カザフスタンへの旅行前に知っておきたい現地の文化と習慣

カザフスタンは、中央アジアの大国で、広大なステップや草原、美しい山々が広がる自然に恵まれた国です。古代からシルクロードの交易ルートで栄え、歴史的な建築物や遺跡が数多く残されています。また、現代的なアスタナ市の近代的な建築物や街並みも見どころの一つです。さらに、美味しい料理や親切で温かい人々も魅力の一つ。カザフスタンはまだまだ多くの観光スポットがある、注目すべき国の一つです。

今回はそんなカザフスタンの文化と習慣について詳しくご紹介します!

 



 

国名:Kazakhstan/カザフスタン

正式国名:Republic of Kazakhstan/カザフスタン共和国

首都:アスタナ
(Astana:旧ヌルスルタン。1997年12月、アルマティよりアクモラに遷都。翌年、カザフ語で「首都」を意味するアスタナに改称。2019年3月にヌルスルタンに改称されたが、2022年9月、再度アスタナに改称。日本はJICAによるアスタナの都市計画作成支援を実施し、基本設計は故黒川紀章氏が担当した。)

国旗:通称なし(青地中央に金色の太陽と鷲、左端縦に鷲の翼と雄牛をモチーフにした文様)

国歌:カザフスタン

面積:272万5000km²(日本の約7.2倍)

人口:1860万人

民族:カザフ系(69.6%)、ロシア系(17.9%)、ウズベク系(3.3%)、ウクライナ系(1.5%)、ウイグル系(1.3%)、タタール系(1.0%)、その他(5.3%)
(2022年:カザフスタン国民経済省統計委員会)

宗教:イスラム教(70.2%)、ロシア正教(26.3%)、仏教(0.1%)、無宗教(2.8%)、無回答(0.5%)

言語:カザフ語(国語)、ロシア語(公用語)

時差:マイナス3時間(カザフスタンが3時間遅

主要な宗教:イスラム教、キリスト教、ユダヤ教

電圧・プラグ:電圧は220V、周波数50Hz。プラグは、欧州タイプのコンセント(2ピン)が使われています。

気候

カザフスタンは広大な国土を有し、地域によって気候が異なります。大まかには北部が冷涼、南部が乾燥地帯となっています。気温や降水量は季節によって大きく変化しますので、訪問時期に応じた服装が必要です。
冬季には特に厳しい寒さがあり、極寒の地域ではマイナス40℃を下回ることもあります。

服装

冬季に訪れる場合は、厚手のコートや防寒具、防風性のある衣服、防寒用の靴などが必要です。
一方、夏季には気温が高くなりますが、北部では夜間には冷え込むため、長袖のシャツやジャケット、羽織ものなどを用意しておくとよいでしょう。
カザフスタンはイスラム教国家ですが、比較的寛容な社会ですので、服装に厳しい制約はありません。ただし、公共の場においては、あまり露出度の高い服装は避けた方がよいです。また、寺院やモスクを訪れる場合は、膝や肩を隠す服装が必要になる場合があります。



 

文化

・家族と親族関係が重視されています。多くの家庭では、祖父母、おじ、おば、いとこなど、幅広い世代が同居しています。

・イスラム教が主要な宗教ですが、現代的な世俗的なライフスタイルも広がっています。

・馬術は伝統的にカザフスタンで重要な役割を果たしており、騎乗技術はカザフスタンの文化遺産として保護されています。

・カザフスタンの民族衣装は非常にカラフルで美しく、伝統的な手工芸品や装飾品も人気があります。

・食文化は、肉類が中心であり、ラムや牛、羊、馬などが一般的な食材です。ミルク製品やパンなどの穀物製品も広く消費されています。

習慣

・カザフスタンの人々は、家族や友人と一緒に過ごすことを大切にしています。特に、祭りや休日には家族が集まって食事をしたり、一緒に過ごすことが多いです。

・カザフスタンには、ゲル(伝統的な移動式住居)があります。ゲルは、家族や友人との集まりに使われることが多く、お茶を飲んだり、食事をしたり、話をしたりする場所として親しまれています。

