南アメリカ中央部に位置する国、ボリビア。
4,000m以上の山々や熱帯雨林、サバンナなど雄大な自然に恵まれている国です。「天空の鏡」と言われているウユニ塩湖は世界的にも有名です。
また、首都ラパスは日本の富士山とほぼ同じ標高3,600mの場所にあることから、「雲の上の街」と呼ばれており、空から見下ろす街並みは近代都市のように感じます。そして、ボリビアには「チョリータ」と呼ばれる衣装や伝統音楽など、先住民の文化が残っており、各地でお祭りが催されています。
このようにボリビアは、先住民の文化や雄大な自然を楽しめる観光スポットがあり、魅力的な国です。
今回は、ボリビア旅行で訪れたい博物館、美術館、世界遺産、映画ロケ地を厳選してご紹介します。ぜひこの記事を参考にボリビア滞在を楽しんでくださいね!!
1.ボリビア旅行で訪れたい博物館&美術館
(1)ボリビア自由独立博物館(House of Liberty Museum)
まず最初にご紹介するのは「ボリビア自由独立博物館」です。
こちらは、ボリビアの歴史文化資産が保管されている博物館です。ボリビア南部、スクレ中心の5月25日広場に面した場所にあります。
こちらの建物は1621年に建てられた、イエズス会の礼拝堂です。ボリビアがスペインから独立する際の独立宣言文の調印が行われた歴史的な建物として有名で、現在は博物館として利用しています。
博物館には、ボリビアの歴史文化遺産品や絵画、宝飾品、彫刻が保管されており、歴代の大統領の肖像画や独立宣言書、スペイン植民地時代の南アフリカの地図などは見応えがあります。1825年に独立したボリビアや独立に導いたシモン・ボリバルの歴史について学ぶのに最適な場所です。
また、1時間程のガイド付きツアーが行われており、丁寧な解説が聞けることで評判が高いため、ボリビアの歴史をより詳しく学びたい方にはオススメです。
〈詳細情報〉
住所:Pl. 25 de Mayo, Sucre, Bolivia
電話番号:+59146454200
営業時間:月〜金曜日8時30分〜12時30分、14時30分〜18時30分、土〜日曜日9時00分〜13時00分
HP:https://www.casadelalibertad.org.bo/
(2)ボリビア国立民族博物館(National Museum of Ethnography and Folklore)
次にご紹介するのは「ボリビア国立民族博物館」です。
こちらは、ボリビアの民俗文化やアンデス地方の遺物が展示されている博物館です。首都ラパスから車で7分程の場所にあります。
こちらには、ボリビアの織物や土器、民族衣装、仮面、紙幣などが展示されており、ボリビア各地の民族の暮らしや伝統に触れることができます。織物や土器は、模様や色使いなど、地域ごとに特徴が異なり、地域別で展示されています。実際に触れることができる展示物もあり、ボリビアの昔の暮らしを知るのに最適な場所です。
こちらの博物館は写真やビデオ撮影が禁止されており、撮影する場合は別料金が発生するため注意してくださいね!
〈詳細情報〉
住所:Ingavi 916, La Paz, Bolivia
電話番号:+59122408640
営業時間:月〜金曜日8時45分〜12時30分、14時30分〜18時30分、土曜日8時30分〜16時00分、日曜日8時30分〜13時30分
2.ボリビア旅行で訪れたい世界遺産
(1)古都スクレ(Historic City of Sucre)
最初にご紹介するのは「古都スクレ」です。
標高2,600mの場所にある歴史都市です。1991年に世界遺産に認定されています。
1538年にスペインの統治者によって築かれたこちらの街は、1825年にスペインから独立してから現在まで憲法上でボリビアの首都となっています。現在のボリビアの首都機能はラパスにありますが、当時は銀の鉱脈が発見されたことから、産出する銀を管理する都市として発展し、最高裁判所もこちらにあります。
こちらの街の見どころは、白い壁と赤い屋根の先住民文化を含めたヨーロッパスタイルの建築物が広がる街並みです。条例により建物を白く塗ることが義務付けられたため、白く美しい建物が多く、「白の街」とも呼ばれています。また、サン・フランシスコ教会やサン・ミゲール教会。サンタ・クララ修道院など歴史的な建築物も残っており、南米の青々とした空に映えるため、散策するだけでも楽しむことができます。中でも、「スクレのマリア像」はオススメスポットで、50年かけて建てられたカテドラルは、内部が金銀で豪華に飾られており、当時の古都スクレの反映を感じられます。
また、こちらの街には多国籍のレストランが集まっているため、食も楽しむことができます!ぜひ一度訪れてみてください!!
