カンボジア、おすすめ観光スポット10選

世界遺産に登録されているアンコールの巨大遺跡群があることで有名な人気観光地、カンボジア。有名なアンコール・ワットをはじめ、『天空の城ラピュタ』の世界を彷彿させる遺跡や湖上生活をする人々の暮らし見学、首都プノンペンでは王宮巡りなど、魅力的な観光スポットがたくさんあります。今回はおすすめの観光スポットを厳選して10個紹介します。

 



1.カンボジアの魅力とは?

カンボジアは小さい国ながらも多くの重要な遺跡や近代の負の遺産、大きな湖や未だ多く残る密林の大自然などみどころがたくさん詰まっています。またカンボジアは親日な国でもあります。なんとカンボジアの紙幣の一つである500リエルに、日本の国旗が印刷されいています。日本はカンボジアに多額の援助をしており、その感謝の意を込めてデザインされています。

 



2.カンボジアってこんな国!

インドシナ半島に位置するカンボジアは、タイ・ベトナム・ラオスの3ヶ国に接しています。国土は日本の約50%。首都はプノンペンです。人口は約1500万人で、東京都の人口より少し多いぐらいです。クメール族という人たちが国民の80%を構成し、公用語はクメール語になります。

(1)気候

カンボジアの気候は大きく乾季と雨季の2つに分かれています。乾季は11月~5月、雨季は6月~10月。特に11月~1月は雨が少ないので、観光客が多く訪れます。気温は一年中夏のような気候なので、半袖で過ごせます。湿気が多く、日中40℃を超える日もあるので熱中症や日焼け対策は必須です。

(2)衛生面

ローカルなストリートフードが楽しめる屋台は、衛生管理が十分でないお店が多いです。店を選ぶ際は、なるべく人の入りが良いところを選ぶようにしましょう。また絶対に水道水は口は飲まないよう気を付けましょう。常にミネラルウォーターを購入し持ち歩くことのがおすすめです。スーパーや売店などで数十円から気軽に購入できます。屋台のジュースに入っている氷でお腹を下すこともあるので、なるべく氷は抜きで頼んだ方がよいです。

(3)治安

カンボジアでは、観光客相手にスリやぼったくりなどの軽犯罪が多発しています。貴重品は肌身離さず管理し、バッグからは手と目を離さないよう注意しましょう。トゥクトゥクに乗っている最中にスマホで写真や動画を撮影しているときも、すれ違いざまに盗られる可能性があるので油断は禁物です。マーケットで買い物をするときやトゥクトゥクの料金を交渉するときはあらかじめ相場を把握することをお勧めします。

 



3.カンボジアの観光スポット10選

カンボジアのメインの観光スポットは、アンコールワットがある古都のシェムリアップが有名。しかし近代から現在までの様子が分かる首都プノンペンも魅力的です。この二つに観光スポットが集中しているので、それぞれ観光で回るのもおすすめです。

(1)王道スポット「アンコール・ワット」

カンボジアを訪れた際は外せないスポットです。クメール建築の最高傑作と称され、カンボジアの国旗にも象徴されています。建設された当初はヒンドゥー寺院として作られ、後に仏教寺院として改修された為、双方の特徴を持ちます。かなり広く見どころが多いので、隅々まで観光すると1日じゃでは足りないほど。日の出・夕焼け時が特に神秘的でおすすめです。

〇詳細情報
所在地:Angkor Ruins, Siem Reap
アクセス:シェムリアップ市街から車で20分
営業時間:5時~17時30分
定休日:なし
入場料:有料(大人:1日券37USドル、3日券62USドル、7日券72USドル、 12歳未満は入場無料)
年齢制限:12歳未満は第三回廊の見学不可

 

(2)神秘的な雰囲気が漂う「タ・プローム」

アンコール遺跡群の一つとして、世界遺産にも登録されているタ・プローム。12世紀末に仏教寺院として建てられ、その後ヒンドゥー教寺院に改修されたと考えられています。長い間ジャングルの中で放置されていたせいか、巨大な榕樹が遺跡に絡み、神秘の世界を創りだしています。

〇詳細情報
所在地:Angkor Ruins, Siem Reap
アクセス:TA PROHM ホテルから車で30分
営業時間:7時30分~17時30分
定休日:なし
入場料:有料(大人:1日券37USドル、3日券62USドル、7日券72USドル[アンコール遺跡の共通チケット]、子供:12歳未満は入場無料)

 

(3)東南アジア最大の湖「トンレサップ湖」

雨季になると面積が琵琶湖の10倍にまで広がる、とても大きな湖です。ここでは珍しい水上生活者の暮らしを見ることができます。住居は高床式で、小学校や教会なども水上に浮かんでいます。雨季で流れ込んでくる密林の栄養によって漁業ががとても活発で、カンボジアの貴重なタンパク源となっています。

〇詳細情報
所在地:11km South from Siem Reap Town
アクセス:シェムリアップ市内中心地から遊覧船乗り場まで車で20分程度(乾季は45分)
営業時間:7~18時(乾季は水量が減るため、混雑したりスピードが遅いこともある)
定休日:なし
入場料:有料(大人:乗船15USドル[船会社や人数により異なる]、 トンレサップ湖の遊覧船は所要1~2時間で20USドル前後【要交渉】)

