豊かな大自然に囲まれた「南アフリカ」
誰もが一度は行ってみたい国の1つではないでしょうか?内陸部のクルーガー国立公園では、数々の野生動物に出会えるサファリ体験ができ、西ケープ州では美しいビーチやブドウ畑、テーブルマウンテンなど様々な自然の形に遭遇することができます。日本ではみることのできない絶景があちこちに広がっています。そんな南アフリカでの滞在を快適なものにするためには、事前の準備が大切です。
そこで、今回は【季節別】南アフリカ旅行前に準備したい持ち物・服装・習慣まとめと題して、南アフリカでの滞在が有意義なものになるように細かくご紹介します!
1 気候
南アフリカの気候は日本とは真逆になります。1年を通して、高温になることも、寒すぎることもなく比較的温暖な気候です。しかし、ケープタウンや内陸部共に朝夕は冷え込みますので、上着を用意しておくと安心です。
季節別に気候をご紹介します。
春(8月初旬~10月)
南アフリカでは、8月初旬から10月までが快適な気候で、平均気温は12〜15度程度になります。降水量もそれほど多くなく、観光にはベストなシーズンとなると思います。また、この季節には南アフリカの各地で野生の花々が咲き乱れ、特に9月10月は様々なイベントが開かれますので、時期に合わせて旅行の計画を立ててみても良いかもしれません。また、この時期はハイキングやトレッキングなどのアクティビティ体験にもちょうどよい季節かもしれません。
夏(10~3月)
南アフリカでは、10〜3月が夏となり、特に1〜3月が真夏となりますが、日本と比べると日本ほど気温があがることはありません。平均気温は18度前後となり、1~3月の真夏日は気温がぐっとあがることも考えられます。降水量も他の季節と比べて少ないですが、時々夕方になると雷雨になる可能性もあります。しかし、ヨハネスブルクがある内陸部では10〜2月が雨季となりますが、ケープタウンは乾季のベストシーズンです。
秋(4~5月)
南アフリカでは、4~5月が秋となり、春とならんで過ごしやすい気候なので観光に非常におすすめの季節です。平均気温は16度前後となり、降水量も内陸部に関しては少なくなります。気温もちょうどよいので、快適に観光地を巡ることができるでしょう。
冬(6~7月)
南アフリカでは、6~7月が冬となり、日本とは真逆になります。日本ほど寒さを感じることはありませんが、平均気温は12度前後になります。日本の真冬といえば、最低気温が氷点下にまで下がることもありますが、南アフリカでは10度以下になる事があっても日本に比べれば温かいでしょう。内陸部では乾季となり、サファリ観光に最適な季節になります。しかし、冬の早朝サファリは、マフラーや手袋が欲しくなるほど冷え込んでいますので、油断は禁物です。念のため、厚手の上着を用意して行くと良いでしょう。
また、南アフリカの気候は冬が乾季なため空気が乾燥し、夏は雨季となり、気温だけでなく湿度も上昇します。さらに、東と西では雨の降り方にも大きく異なりが見られます。
東部では季節風の影響で夏に雨が降りますが、南西の海岸は地中海性気候ですので、移動性気圧により冬に雨が多くなります。降水量は東側から西側にかけて少なくなっています。このように南アフリカでは、どこを訪れるかによって観光に最適なシーズンは異なりますので、季節だけでなく、その土地の気候にも注意して旅行の計画を立てると良いと思います。
2 観光旅行に際しての必要な持ち物
必需品
*パスポート
パスポートは南アフリカに行くために必ず必要な持ち物です。これを忘れたら南アフリカへ行くことはできません。
観光・ビジネス・留学など目的や滞在日数によってビザが必要かどうかは変わってきますので事前に確認しておくとよいでしょう。南アフリカへの入国において、日本国籍の方は観光・短期商用・知人訪問の目的で滞在期間が90日以内の場合はビザなしで入国が認められています。また、パスポートの必要残存期間が南アフリカ出国後30日以上あること、出国用航空券を所持していることが条件となりますので、出国前に確認しておきましょう。
*クレジットカード・現金
南アフリカではクレジットカードもパスポートとならんで大事な必需品です。クレジットカードをもっておくと、両替するよりも手数料をかなり低く抑えることができたり、常に大金を手持ちである必要がないので、盗難の被害を抑えることができるなど、防犯対策にもなります。
