日本人にも人気のジャズと美食の街、ルイジアナ州のニューオリンズ!小さな街ですが、見どころ満載!フランス、スペインの影響も色濃く残っていて、異国感に満ち溢れている魅力たっぷりの街です。
ということで今回はアメリカ・ニューオリンズの観光スポットとグルメについてご紹介します。ぜひ最後までご覧ください!
ニューオリンズってどんなところ?
まずはじめにニューオリンズの基本情報についてお伝えします。
【国】 アメリカ合衆国
【州】 ルイジアナ州
【郡】 オーリンズ郡
【市】 ニューオリンズ市
【面積】 907km2
【人口】 約30万人(2008年1月推定値)
【時間帯】 セントラル・タイム・ゾーン
【日本時間】 -15h(夏時間中は-14h)
【歴史】フランス人によって「新オルレアン」として設立された。当時のフランス王ルイ15世の摂政であったオルレアン公フィリップ2世の「新しい領土」を意味する。
1722年にフランス領ルイジアナの首府となり、1763年のパリ条約によりスペイン領となる。
1801年、スペインのナポレオン皇帝がルイジアナをフランスに返還させたが、財政上の必要から2年後の1803年、アメリカに当時1500万ドルで売却された。それに伴い、ルイジアナ州はアメリカ合衆国18番目の州となり、同時にニューオリンズもアメリカの領土となる。
【気候】ニューオーリンズでは、夏は長くて蒸し暑く、冬は短くて涼しい気候です。年間を通じて湿度が高く、気温は 9°Cから 34°Cに変化しますが、1°C 未満または 36°C を超えることは滅多にありません。
1 年のうちニューオーリンズの観光に適した時期は、3月下旬から5月中旬まで、9月下旬から11月中旬までです。
ニューオリンズのおすすめ観光スポット
まずはニューオリンズの観光スポットについてご紹介!
(1)フレンチクォーター
フレンチクォーターは、街の中心にあるカナルストリート、エスプラネードアベニュー、ランパートストリートで囲まれたエリアのこと。ニューオリンズの旧市街と言っても良い場所で、多くの観光スポットがここに集まっています。スペインやフランスによる統治時代の建物などが残っており、1965年にアメリカ国定歴史建造物に指定されました。
ニューオリンズに来た観光客が真っ先に訪れるこの場所、昼間は錬鉄製のベランダを備えた可愛らしい建物が並ぶ通りを馬車が通り、夜になるとあちこちから音楽が聞こえ、ストリートミュージシャンがパフォーマンスを始めます。
レストランやバー、ホテル、土産物屋が軒を連ね、一日中観光客が絶えませんが、特に夜になってからの賑わいぶりは大変なもの。音楽の流れる中、ほろ酔い気分で各国の観光客に交じりこの通りを歩くと「あぁ、ニューオリンズにいるんだなぁ!」と強く感じられる場所なのです。
(2)バーボンストリート
バーボンストリートと言う名前、どこかで一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。ニューオリンズで一番有名な通りで、数多くのバーやレストラン、ナイトクラブなどが軒を連ねており、夜は観光客で埋め尽くされます。
フレンチクォーターを真横に横切るバーボンストリートは、この街ができた頃から、中心的役割を果たし続けてきた歴史的な通り。飲み屋が多く集まっているので、バーボンウィスキーに因んだ名称と思っている人が多いようですが、これは半分だけ正解。この名前は、ニューオリンズができた当時フランスを治めていた王族ブルボン家に由来するものです(因みにウィスキーのバーボンも同じ語源)。
この通りは夜になると酔客が多くなるため、少し注意が必要です。
(3)プリザベーション・ホール
ジャズ発祥の地ニューオリンズに来たなら、ぜひここで演奏を聞いてください。歴史を感じられる外観のプリザベーション・ホールで聞くディキシーランドジャズは、古き良き時代のアメリカを彷彿とさせます。
