ブラジル・サンパウロ州の州都であり、ブラジルの経済都市として名高いサンパウロ。2000万人以上もの人口を誇る南半球最大の都市として知られ、ヨーロッパやアジアなど世界各国からの移民も多く集まる個性豊かな街です。今回はそんな活気あふれるサンパウロの基本情報とおすすめの観光スポットをご紹介します。
1.ブラジル サンパウロの基本情報
まずはじめにブラジルの大都市サンパウロを訪れるにあたって、事前に知っておきたい基本情報をご紹介します。
【言語】ポルトガル語。観光客向けの施設では英語も使えます。
【時差】日本より12時間遅れ。
【気候とベストシーズン】
サンパウロ市は亜熱帯地域に属していて、一年を通して比較的温暖な気候が特徴。
しかし気候の変化は非常に複雑で、一日の中に四季があるともいわれているんです。
夏は日中非常に暑いですが、夕方から夜にかけては過ごしやすく感じます。
冬はそこまで厳しい寒さにはならず、日中にかなり気温が上がり汗ばむ日もあれば、そこそこ寒い日も あります。
そんなサンパウロのベストシーズンは5月~9月頃といわれていて、この頃は雨が少なく、日中の平均気 温は15度くらいです。
【服装】
サンパウロでは基本的には涼しい服装が重宝されますが、一日の寒暖差が大きいため、上着は必須です。常に重ね着できる準備をし、幅広い服装で対応しましょう。
2.ブラジル サンパウロの歴史
続いて、サンパウロの歴史について簡単にご紹介します。
16~18世紀の間、ポルトガルの植民地であったブラジルはサトウキビの栽培や黄金の採掘が主な産業として発達していました。イエズス会の宣教師たちによって築かれた市であるサンパウロは、1822年にブラジルがポルトガルから独立したのち、主幹産業としてコーヒーの栽培を始め、急速に発展しました。
コーヒー農園の人手不足解消のため、19世紀後半になると、イタリアからの移民の受け入れを開始。その後、日本など世界各地からの移民船も到着しました。それ以来、コーヒー、サトウキビ、大豆栽培などの産業の発展と共に工業都市としても名を連ね、ブラジル切っての経済都市と呼ばれるに至りました。
歴史を知ったうえでサンパウロを訪れれば、観光もより一層楽しくなること間違いなしです。
3.ブラジル サンパウロのおすすめ観光スポット
サンパウロは、皆の憩いの場である公園から、見事な大聖堂、街中に潜むアートまでみどころが盛りだくさんの都市として観光客にも大人気。そこでお次に、サンパウロを訪れたらぜひ足を運んでいただきたいおすすめのスポットを5つ紹介していきます。
(1)イビラプエラ公園
ニューヨーク市民にとってのセントラルパーク的存在、サンパウロ市民の憩いの場といったら「イビラプエラ公園」を思い浮かべる方が多いはず。地元民だけでなく、サンパウロを訪れた観光客で訪れない者はいないというほど定番の人気スポットです。
そんな「イビラプエラ公園」、一番のみどころは世界的に著名な建築家オスカーニーマイヤーの建築群。曲線美を生かした独特の世界観が特徴である傑作の数々を公園内で見ることができます。
さらに桜の美しい日本庭園もあるので、ゆっくりとお散歩するのもおすすめです。
〇詳細情報
・名称:イビラプエラ公園
・住所: Av. Pedro Álvares Cabral – Vila Mariana, São Paulo – SP, 04094-050
・アクセス:Avenida Paulista(パウリスタ大通り)からタクシーで約10分
(2)セー教会
サンパウロのど真ん中、ヤシの木が生い茂る「セー広場」にそびえる「セー教会」は南米でトップの規模を誇る教会として有名。別名”カテドラル・メトロポリターナ”と呼ばれ、サンパウロのランドマークとして多くの人々に親しまれています。
「セー教会」は、ゴシック様式でつくられた歴史ある建物ですが、聖堂内部にはブラジルらしい色づかいやモチーフが随所に施されているのがみどころ。ブラジルの歴史をテーマにした、非常に緻密なステンドグラスが光を受けて輝く様子は神々しく幻想的な空間を演出します。
〇詳細情報
・名称:カテドラル教会(カテドラル・メトロポリターナ)
・住所:Praca da Se, Sao Paulo
・アクセス:メトロSe駅から徒歩
(3)サンパウロ中央卸売市場
「サンパウロ中央卸売市場」は、サンパウロの中心地にあり、地元民が野菜や果物、肉、魚などを買い求めにやってくる活気あふれる市場。生鮮食品のほかにも、ワインやお菓子、スパイスの専門店もあるのでお土産探しにももってこいのスポットです。
そんな「サンパウロ中央卸売市場」ですが、訪れたらぜひ食べていただきたいおすすめのグルメがあります。それは市場内2階のフードコートに軒を連ねる「モルタデッラ」のボリューム満点ハムサンド。
写真を見ていただければわかるとおり、とにかくハムがこれまでかとばかりぎっしり詰まっていて圧倒されてしまいます。1人で食べきるのはなかなか大変なので、できればシェアするのがおすすめ。
ブラジルに来たと実感できる名物サンドをぜひ味わってみてくださいね。
〇詳細情報
・名称:サンパウロ中央卸売市場
・住所:R. Cantareira, 306 – Centro Histórico de São Paulo, São Paulo – SP, 01024-900
・アクセス:メトロLuz駅から徒歩約10分
(4)ピニェイロス地区
巨大都市サンパウロのなかでも、随一のおしゃれ地区として名高いのが「ピニェイロス地区」。
画家など多くのアーティストが集まる地区として知られていて、街の至る所でアトリエやギャラリーを目にすることができます。
そしてそんな「ピニェイロス地区」で、美味しいブラジルコーヒーをカフェとして人気なのが「ソファー・カフェ」。
国内のコーヒー園から直接仕入れたコーヒー豆を店内で焙煎まで行う本格的なロースター&カフェで、落ち着いたおしゃれな雰囲気の場所です。コーヒーの他にもブラジル名物のお菓子ブリガデイロなども食べることができるので、観光の息抜きがてら訪れてみるのもいいかもしれません。
〇詳細情報
・名称:ピニェイロス地区
・住所:Av. Brigadeiro Faria Lima, 201, Rua Coropé, 88-Pinheiros
・アクセス:メトロFradique Coutinho駅から徒歩約15分
(5)リベルダージ地区
世界中の日系コミュニティのなかでも、最大規模を誇るのが「リベルダージ地区」。
ブラジルの経済を支えてきた日系移民たちの聖地で、いつも多くの人々で賑わっています。
「リベルダージ地区」を歩けば、そこはまるで日本!日本の食材や本をはじめ、日用品や便利グッズまで実に様々な商品が並んでいます。おいしい和食屋さんもあるので、日本が恋しくなってきたという観光客の方におすすめのスポットです。
〇詳細情報
・名称:リベルダージ地区
・住所:Praca da liberdade, 133-Liberdade, Sao Paulo
・アクセス:メトロLiberdade駅から徒歩1分
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