ただし、南アフリカの観光途中に現金が必要になることもあると思いますので、少額でも持っておいた方が良いでしょう。南アフリカの通貨単位はランドであり、現地で日本円から両替することもできます。しかし、円の認証に時間がかかったり、レートが高い場合がありますので、日本で事前にUSドルに両替しておくこともおすすめします。
現地での両替は、空港や市内の銀行、両替所、ホテルなどで両替することができます。ヨハネスブルグ空港では、ほぼ24時間両替可能です。ホテルでの両替はレートがよくありませんので、どうしても両替が必要という時以外は避けた方が良いでしょう。
*変換プラグ・変圧器
海外旅行では必須の持ち物として変換プラグがあげられます。南アフリカの場合はコンセントの形状が日本と同じタイプのものなので、変換プラグは不要です。しかし、南アフリカの電圧は日本と比べて少し高いので、南アフリカの電圧に対応していない電化製品を使用する予定がある方は安全のために変圧器を持っていくようにしましょう。
*航空券
絶対に忘れてはいけない航空券。紙タイプのものではなく印刷不要なもので、行きと帰りのチケットがメール等で確認できる状態のものであれば問題ないかもしれませんが、紙タイプのものは他の持ち物に気をとられて忘れがちという人もなかにはいるのではないでしょか?持ち物の最終確認の時に、必ずチェックするようにしてください。
衣服やアメニティ類
*洋服や下着
これは忘れることはないと思いますが、滞在日数に応じて必要な枚数を用意するようにしましょう。昼間のサファリは非常に暑くなりますので、観光予定のある方で汗をかきやすい方は、念のため少し多めに着替えを用意しておくと安心です。
*防寒着
南アフリカは、基本的には1年を通して温暖な気候となりますが、朝晩はかなり冷え込むことが予想されますので、準備しておくと良いと思います。薄手のパーカーやライトダウンジャケットなどなるべくコンパクトに収納できる防寒着がおすすめです。
*常備薬
海外旅行では、慣れない環境でかなりの時間を過ごすことになり、暑さや長時間の移動などで体調を崩しやすいかと思います。自分自身にあった常備薬を準備してもっていくようにしましょう。
*シャンプーやトリートメント、洗顔料
海外では、ホテルに用意されていないところがあったり、自分の髪や肌に合わないといったこともありますので、ご自身にあったものを準備していくと良いと思います。普段と異なるものだとダメージも大きいと思いますので、忘れずに持っていくことをおすすめします。
*日焼け止め・虫よけスプレー
特に夏やサファリ観光では、必須のアイテムになります。日差しが非常に強いので紫外線対策は大切です。また、草木が多く、朝晩に関わらず虫が多いので持参していくことをおすすめします。
*カメラ・双眼鏡
大自然な南アフリカではカメラや双眼鏡があるとさらに南アフリカでの観光を楽しむことができるでしょう。野生の動物に遭遇した時に撮影しておくと、旅行を終えて帰国後に見かえすことができ、思い出に深く残ることでしょう。また、サファリ観光では遠くの動物をよく見たいという方は双眼鏡を持っていくようにしてください。よりサファリを楽しむことができると思います。
3 習慣
*お店の閉店時間が早い
南アフリカでは、朝早くに営業を開始して早めに閉めるお店が多い傾向にあります。休日は平日に比べてさらに早く閉店してしまうお店が多く、中には13時に閉まるお店もあって驚きです。特に郊外のお店だとこの傾向が強いので、買い物の予定はごz年中にたてることをおすすめします。また、個人の商店の場合は、開店時間・閉店時間共に日によって変わることが多いので注意しましょう。
どのお店が何時まで開いているか、品揃えが良いお店はどこにあるかといったことが頭に入っていると、一度の外出で必要な買い物を済ませることができますよ。
*チップの文化
南アフリカでは、チップを渡す文化があります。日本にはない文化なので、どんなタイミングでいくら払えばよいのか気になりますよね。南アフリカでチップを渡す場合は、アメリカドルではなく、南アフリカランドで渡すようにしましょう。アメリカドルで渡しても各お店で使うことが出来ません。
チップが必要になる場面をいくつかご紹介します。
・ホテルでのベッドメイキングに対して10ランド程度を観光前など部屋を空ける時に枕元などに置く。
・ポーターサービスに対して1人あたり10ランド程度を荷物を届けてくれたポーターさんに直接渡す。
