南アメリカ南東部に位置する国、ウルグアイ。
第1回ワールドカップが行われた場所、センテナリオ・スタジアムは「サッカーの聖地」とも呼ばれており、ウルグアイといえばサッカーという印象を持つ人が多いかもしれません。
国名は国土の西川を流れるウルグアイ川に由来しており、国土の大半は河川地帯、丘陵地帯となっています。年間を通じて過ごしやすい気候で、自然の美しさは観光客からの人気を集めています。また、歴史的建造物が多数あり、城壁や石畳の道、スペインとポルトガルの建築スタイルの街並みは散策するのに最適です。
このようにウルグアイは、自然だけでなく文化的な観光スポットが多くある、魅力的な国です。
今回は、ウルグアイ旅行で訪れたい博物館、美術館、世界遺産、映画ロケ地を厳選してご紹介します。ぜひこの記事を参考にウルグアイ滞在を楽しんでくださいね!!
1.ウルグアイ旅行で訪れたい博物館&美術館
(1)フアン・マヌエル・ブラネス博物館(Museo Municipal de Bellas Artes Juan Manuel Blanes)
まず最初にご紹介するのは「フアン・マヌエル・ブラネス美術館」です。
こちらは、1930年に設立された市立美術館で、無料でウルグアイを代表する芸術家たちの作品を鑑賞できることで高い評価を集めています。首都モンテビデオのプラド公園内にあり、自然に囲まれた空間のため、街散策中に立ち寄るのもオススメです。
広々とした博物館では、写実主義スタイルのフアン・ヌマエル・ブラネスや印象派のペドロフィガリなどウルグアイの画家たちの絵や近代画家たちの作品が多数展示されており、間近で鑑賞することができます。
また、美術館の裏には「平成苑」という日本庭園があります。小泉元首相の名前が入った大きな木の看板が入り口の目印で、奥に進むと綺麗に整備された道や池、東屋など日本の雰囲気を感じられる風景が広がります。敷地内にはサクラやフジなど日本を代表する樹木だけでなく、ウルグアイの国花であるセイボも植えられています。小さい庭園ですが、手入れが行き届いた美しい景色を楽しむことができるので、ぜひ立ち寄ってみてください!!
〈詳細情報〉
住所:Av. Millán 4015, 11700 Montevideo, Departamento de Montevideo, Uruguay
電話番号:+59823362248
営業時間:火〜日曜日12時00分〜18時00分
HP:http://blanes.montevideo.gub.uy/
(2)アチュガリー現代美術館(Museo De Arte Contemporaneo Atchugarry)
次にご紹介するのは「アチュガリー現代美術館」です。
こちらは2022年に設立された、ウルグアイ初の現代美術館です。プンタ・デル・エステにあり、ウルグアイとアメリカの現代美術が展示されている新しい美術館です。
こちらの美術館では、パブロ・アチュガリーの作品やウルグアイ、アメリカの芸術家たちの絵画や彫刻などの現代アートを鑑賞することができます。ガイド付きツアーが行われているため、展示されている作品について深く知りたい方はそちらに参加するのもオススメです。また、美術館は広大な庭園に囲まれており、庭園の中には巨大な彫刻作品があります。特にオススメの時間帯は、彫刻の上に沈む夕日の景色を眺めることができる、夕方です。自然と芸術が調和した美しい景色が広がり、敷地内にはカフェテリアやレストランもあるため、一日中楽しむことができます。
入場料は無料でご家族やペットも一緒に訪れることができます。
〈詳細情報〉
住所:Ruta 104 Km. 4,500, 20005, Departamento de Maldonado, Uruguay
電話番号:+59842775563
営業時間:火曜日以外11時00分〜18時00分
2.ウルグアイ旅行で訪れたい世界遺産
(1)コロニア・デル・サクラメントの歴史的街並み(Historic Quarter of the City of Colonia del Sacramento)
最初にご紹介するのは「コロニア・デル・サクラメントの歴史的街並み」です。