 

(4)幻の王都「コー・ケー遺跡群」

アンコールワットのあるシェムリアップから北東へ約120㎞、車で約2時間半ほどの距離に位置するコー・ケー遺跡。921年から941年まで、当時の王ジャヤヴァルマン4世により王都として建造されていましたが、王の没後は治水問題からアンコールワットのあるエリアに王都は移動したそうです。周辺には60を超す大小さまざまな寺院がありますが、観光の目玉となるのはプラサットトム寺院。その巨大な七段ピラミッドには圧倒されます。

〇詳細情報
所在地:Koh Ker District, Preah Vihear Province, Cambodia
アクセス:シェムリアップから車で約2時間30分
営業時間:7:00-17:30
入場料:コーケー遺跡群入場券(1日券10$)

 

(5)謎多き遺跡「ベン・メリア遺跡」

密林に沈む大型遺跡。寺院を読み解く碑文などは少なく、現在も謎に包まれたまま。木々に覆い尽くされた神秘的な遺跡であるベンメリアは、宮崎駿監督の『天空の城ラピュタ』のモデルと言われています。マイナスイオンを思い切り感じて下さい。

〇詳細情報
所在地:50km East from Siem Reap Town
アクセス:シェムリアップ(Siem Reap)から車で1時間30分~2時間
営業時間:6時~17時
定休日:なし
入場料:有料(大人:2020年1月1日(水)より、ベンメリア遺跡観光にはアンコールパスが必要)

 

(6)カンボジアの歴史を学ぶ「アンコール国立博物館」

 

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赤い外観が印象的な建物です。アンコールワットに代表されるクメール様式の芸術品や、各時代の遺跡を見て回ることができます。遺跡についての情報も多く手に入れることが出来るので、各遺跡の訪問前の情報収集として利用するのがおすすめです。

〇詳細情報
所在地:No.968 Vithei Charles de Gaulle, Khrum 6, Phoum Salakanseng, Khom Sveydangum
アクセス:オールド・マーケット(Old Market)から車で5分
営業時間:8時30分~18時(4月~9月)、8時30分~18時30分(10月~3月)
定休日:なし
入場料:有料(大人:12USドル、 子供:11歳以下半額、6歳以下無料、 11歳以下半額、6歳以下無料)

(7)黄金の仏塔が眩しい「王宮」

プノンペンのシンボルとも言える、王宮。入場してすぐに目に入るのが黄金に輝く「即位殿」です。国王の誕生日など重要な行事が今でもここで執り行われる、市民にとって神聖な場所となっています。そのため、王宮に立ち入る際は膝が見えるスカートやズボン、タンクトップは禁止。帽子も脱帽が強制されます。身だしなみには気をつけるようにしましょう。

〇詳細情報
所在地:Samdach Sothearos Blvd., Phnom Penh
アクセス:セントラルマーケットから車で10分
営業時間:8~11時、14~17時
定休日:なし
入場料:有料(大人:10ドル、 子供:6歳以下無料、)チケットはシルバーパゴダと共通

 

(8)カンボジアの悲劇を伝える「トゥールスレン博物館」

カンボジアの歴史を学ぶのならぜひ訪れてほしい場所。ポル・ポト政権時代、多くの人が収容され拷問を受け、苦しみと闘っていた場所です。当時周囲から存在を隠すため、小学校をそのまま拷問場として利用していました。今でも至る所に血痕が残り、人々が収容されていた場所や拷問部屋などが現存されています。

〇詳細情報
所在地:St. 113, Beoung Keng Kang III, Chamkarmorn
アクセス:王宮(Royal Palace)から車で12分
営業時間:8~17時
定休日:なし
入場料:有料(大人:5USドル、 子供:10歳以上17歳未満3USドル、 3ドル[AudioGuideセット])

(9)平和を考える場所「キリング・フィールド」

ポルポト政権の大虐殺で多くの人が殺されていった場所です。慰霊塔の中に人骨と遺品が安置されています。カンボジアには約300にも渡るキリングフィールドがあると言われていますが、最も有名なのがここプノンペンのキリングフィールドです。1997年に鎮魂の意を込めて、ここに寺院が建設されました。

〇詳細情報
所在地:Wat Thmey
アクセス:オールド・マーケットから車で15分程度
営業時間:6:00~19:00
定休日:なし
入場料:有料(大人:US$3、 子供:12歳未満は無料)

 

(10)プノンペンン最大の市場「セントラルマーケット」

カンボジア人や観光客で多く賑わう巨大なマーケット。ドームの形をした建物が特徴です。マーケットには野菜や魚、肉などはもちろんカラフルな雑貨屋や生活用品店も多くなんでもここで揃うため、市民の生活には欠かせない場所となっています。お店の店員さんとの値段交渉をするのもマーケットの楽しみのひとつです。

〇詳細情報
所在地:Neayok Souk, Phnom Penh
アクセス:王宮から車で10分
営業時間:7~17時頃
定休日:なし

 

 

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カンボジアを満喫しよう!

カンボジアのおすすめスポットをまとめましたが、いかがだったでしょうか。遺跡なども年々発見されたりとまだまだポテンシャルの高い国です。まだ行ってない方も、一度行ったことある方もぜひ次の旅行先に決めてみてはいかがでしょうか。
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