・レストランでは合計金額に10%を加算して支払いをする。クレジットでも現金でも可能です。チップの10%はあくまでも目安になりますので、サービスが素晴らしいと感じた場合はそれ以上に支払っても問題ありません。レストランで持ち帰りの場合は、基本的にチップの支払いは不要になります。
*それぞれの民族が文化を大切にしている
南アフリカは多民族国家であり、その民族によって性格もさまざまです。コン・サン族やコーザ族、ズールー族、アフリカーナなど沢山の民族が暮らしており、11の公用語が話されているんです。
黒人系の民族では、皆明るくのんびりとした性格をしています。近くにいても大声で話すのも黒人民族ならではの特徴であり、これは小さな声で話すと内緒話をしているのと勘違いされてしまうため、大声で話すといった習慣があります。
白人系の民族は、オランダやイギリス、ドイツなどヨーロッパ系の血を引く民族で性格もヨーロッパ人と似ているようです。クールで近寄りがたいイメージがありますが、実際に話してみると気さくで話しやすく、親しみやすいと感じるでしょう。
また、民族に関わらず、南アフリカ人は自然と共に生きており、天気の良い日は海を散策したり、マウンテンバイクをする人、山や海沿いでハイキング、サファリ体験、キャンプなど思う存分自然を満喫しています。また、民族によっては牛やヤギなど家畜と共に自給自足の生活を送っていることもあります。
4 南アフリカの治安
南アフリカと聞くと、治安の悪いイメージを抱く人は多いのではないでしょうか。とくに大都市であるヨハネスブルグの治安は特に危険という情報を聞いたことがある方もいると思います。
実際の南アフリカの治安に関しては、決して治安が良いということはできません。強盗や盗難、殺人事件などの犯罪がたくさん発生しています。しかし、以下にあげることに気を付ければ南アフリカでは快適に観光を楽しむことができると思いますので、注意してみてください。
*治安が悪い場所には近づかない
ヨハネスブルグは2010年にFIFAワールドカップが開催されてから、街に防犯カメラの設置や警備の強化など治安対策が行われるようになり、少しずづ治安がよくなっています。しかし、日本に比べると治安は悪く、ダウンタウンなど地元の人でも行きたがらない場所には行かないようにすることをおすすめします。そして、ケープタウンは、南アフリカの中でも比較的治安が良いとされており、付近には観光スポットも多く、海外からもたくさんの観光客が訪れています。しかし、観光客に人気があるロングストリートやグリーンマーケットスクエアでは、観光客を狙ったスリや強盗などの被害が出ていますので、注意が必要です。
*置き引きに注意する
日本では席取りの際にテーブルに荷物を置いたり、食事中でもイスの背もたれにバックをかけたりなど当たり前にしていますが、海外ではこれは厳禁です。ケープタウンやヨハネスブルグなどの観光地では、置き引きが頻繁に起こっていますので、現金や携帯、カメラなど大切なものは常に身に付けておくようにしてください。
*偽装警官い注意する
ヨハネスブルグやプレトリア周辺では、偽装警官による強盗事件も起こっています。本物の警官から逃げることは罪になりますので、明るい場所や人がいる場所に移動して真偽を確かめるなど冷静に対応してください。また、警察官から不当に現金を請求されることもありますので、正規の手続きで罰金を支払うようにしましょう。とにかく、焦らずに冷静になって対応することが大切です。
*夜道は一人で出歩かない
夜は昼間と違って、人の数も少なくなり静まり返っているので、犯罪がおきやすい時間帯になります。特に観光客は狙われがちなので、十分に注意しなければなりません。夜の1人歩きは非常に危険なので、避けるようにしてください。南アフリカでは、なるべく昼間に観光スポットを巡り、夜はホテルでゆっくりと時間を過ごすことをおすすめします。
Ooohおすすめのプライベートツアー
Ooohがこれまでに提供した 南アフリカのおすすめのプライベートプランをご紹介します。
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いかがでしたでしょうか。
今回は、南アフリカ旅行前に準備しておいた方が良いものについて細かくご紹介しました。南アフリカでは、きっと思い出に残る貴重な体験ができること間違いありません。今回紹介したことを参考に、南アフリカ旅行の計画を立ててみてください。
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