【季節別】サウジアラビア旅行前に準備したい持ち物・服装・習慣まとめ

歴史的魅力と近代的魅力、両方を兼ね備えた国 サウジアラビア

イスラム教の首都メッカやメディナがあり、宗教的な観点だけでなく歴史的にも見ごたえのある建築物や遺跡など、数多くの観光スポットが存在し、2019年に観光ビザが取得できるようになった新たな観光地、サウジアラビア。

そんな、魅力あふれるサウジアラビアを観光する際にはこの記事を読んでしっかり準備しておきましょう!



準備したい持ち物

パスポート

サウジアラビアに入国するのに、パスポートは必須です。パスポートがなければ、入国することすらできないので必ず準備しておきましょう。また、パスポートの残存期間もしっかりと確認しておきましょう!

現金/クレジットカード

サウジアラビアの通貨単位はサウジリヤル(SR)で1サウジリヤル=約41.45円(2024年6月現在)です。現地通貨への両替は、空港・国境の銀行・ホテルで可能です。クレジットカードについては国内の多くのショップやレストラン、ホテルや交通機関などでVisa、Mastercard、American Expressなどのクレジットカードが利用できますが、JCBは使用できないところが未だ多いそうです。また、小さなお店ではカード決済手数料がかかることがあるので、少額の現金を持っていれば、カードが使えないお店で無駄な手数料を支払わずに済みます!多くのスポットではApple Payなどのデジタル決済も利用可能です。しかし、タクシーなどでは現金しか使えない場合もあるので現金もしっかり持っておくようにしましょう。サウジアラビアのチップはサービス内容により10~15%、枕TIP/1USドル程度です。

変圧器

サウジアラビアのプラグはA・B・BF・Cタイプが多いため、変換プラグを忘れずに持っていきましょう。

航空券

ポケットWi-Fi SIMカード

サウジアラビアは、世界で7番目にモバイルインターネット速度が速く、5Gインターネット速度では世界4位と、非常に接続性の高い国です。ホテル、カフェ、レストランなどの多くの公共場所で無料Wi-Fiが提供されていますが、翻訳機能や地図機能などはいつでも使えるようにしておくためにも、事前に準備しておきましょう!!もちろん現地の空港でレンタルをしたり、購入することも可能です。

〈衣類〉

洋服や下着

サウジアラビアでは、女性は『アバヤ』という黒い服や、頭へスカーフを着用する義務はなくなりましたが、半ズボン・タンクトップでの外出は避け、なるべく肌を露出しない服装をする必要があります。男性も、半ズボン、ランニングシャツでの外出は避けるようにしましょう!また、モスク周辺の神聖なエリアではヒジャブ(髪を覆うスカーフ)を頭に巻くのが望ましいので、一枚用意しておくと良いでしょう。 現地でアバヤを購入する予定であれば、タンクトップなどのシャツとスパッツを持っていくことをおすすめします。 アバヤやヒジャブを身にまとって、アラビアンな雰囲気の写真も撮ってみましょう! 足元はサンダルなどでも問題ありませんが、履きなれたスニーカーなどの方が便利です。

・乾燥紫外線対策

サウジアラビアの空気は非常に乾燥しているため、リップクリームやハンドクリーム、化粧水や乳液などの乾燥対策グッズを持っていきましょう。サウジアラビアでは、アルコールの持ち込みが禁止されているので、アルコール成分が入っていないことを確認してください。また、日差しも非常に強いので、日焼け止めクリームや帽子、サングラスなどの紫外線対策グッズもマストアイテムです。直射日光を遮り風通しもきく、長袖の綿シャツもあると良いかもしれません!

・常備薬

シャンプー、トリートメント、洗顔グッズ

・トラベル枕

モバイルバッテリー



季節別の気候と服装

サウジアラビアは暑い国のイメージがありますが、一年中暑いわけではなく、四季があり、1月には冷たい風が吹き、8月の砂漠は酷暑に見舞われます。ここからは、サウジアラビアの四季について説明していきます。

春(3月中旬~6月中旬)

北部では、夜になると気温が15度を下回り、肌寒くなります。中央部と南部は北部に比べると暖かく、日没後の平均気温は20度前後になります。春は1年で最も降水量が多く、特に中央部とアスィール山脈の南西部で降水量が多くなります。また、春には「ハブーブ」として知られる砂嵐がよく起こるので、舞い上がる砂から顔を守るためにスカーフやフェイスマスクを用意しておくといいかもしれません!

