シルクロードの要衝であり、古くから多くの文化が交錯していた中央アジアの国、ウズベキスタン。
ウズベキスタンにはサマルカンドやブハラをはじめとする美しい都市がたくさんあり、観光スポットが目白押しです。
しかし観光に加えて、旅の醍醐味といえるのがお土産物探し。実はウズベキスタンには、個性的なデザインが魅力的なお土産物がたくさんあるんです。
そこで今回は「喜ばれること間違いなし!ウズベキスタンで買うべきお土産7選」と題して、ウズベキスタンのユニークなお土産物たちを紹介していきます。
1.ウズベキスタンってどんな国?
まずはウズベキスタンの基本的な情報について少し紹介します。
ウズベキスタンは、中央アジアを代表する観光国家で、かつてはアジアとヨーロッパを結ぶシルクロードの要衝として栄華を極めました。各都市には今もなお東西文化が交差し、融合したことがわかる様々な建築物や美術品が残されています。
特にティムール朝の首都として栄えたサマルカンド、街並みの美しいオアシス都市であるブハラやヒヴァは世界遺産にも登録されており、ポピュラーな観光スポットです。日本から訪れる観光客には、サマルカンドとブハラの2都市を巡る王道コースが最も人気で、現地への移動を含めて6~7日程度かけて行くことができます。
治安については、観光地化されている場所は比較的安全で、旅行しやすい国といえるでしょう。
もちろん夜遅くに出かけない、貴重品の管理には気を付けるなどの注意は必要です。
2.ウズベキスタンで買うべきお土産
続いて、ウズベキスタンで買うべきお土産について紹介します。
ご紹介するお土産物は、ウズベキスタン各地にあるバザールやお土産物屋、スーパーマーケットなどで手軽に手に入る物ばかりです。
(1)スザニ(刺しゅう入りの布)
スザニとは、木綿か絹のベースの生地に、これまたシルクかコットンの糸を使って刺しゅうが施されたもの。鮮やかな色味が特徴で、刺しゅうはチューリップ、カーネーションなどの花、葉っぱや枝、ざくろなどの果物、さらには太陽と月など様々なモチーフの物が見られます。
そんな「スザニ」、もともとは中央アジアの民族に伝わる嫁入り道具であり、お母さんが娘のためを思い、一針一針丁寧に縫っていたとか。今でも手作業で刺しゅうが施されていることに変わりはなく、同じものは一つとしてない、まさに唯一無二の製品となっています。
様々な刺しゅうがあしらわれた「スザニ」は、タペストリーにしてもよし、クッションカバーなどにしてもよし。小さめの布なら日本円で1000円いかないくらいの値段で買うことができるので、お土産にもってこいです。
(2)陶器
続いては、鮮やかな色づかいと独特の柄が目を引く陶器類をご紹介。
ウズベキスタンには陶芸で有名な街がいくつかあり、特にフェルガナ地方のリシタンと、ブハラ近くのギジュドゥヴァンはその名を広く知られています。
リシタンの陶器が鮮やかな青と幾何学模様のデザインが特徴であるのに対し、ギジュドゥヴァンのものは全体として褐色がかった色味のものが多く、幾何学模様に植物などの大きめのパターンが組み合わされているのが特徴。
お土産物屋やバザール、工房には、湯呑やお皿、はたまたタイルといった小物まで様々な陶器類が並んでいるので、ぜひお気に入りの一品を探してみてはいかがでしょうか。
(3)フェルト素材のスリッパ
まるで小人が履く靴のような形で、見た目がとてもかわいらしいスリッパもウズベキスタンで有名なお土産物のひとつ。
鮮やかな色のフェルトにきらびやかな刺しゅうが施されており、つま先の部分にはボンボンがついています。なんともインパクト大の見た目ですが、実はその履き心地の良さにも定評があるんです。
フェルト素材なので足になじみやすく、保温性も◎。
このスリッパがあれば、日本に帰ってもお家でウズベキスタンの雰囲気を満喫できることでしょう。
(4)アトラス製品
”絹の王様”という意味を持つ「アトラス」は、ウズベキスタンの非常に美しい絹織物。
「アトラス」は日本の絣(かすり)と同じように縦糸を先染めする手法でつくられています。「スザニ」と同じように、チューリップをはじめとする様々な図案があり、大胆な色づかいが特徴です。
布製品を扱うお土産物屋では、「アトラス」のカットソーやズボン、ジャケット、ワンピースなどの服やポーチなどの小物がたくさん売られています。日本の観光客には、自分で選んだ生地からオリジナルのストールやワンピースを仕立ててもらうことができる、オーダーメイドも人気です。
そんな「アトラス」は、ウズベキスタンの女性たちにとても大切にされている布地。
女性たちは、結婚式やイスラム教の新年を祝うナブルーズというお祭りの際、「アトラス」のワンピースで身を飾るのが風習となっています。
(5)コウノトリのハサミ
コウノトリのハサミは、世界遺産にも登録されている都市ブハラで有名な特産品。
スタイリッシュなシルバーの見た目がとてもおしゃれな一品です。
コウノトリはブハラのシンボルで、豊作や幸せをもたらしてくれるありがたい鳥として人々に親しまれているそう。たしかに銀色に輝くコウノトリはなんともご利益がありそうです。
ハサミは一つひとつ手作りで、切れ味も抜群。
「コウノトリのハサミ」の専門店もあり、工房では実際にハサミを作っている様子を近くで見ることができます。
(6)ウズベクおじさん人形
ウズベキスタンでは、どこのお土産物屋にも必ずいるといっても過言ではないのが「ウズベクおじさん」たち。
パンやスイカ、弦楽器などウズベキスタンの様々な名物を手になんとも愛らしい微笑みを浮かべている姿は、いつみてもほっこりとした気持ちになれそうです。
おじさんだけではなく、おばさんバージョンや、数人の「ウズベクおじさん」たちがお茶を飲みながら語らっている場面など、売っているお店によって色々な「ウズベクおじさん人形」が見られます。
ぜひたくさんのお店をまわって連れて帰りたいおじさんを選んでみてくださいね。
(7)ドライフルーツ・ナッツ類
最後にご紹介するのがドライフルーツ・ナッツ類。
あまり知られていませんが、ウズベキスタンのある中央アジアはドライフルーツやナッツの生産が盛んな地域なんです。
杏子、デーツ、ブドウなど種類も豊富で値段もお手頃なので、お土産物としておすすめ。
また小腹が空いたときに、おやつとして食べるのもいいかもしれません。
バザールはもちろん、スーパーマーケットでも手に入れることができます。
Ooohおすすめのプライベートツアー
Ooohがこれまでに提供したウズベキスタンのおすすめのプライベートツアーの一部をご紹介します。
ウズベキスタンのお土産は自分用にも?
いかがだったでしょうか。
今回は、ウズベキスタンに訪れたらぜひ手にとっていただきたいお土産物7つをご紹介しました。
ぜひバザールやお土産物屋に足を運んで、自分のお気に入りの品物を見つけてみてくださいね。
皆様の旅が、一生の宝物になるような素敵なものになることをお祈りしています。
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