(2)ノエル・ケンプ・メルカード国立公園(Noel Kempff Mercado National Park)
次にご紹介するのは「ノエル・ケンプ・メルカード国立公園」です。
こちらは、ボリビア北東部のサンタクルス県に広がるアマゾン川流域の国立公園です。2000年に世界遺産に登録されています。
ノエル・ケンプ・メルカード国立公園は、アマゾン盆地の中で最大規模で、海抜200mから750m近くの標高差があるため、セラード、サバンナ、湿地、常緑樹林帯といった多様な要素を含んでいます。また、盆地は10億年以上前の先カンブリア時代からの歴史を示す、砂岩や珪岩などで形成されています。
こちらには、植物が4,000種類、鳥類が620種類確認されており、オオアルマジロやオオアリクイなど絶滅危惧種も生息しています。手付かずの自然の美しい景観がみられるため、エコツーリズムの人気スポットとなっています。
ボリビア東部の都市、サンタ・クルス・デ・ラ・シエラのビルビル国際空港から飛行機で3時間ほどかかりますが、ありのままの自然の姿を見ることができるため、時間をかけても訪れる価値のある場所です。
3.ボリビア旅行で訪れたい映画ロケ地
(1)ウユニ塩湖(Uyuni salt flat)
最初にご紹介するのは「ウユニ塩湖」です。
こちらは、ボリビア西部のウユニから車で1時間程の標高3,700mにある塩湖です。幻想的な光景が広がるこちらの場所は、映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』や『インデペンデス・デイ』など多くの映画のロケ地として使用されています。
「世界で最も平らな場所」としても知られているこちらの場所は、塩湖内の高低差がわずか50cmで、雨季(12月〜3月)になると塩湖に水が溜まり、空や雲を鏡のように映し出します。「天空の鏡」と呼ばれる景観は天気や風などの様々な条件が揃って出現するため、まさに奇跡の絶景です。乾季(4月〜11月)は水溜まりがありませんが、五角形や六角形に塩が結晶した大地は雪原のようで真っ白な美しい景色が広がります。
ウユニ塩湖周辺には、家具や建物などが塩からつくられたユニークなホテルもあるため、そちらに宿泊するのもオススメです。
(2)月の谷(Valle de la Luna)
次にご紹介するのは「月の谷」です。
こちらは、ボリビア西部のラパスから車で40分程の場所にある谷です。映画『アラビアのロレンス』や『スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の撮影地となっています。
まるで月に降り立ったかのような迫力ある景色が広がるこちらの場所は、固い岩が風や水に侵食され、m数の凹凸を作り出し、独特の景色を構成します。「悪魔の帽子」と呼ばれる場所は岩の上に帽子があるように見え、他にもユニークなスポットがいくつかあります。
月面散歩には15分と45分の二つのコースがあり、奇岩や月面のような景色を巡り歩くことができます。標高が高い場所にあるため、コース途中にあるベンチで休みながらゆっくりと歩くのがオススメです!
ラパスからのアクセスが良く、異世界を感じられる場所なのでぜひ訪れてみてください!!
4.ボリビアで素敵な思い出を!
いかかでしたでしょうか?
今回は、ボリビア旅行で訪れたい博物館、美術館、世界遺産、映画ロケ地についてご紹介しました。ボリビアでは、きっと思い出に残る貴重な体験ができること間違いありません。ぜひ、この記事を参考にボリビア旅行の計画を立ててみてください。
Ooohでは、現地の旅のプロがお客様のニーズを汲み取って、最適な旅行計画を提案いたします。
また、通常のツアーでは手配しづらい専用車での旅行計画にも最適です。
ぜひ気軽にご相談ください。
チャットでボリビア旅行の相談が無料でできるOooh