夏(6月中旬~9月中旬)

平均気温は45度前後です。日中よりも気温が低く、過ごしやすい早朝や日没後の時間を有効活用し、温かい回数に潜り世界的に有名なサウジアラビアのスキューバダイビングを楽しみましょう!サウジアラビアではセーリングやシュノーケリングも体験できます。ジェッダやダンマームでは特に夏の間、非常に温度が高くなることがあるので、屋外でのアクティビティは午前中の早い時間に楽しみ、日焼け対策を忘れないようにしましょう。

秋(9月中旬~12月中旬)

サウジアラビアの北部と南西の高地の両方が、涼しい秋風を感じられ、過ごしやすい気候になります。日中は秋の秋の初めでも30度を越える日がありますが、夜は気温が下がり過ごしやすくなります。サウジアラビアの秋の夕暮れにジェッダの海岸沿いを散歩したり、屋外で食事を楽しんだり、砂漠のオアシス「アハサー」の泉を訪れたりしてみるといいかもしれません。冷房の効いた建物内や涼しい夜に備え、セーターなどの羽織りものを1枚用意しておくといいでしょう。

冬(12月中旬~3月中旬)

比較的過ごしやすい天候に恵まれる冬の時期は、美しいサウジアラビアの魅力に触れることができます。日中は穏やかで夜は涼しい冬のサウジアラビアは、キャンプはロッククライミングにピッタリです。また緑豊かな高地はもちろん、リヤドやジェッダなど穏やかな都市を巡るのにも絶好の季節です!冬の平均気温は13度~19度ですが、運が良ければ北部やアシール州で雪に覆われた砂漠や北部の山の傾斜を見る子tができます。必ず厚手のジャケットやコートを持っていきましょう。またサウジアラビアの冬は乾燥することがあるので、乾燥対策グッズもお忘れなく。



 

習慣

・宗教上の日課/行事

礼拝:イスラム教徒は1日5回、モスク等において聖地メッカの方角を向いてお祈りをします。この5回の時間は太陽の動きによって毎日時間が変わり、礼拝時間の前後は、商店、レストラン等ほとんどすべての店舗が一時閉店します。会計ができなくなるのでその場に留まりましょう。そして、お祈りはイスラム教徒の人々にとってとても重要なことなので、ドライバーさんやガイドさんにお祈りに行きたいと言われた時は、観光の途中であっても快く時間を取ってあげてください。 

また、礼拝時間を知らせるスマートフォンのアプリ等を利用して行動計画を立てるといいでしょう。施設やレストランは16時頃から営業開始の場合も多いので、必ず事前にインターネットで営業時間を確認してから観光に行ってください! 特に金曜日のお昼のお祈りは非常に大切なため、金曜日はお休みか16時頃から営業を始めるお店が多いです。

断食:断食はイスラム暦第9月ラマダン月の約1ヶ月は日の出前から日没まで一切の飲食(喫煙を含む)を絶つもので、非イスラム教徒の外国人も断食中のイスラム教徒に対して配慮が必要です。また、レストランなどは日中閉店し、日没後は深夜まで多くの店が開店し、賑わうそうです。

巡礼:イスラム暦12月8日から3日間行われるハッジ(大巡礼)には世界中から巡礼者がメッカ、メディナの聖地を訪れます。この期間前後はメッカ、メディナ周辺の滞在先の確保が非常に困難です。また、この時期は感染症等が流行する傾向にあります。なおメッカとメディナは、ほぼ全体がイスラム教徒しか訪問できませんので気を付けましょう。

・習慣

イスラム教では「女性はとても大切なもの」とされており、サウジアラビアの女性はヒジャブと呼ばれるスカーフなどで顔を隠しています。 女性はモスクなどの神聖なエリアに行く際には、観光客であっても念の為ヒジャブをまとう必要があり、 ヒジャブをつけていないと現地の方からヒジャブをつけてといった指摘を受ける場合があります。 そのような場合は、必ず現地の方のアドバイスに素直に従いましょう!

・写真撮影

政府関係機関の建造物、軍施設、港湾、空港の写真撮影は禁止されています。これは、テロなどを防ぐためにサウジアラビアが規定しているものです。 そこまで神経質になる必要はないですが、もし撮った写真を消すように言われた場合には、その場ですぐに応じてください。また、女性は写真を撮られることを好まないため、基本的に現地の女性を撮影することはNGです。 写真を撮りたいところに人がいる場合は、写真を撮っても問題ないか確認するようにしてください。 万が一、現地の方に撮った写真を消してほしいと言われた場合は、必ず素直に応じましょう。 現在はサウジアラビアの方も皆スマートフォンを持っており、動画や写真を撮影しています。 基本的に風景や食べた食事などを撮影することは問題ありませんので、安心してください!

・食事

イスラーム教では豚肉を食べることやアルコールを飲むことが禁止されています。 日本から行く際には、豚肉のエキスが含まれたカップラーメンやアルコールが含まれたコスメなどを持ち込まないように気をつけてください。 サウジアラビアは以前は手で食べる習慣がありましたが、現在はアラビア料理のお店でもスプーンなどが出てくるところが多く、 スプーンを使って食事を楽しんでも全く問題ありません。

・持ち込み禁止

1.アルコール類

2.豚肉製品及び醤油、カップラーメン類

3.マリファナやコカインなどの麻薬類

4.女性の裸体や水着姿・下着姿が掲載されている雑誌類及び写真

5.ビデオカメラは特に問題はないが、ピデオ・フィルムについては入国時に厳重に内容をチェックされるので、注意して下さい。



まとめ

いかがでしたか。

今回は【季節別】サウジアラビア旅行前に準備したい持ち物・服装・習慣まとめを紹介致しました。サウジアラビア旅行前に準備しておいた方が良いものについて細かくご紹介しました。サウジアラビアでは、きっと思い出に残る貴重な体験ができること間違いありません。

 

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