
フィリピンで旅行業をやろうと思ったきっかけは何ですか?
大野
最初のきっかけは大学の研修でフィリピンを訪れたことです。そこでフィリピンの文化や生活に興味をもち、その後1年間留学をしました。その時のテーマがフィリピンでの「社会課題をビジネスで解決する研究」。その過程で出会ったのが今のMadTravelでした。旅行というよりは貧困やボランティアの方に興味がありましたね。MadTravelではただのツアーではなくフィリピンの先住民族を訪ねるツアーを通して先住民族の所得の向上を図っていたり、ボランティア、植林などテーマ性のある旅行を特色としております。
就職活動では東京のIT企業に行くことも考えましたが、MadTravelから誘われ、社会的意義がとてもある仕事だと感じ、こちらでの就職を決めました。
Oooh編集部
新卒1年目で海外の立ち上げに挑まれるってすごいですね!
実際にフィリピンに住まれて、驚いたことや日本との違いはありますか?
大野
一番驚いたのは交通渋滞です。本来であれば車で10〜15分でいける距離を平気で2〜3時間かかってしまうこともあります。
Oooh編集部
それは、大変ですね。
ちなみにフィリピンに住まれて、最高なことと最低なことを教えてください。
大野
最高なことはビールが日本に比べて相当安いことです。1本100円しないくらい。サンミゲル、レッドホースがフィリピンでは人気のブランドですね。あとは、山に海と自然が本当に豊富で、かつ年中暖かいのでいつでも自然を楽しめることも最高ですね。とにかく島が多いので、海はどこでも綺麗ですし、サーフィンの聖地やホワイトサンドなども有名です。
最低なことは時間を守らない人が多すぎるところです。待ち合わせの30分遅刻は当たり前、2〜3時間でも、もう驚かないです(笑)。また、時間だけでなく約束も忘れられることはよくあり、ビジネスの観点ではかなりルーズです。なので、日本人のお客様への対応でも、現地の回答が遅く、結果ご迷惑をおかけすることもあり苦労しています。

 

 

この投稿をInstagramで見る

 

chihaya 寺町千早(@chihaya0319)がシェアした投稿

 

この投稿をInstagramで見る

 

Osamu🇯🇵(@_awesome__guy)がシェアした投稿

(サンミゲルとレッドホースの写真)

Oooh編集部
サンミゲルとレッドホースぜひ飲んでみたいです!
ほかに現地でのお仕事で苦労されたことはありますか?
大野
私は英語も含めた異文化もありますが、一番はミーティングでのディスカッションです。会社のメンバーも多国籍で、特にヨーロッパ出身のメンバーは、自分の意見をズバズバ言うし、それを言わないと参加していないと捉えられるので最初はプレッシャーがありました。1年たって慣れてきたこともありますし、逆に日本人ならではの視点でこちらの人にアドバイスをできることもあるので自信もついてきました。

 

旅行の仕事に際して、日本人ならではのきめ細やかな視点がとても重宝されてます

Oooh編集部
日本人ならではの視点とは具体的にどのようなものなのでしょうか?
大野
やはり安全面、衛生面に関して日本人はかなり厳格です。例えば、旅行ツアーで海や山に行くときに子供たちに目が届かない時にどうするのとか疑問を投げかけるとメンバーにも感心されました。ほかにもシャワーはあるか、お湯は出るかなど日本人には当たり前なことでも意外と私が突っ込まないと誰も気づいたりしません(笑)。
Oooh編集部
確かに、海外と比べると日本は相当衛生面には気を使いますよね。
日本人旅行者の年齢や性別など特徴的なところがありましたら教えてください。
大野
日本からいらっしゃる方のほとんどは20代で、40〜50代はほとんどいませんね。欧米の旅行者でも20代、30代が多いです。また、社会課題やボランティアに関心のあるミレニアム世代が多い印象です。男女で言うと6割くらいが女性です。
Oooh編集部
そうした社会課題に関係する旅行のコンテンツはどのようなものがあるのでしょうか?
大野
植林やボランティア体験などがツアーに組み込まれているものもありますが、それ以外にも地球との共生意識が強い宿泊施設が好まれる傾向もあります。例えば、オーガニック食材を使っている、自然発電をしているといったものです。こうしたエコツーリズムは近年欧米を中心に広がっており、2016年から大手旅行サイトBooking.comはそうした取り組みを行うスタートアップや企業への投資を始める事例も出てきています。日本ではまだ認知も低く、遅れをとっているので、これから広げていけるといいと思っています。
Oooh編集部
なるほど。日本人観光客に人気のあるスポット、エリアにはどのようなものがありますか?
大野
やはりメジャーなところではセブ島、ボラカイ島、エルニドといったビーチになります。
現地ならではのおすすめでは、マニラから日帰りでもいけるタガイタイです。海というよりは、山がメインの避暑地なのですが、おしゃれなカフェや展望台が立ち並ぶ若者に人気のエリアです。また、現地の人には住むエリアとしても人気です。欧米の観光客が多く、ニッチですが、マニラからふらっといける人気の観光地です。

 

この投稿をInstagramで見る

 