飲食スペースやダンスフロアもなく、純粋に音楽だけのこのホール。昔ながらの素朴なジャズを聴くための観光スポットです。毎晩のように、店の前には観光客の行列ができます。値段が安いと言う理由もありますが、やはりその素朴な風情と歴史の重みが観光客を引き付けるのでしょう。建物自体はフレンチクォーターの中でも最古の一つと言われ、1960年代からずっと今の様な演奏形態が続いています。
(4)フレンチマーケット
いつも大勢のお客で賑わうフレンチクォーター内の、フレンチマーケット。200年以上の歴史を持つ、アメリカ最古のマーケットです。
もともとネイティブアメリカンが農作物を商う市場として、スペイン領時代に始まったのがその起源。その後この地域には、フランス系住民が多く住んでいたため、19世紀半ば頃からフレンチマーケットと呼ばれるようになりました。
以来、ニューオリンズ市民の台所として機能し続けてきましたが、今では観光客にとっても人気の場所。生鮮食品から各種お土産まで150以上の店舗が並んでおり、見て回るだけでも楽しいところ。ニューオリンズの食文化や生活風景を垣間見ることのできる、貴重な観光スポットです。
(5)ミシシッピ川
ミシシッピ川で行われるミシシッピークルーズも、ニューオリンズでは欠かせない観光アトラクションです。本物の蒸気船が運行されており、ニューオリンズ名物のクレオール料理やジャズの生演奏と共に、雄大な景色を楽しむことができます。夏場は観光客の人気が高いので、予約することをおすすめします。
ニューオリンズは、アメリカ最大の川ミシシッピの河口近くに発展してきた町。昔は、綿花や穀物類を運ぶ蒸気船が絶え間なく行き交う交易の拠点でもありました。往時をしのぶことのできるこのミシシッピクルーズ、晴れていれば絶対に行くべき観光スポットです。
ニューオリンズの絶対に外せないグルメ
ニューオリンズには、クリームやトマトを使った都会的な「クレオール料理」や、スパイシーで田舎風の「ケイジャン料理」があります。
(1)ジャンバラヤ
日本でも聞いたこと・食べたことがあるであろう「ジャンバラヤ」。実はこれも、ケイジャン料理なんです。パエリアがルーツといわれていますが、サフランは使われておらず、ピリリとスパイシーなのが特徴。
私が食べたジャンバラヤは2回とも、太いソーセージ「アンドゥイエ」が具材でした。お米と炒められているとほどよいアクセントになりますが、「アンドゥイエ」は単体で食べるとかなり塩辛い! ビールのおつまみにもちょうどよさそうです。
(2)オイスター
メキシコ湾に近い港町ニューオリンズでは、おいしいシーフードを食べられるのが魅力! なかでも「オイスター」が有名で、ほうれん草のクリームソースとパン粉をかけてグリルした「オイスターロックフェラー」や、生牡蠣など、さまざまな食べ方で楽しめます。
日本にもオイスターバーはありますが、ニューオリンズの生牡蠣はクセのない薄味で全く臭みがないのが特徴です。牡蠣が苦手な方にもぜひ挑戦していただきたいです。
(3)ガンボ
シチューのようにとろみがかった茶色のスープ「ガンボ」も、ルイジアナ名物です。トマトの入った赤茶色のルーを使ったクレオール風と、濃い茶色のルーを使ったケイジャン風があり、お米を入れて食べます。
私が食べたのは、エビとカニの入った「シーフードガンボ」と、フライドオクラの乗った「シーフード&オクラガンボ」。どちらもシーフードの香りが食欲をそそり、ペロリと食べられます。ちなみにトウモロコシの粉をまぶして油で揚げた「フライドオクラ」もおいしいケイジャン料理です。
ニューオリンズで素敵なひと時を
いかがでしたか?
ニューオリンズは、まだまだ紹介しきれないほどの観光スポットやグルメにあふれるとても魅力的な場所です。ぜひこの記事を参考にニューオリンズへの旅を満喫してください。
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