コロニア・デル・サクラメントは、ウルグアイ南西部にある、ウルグアイで2番目に古い街です。ポルトガルとスペインの建築物が共存するこの街は、南米にいながらヨーロッパの雰囲気を感じることができます。
こちらは、1680年にポルトガル人がスペイン人に抵抗するための重要戦略拠点として建設した街です。その後は、スペイン人との争奪戦を経て、スペイン領になったり、ポルトガル領になったり何度も統治が入れ替わりました。そのため、正方形に区画された都市と石畳の狭い路地が入り組んだ、ポルトガルとスペインの様式が混在する景観となりました。
中でも、旧市街のマジョール広場周辺には植民地時代の建築物を利用した博物館が点在しており、素敵な街並みを眺めながら散策するのがオススメです。夜になると18世紀のろうそくの色を再現した黄色の街灯が点灯するため、幻想的な空間になります。
また、アルゼンチンとウルグアイ間に流れるラ・プラタ川という大きな湾は絶景スポットとして有名です。夕日が沈む景色は美しく、大自然を感じることができます。
(2)エンジニア、エラディオ・ディエスツの作品:アトランティダ教会(The work of engineer Eladio Dieste: Church of Atlántida)
次にご紹介するのは「エンジニア、エラディオ・ディエスツの作品:アトランティダ教会」です。
こちらは、2021年に世界文化遺産に登録された、鐘楼と地下の礼拝堂を持つ教会です。首都モンテビデオから45km程離れた、エスタンシオン・アトランティダにあります。
こちらの教会は、20世紀後半のラテンアメリカにおける近代建築の顕著な形式的・空間的成果を示す顕著な例の一つです。一つのホールを持つ長方形のプランで建てられたこちらの教会は、独特の起伏のある壁を持ち、同じく起伏のある屋根を支えています。また、教会正面の右側には、透かし彫りされたレンガで作られた円筒形の鐘楼がそびえ立ち、地下の礼拝堂には三角のプリズム状の入り口から入ることができます。
露出したレンガや補強されたレンガを使用した斬新なデザインをぜひ実際に見てください!!
3.ウルグアイ旅行で訪れたい映画ロケ地
(1)シウダー・ビエハ地区(Ciudad Vieja)
最初にご紹介するのは「シウダー・ビエハ地区」です。
こちらは、モンテビデオの植民地時代の市街があった旧市街地です。映画『Togo』に登場するこちらは、歴史的建築物が立ち並ぶ、歴史を感じられる場所です。
ラプラタ川とモンテビデオ港に挟まれたこちらの地区は、小さな半島のため、端から端まで散策することができます。モンテビデオで一番古いマトリス教会やカビルド、憲法広場など古い歴史が感じられる街並みは地元の人々にも人気があります。
また、カフェやバーなど飲食店が多くあるため、散策で疲れた際やナイトライフもゆっくりとした時間を過ごすことができます。
(2)アシス教区の聖フランシスコ教会(Parroquia San Francisco de Asís)
次にご紹介するのは「アシス教区の聖フランシスコ教会」です。
こちらは、モンテビデオの旧市街にあるカトリック教会です。映画『ブラインドネス』に登場しています。
こちらの教会は、1724年にイエズス会によって建設され、1740年にフランシスコ会に移管された、モンテビデオ初の宗教建築物です。1975年に国定歴史建造物に指定されている美しい教会です。
市内で最も古い教会のため、荘厳な雰囲気で長い歴史を感じられる場所です。修復工事が行われており、劣化した部分も復元されています。礼拝堂は音響も良く、美しいと観光客からの評判も高いです。
〈詳細情報〉
住所:Solís 1469, 11000 Montevideo, Departamento de Montevideo, Uruguay
電話番号:+59894066800
営業時間:火〜日曜日10時00分〜14時00分
4.ウルグアイで素敵な思い出を!
いかかでしたでしょうか?
今回は、ウルグアイ旅行で訪れたい博物館、美術館、世界遺産、映画ロケ地についてご紹介しました。ウルグアイでは、きっと思い出に残る貴重な体験ができること間違いありません。ぜひ、この記事を参考にウルグアイ旅行の計画を立ててみてください。
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