ビーチリゾートとして知られるインドネシアですが、自然を感じられるスポットはもちろん、インドネシア独自の文化や芸術を体験できるスポットも数多くあります。
そこで今回は「インドネシア旅行で楽しみたい美術館・博物館まとめ」と題し、インドネシアへ旅行した際に訪れたい美術館や博物館を紹介します。
インドネシア国立美術館(Galeri Nasional Indonesia)
1999設立された美術館です。2019年3月にリニューアルされた常設展は、大きく3つに分けられており、最もおすすめしたいのが、近代以降のインドネシア美術史の流れを辿る「追憶の碑」(Monumen Ingatan)です。作品を見ながら、インドネシア近現代美術の流れを大まかに把握することができるような構成になっています。
◎詳細情報
料金:無料
住所: Jl. Merdeka Barat No. 14, Center Jakarta
インドネシア国立博物館(Museum Nasional Indonesia)
1778年4月に科学研究所によって建てられ、国内で一番古いミュージアムとして知られています。有史以前からの14万点を超える考古物や工芸品、美術品を収蔵するインドネシア国立博物館は、歴史遺産の保存管理と研究、教育におけるインドネシアの拠点を担ってきました。
コレクションには陶磁器や仮面や装飾品などの民俗衣装、家屋の模型などインドネシアの風土の多様性を色濃く表わすものが多く、「国家遺産の保全に国民が参加できる施設」という理念にもとづき、充実した展示が行われています。
“ゲドゥン アルチャ” (彫像の建物) では、インドネシアに初めて住んだ人間について学ぶことができます。インドネシアが先史時代にどのような進化を遂げたのか、複数のフロアにわたって詳細に紹介されています。中でも、古代フローレス人の模型は注目です。研究者が考える古代の人種の姿を再現した興味深い展示品です。平均身長はわずか 3.5 m (1 フィート) だったと考えられていることから、”ホビット” の愛称で呼ばれています。
さらに10~12時からはダンス(毎週土曜)やガムラン(毎週日曜)、バティック(隔週日曜)がワークショップで楽しめたり、毎週火曜と第一土曜には日本語ガイドツアー(無料10時半〜1時間)もあります。
◎詳細情報
営業時間:火~木 8:00~16:00、金 8:00~16:30、土~日 8:00~17:00
料金:大人5,000ルピア/小人 2,000ルピア
住所:Jl. Merdeka Barat No. 12, Center Jakarta
アクセス:ガンビール駅から徒歩30分
絵画・陶磁器博物館(Mitra Museum Jakarta)
植民地時代に建てられた優美な建物内にある博物館で、インドネシアの有名芸術家の作品や、珍しい陶器、マジャパヒト王国のテラコッタなどが展示されています。当時は司法評議会(裁判所)だったそうで、白い壁のネオクラシック・オランダ建築が用いられています。不定期でイベントが開催されていて、陶磁器や絵画のペイントワークショップも楽しむことができます。
◎詳細情報
営業時間:火~日 9:00~15:00
料金:5000ルピア
住所:Jl Taman Fatahillah 2 Pinangsia Village, Taman Sari, Jakarta 11110
アクセス:トランスジャカルタ1号線「Kota」停留所より徒歩5分