Travel With Jay(@travelwithjaylo)がシェアした投稿

タガイタイ

Oooh編集部
そうなんですね。ちょっと勝手なイメージかもしれませんが、フィリピンの治安はいかがですか?
大野
一般的に思われているほど治安は悪くないですよ。私自身、東南アジアの国はほぼ行ったことあるのですが、カンボジアやインド、タイとかとあまり変わらない印象を持ってます。ただ、強盗とかスリは話としては聞くので日本にいる時よりは気をつけたほうがいいという感じでしょうか。日本ほど安全な国は、他にないと思っているので、特にフィリピンが、というよりは海外旅行の基本だと思っています。

旅行の仕事に際して、日本人ならではのきめ細やかな視点がとても重宝されてます

Oooh編集部
大野さんは、旅行業をしていて面白かったエピソードはありますか?
大野
面白いというか嬉しかったことですが、大学生の団体がいらした時に些細なことでも新しい発見に興奮しているのを見て、旅行業をやっていて良かったと思いました。街の様子や、日本車が多いこと、ちょっと郊外に行くと牛が歩いていることなど、自分が住んでしまうと当たり前のことでもものすごい喜んでいらっしゃいました。
Oooh編集部
人が喜ぶ姿はやはり嬉しいですよね!
話はかわりますが、大野さんがフィリピンでにきたら食べてもらいたグルメも教えて欲しいです。
大野
それは間違いなくマンゴーですね!日本とは甘さが比べものにならないです。普通にスーパーで1キロ(4〜5個)200円しないくらいです。あと、現地料理だとシニガンスープは是非トライしてもらいたいです。酸っぱいスープなのですが、フィリピンの人が必ず食べる料理です。豚や野菜を煮込んだ栄養満点なスープなのですが、特徴はやっぱり酸っぱさですね。癖になる人はすごく癖になるし、逆にダメな人はダメなようです。フィリピンのレストランには大抵ありますし、路上でも売ってますので、是非試してみてください。

 

この投稿をInstagramで見る

 

An(@munchies.mood)がシェアした投稿

マンゴー

 

この投稿をInstagramで見る

 

MIHoIzawa(@konnexion.mm)がシェアした投稿

 シニガンスープ

Oooh編集部
シニガンスープは初めて聞きました。私は苦手かもしれないです(笑)
グルメと言えば、フィリピンでおすすめのレストランも教えて欲しいです。
大野
フィリピン家庭料理だとKUYA J(クヤジェイ)です。フィリピン料理がなんでも食べれてとっても美味しいです。フィリピン料理はタイなどの東南アジア料理とは全く違って、煮込み料理や脂っこい料理が多いですね。主食はコメですが、日本人の6倍くらい消費しているみたいです。あとはこちらで一番人気のファストフードのJollibee(ジョリビー)です。フィリピンではマクドナルドよりも有名で、全土ほぼどこにでもあります。ハンバーガーやフライドチキンなどがありますが、私もフライドチキンはJollibeeが美味しいと思います。

 

この投稿をInstagramで見る

 

FuentesManila Public Relations(@fuentesmanila)がシェアした投稿

クヤジェイ

 

この投稿をInstagramで見る

 

Jollibee(@jollibee)がシェアした投稿

ジョリビー

Oooh編集部
マクドナルドよりも有名なんですか!
グルメと併せて、おすすめのお土産もあったりしますか?
大野
ドライマンゴーとパパイヤ石鹸です。パパイヤ石鹸は肌がすべすべになるなるとのことで女性は買って帰られる方が多いですね。
Oooh編集部
ありがとうございます!
ここからはまた、旅行の話になるのですが、お客様からよくある問い合わせはどのようなものですか?
大野
持っていったほうが良いものを聞かれることが多いです。皆様にはフィリピンは通年暑いのですが、長袖もお持ちくださいとお伝えしてます。バスの中やモール、ホテルでは日本人の感覚ではびっくりするくらいエアコンがきいていて寒いです。あとはトイレットペーパーですね。ショッピングモールでもないことが多いので必須です。
Oooh編集部
キャッシュレスが進んでいないと言うことは、ネット環境やWifiの持参はしたほうがいいでしょうか?
大野
現地でSimに入られるのがおすすめです。1週間で1000円以下で利用できます。お店も空港にたくさんあり、プランも決まっていてぼったくりとかもないので、安心してご利用いただけます。
Oooh編集部
本日はありがとうございました!
ィリピン現地に新卒一年目、日本人一人という環境に思い切って飛び込んだ大野さんのバイタリティーには驚かされました。まさにこれから発展していくエネルギーに溢れた国柄は大野さんにぴったりかもしれませんね。
旅行も日本ではリゾートエリアが人気のイメージでしたが、エコツーリズムや社会課題の解決といったテーマもあることを知りとても勉強になりました。皆様も遊びと学習を両立できるフィリピンに一度訪れてみては如何でしょうか?

★フィリピン旅行の相談は Ooohで!★

パックツアーに頼らない、自由で特別な海外旅行は「Oooh」にお任せ

あなただけの感動的な旅を現地在住のコーディネーターがオーダーメイドで提供します。あなたらしい自由な旅行を実現しませんか?

  • ガイドブックに載っていないユニークな体験がしたい
  • 快適で安全な移動手段を確保したい
  • 地元の美味しい料理を堪能したい
  • 映画やドラマの聖地など、あの観光地に立ち寄ってほしい
  • あの国に行ってみたいけど、計画や手配が大変

そんなお悩みは「Oooh」が解決します。まずはチャットでご相談ください。