・カザフスタンの人々は、訪問客をとても大切にします。訪問客には、伝統的な料理や飲み物が振舞われ、温かくもてなされます。

・モスクワ時間よりも1時間進んだ「アルマトイ時間」という独自の時間があります。この時間に合わせて行動することが求められます。

・カザフスタンはイスラム教徒が多数派であるため、イスラム教の習慣にも配慮が必要です。特に、ラマダン期間中は、断食をしている人が多く、公共の場での飲食や喫煙は控えるようにしましょう。また、モスクに入る際には、靴を脱いで入ることが一般的です。



マナー

挨拶:初めて会う人には、手を差し出して握手をするのが一般的です。また、長年の友人や家族に対しては、顔を寄せ合って軽くキスをすることもあります。

靴:家に入る前には靴を脱ぐことが多いです。室内に靴を履いたまま入るのは失礼とされます。

食事:カザフスタンの伝統的な食事は、複数の料理が一度に提供されます。主菜は一般的に肉料理で、サラダやスープ、パン、お茶も一緒に出されます。食事は一緒に食べる人たちと共に楽しむものであり、マナーとしては、最初に長老や年長者、女性、子供たちにサーブすることが望ましいです。

服装:ビジネスシーンでは、正装が求められることがあります。伝統的な服装としては、女性は『トクペ』というスカートとブラウス、男性は『シャラン』という上着を着用することがあります。

礼儀:公共の場では、大声で話したり、荒々しい行動をしたりすることは避けましょう。また、カザフスタンの文化では、議論の際には口ごもることがあるので、相手の話を聞きながら静かに待つことが大切です。



観光スポット3選

アルタイ山脈 (Altai Mountains)

アルタイ山脈は、ロシア、カザフスタン、モンゴル、中国にまたがる山脈で、世界的にも自然の美しさや文化遺産の豊かさで知られています。
草原、森林、氷河、湖、川、滝、温泉など多彩な自然美を有しています。特に、湖や温泉は透き通った美しい水色が印象的です!また、アルタイ山脈には、多くの野生動物や植物が生息しており、自然愛好家やハイカーには魅力的な場所です。
そして、トルコ系遊牧民族の「カザフ人」、「キルギス人」、「モンゴル人」などが暮らしており、多様な文化が残されています。また、山脈には多くの遺跡や古代の墓地が残されており、歴史好きな方にもお勧めできるスポットです。
ハイキング、キャンプ、釣り、スキー、乗馬、ラフティング、マウンテンバイクなど、多彩なアウトドアスポーツに適した場所であり、特に、トレッキングコースが整備されているため、自然の中を歩きながら美しい景色を楽しめます!

チャリン峡谷 (Charyn Canyon)

チャリン峡谷は、天然の美しさが凝縮された場所です!谷の地形は、約1億年前に形成された花崗岩や砂岩、石灰岩などの地層から成っています。そのため、奇妙な形状をした岩や岩肌が数多く見られ、美しい景色が広がっています。
谷の最も有名なスポットは、高さ150メートルの「石柱」で、周囲の自然の中でそびえ立つ大きな柱状の岩石です。また、谷の中には、美しい湖や滝、鍾乳洞があり、トレッキングやハイキング、キャンプなど、アウトドアアクティビティーに最適な場所です!

 

バイテレクタワー (Bayterek Tower)

カザフスタンの首都にあるタワーで、高さは約97メートルあります。タワーの最上階には展望台があり、ヌルスルタンの市街地や周囲の美しい景色を一望することができます!
また、タワー内にはレストランやカフェ、展示室、コンサートホールなどがあり、多彩な娯楽施設が集まっています。特に夜景は美しく、ライトアップされたタワーが輝きを放ち、周囲の建物とともに幻想的な景色を作り出しています!

 



カザフスタンに行こう!

いかがだったでしょうか。今回はカザフスタンへの旅行前に知っておきたい現地の文化と習慣についてご紹介しました。ぜひカザフスタンの旅を心ゆくまで楽しんでくださいね。
Ooohでは、皆さま一人ひとりのご要望に合わせた旅のプラン作りのお手伝いをさせていただいております。些細なことでも構いませんので、ぜひお気軽にご相談ください。

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