南米の西側、南北に細長くのびる国土を持っているチリ。世界遺産が５つ、国立公園に至っては３２もの数が登録されている非常に自然が豊かな国です。また、世界の七不思議の一つともいわれるほど謎に包まれたモアイ像やチリワインも有名。今回はそんな魅力あふれる国チリの中でも、特におすすめするインスタ映え間違いなしの絶景スポットを厳選して紹介致します。
（１）イースター島（Easter Island）
チリの最も有名な観光地といっても過言ではない「イースター島」。
自然豊かな孤島に、約1000体ともいわれる多くのモアイが散在している神秘的な島で、現地語では「ラパ・ヌイ（Rapa Nui）」、正式には「パスクア島（Isla de Pascua）」と呼ばれています。
モアイ像は、その制作理由や制作の方法が未だ解明されていません。
また部族同士が争い、互いに相手の部族のモアイを倒しあったというフリ・モアイや、モアイのあとに島民に信仰されていたといわれる”鳥人”に関する儀式など、「イースター島」の歴史や文化には興味深い点がたくさんあります。
そんな謎多き「イースター島」ですが、おすすめの絶景スポットは、モアイの背に沈む夕日鑑賞やモアイをバックに昇る朝日鑑賞。
夕日鑑賞は「タハイ儀式村」、朝日鑑賞は「トンガリキ」などで楽しめます。
美しい空と、黒くそびえ立つモアイの姿に圧倒されること間違いなしです。
また、ほぼすべてのモアイに使われた石が切り出された山として知られる「ラノララク」付近のモアイも必見。至る所に様々な様子のモアイが点在しているので、お気に入りのモアイを探してみるのもいいかもしれません。
（２）マーブル・カテドラル（Marble Cathedral）
”世界で最も美しい洞窟”として知られる「マーブル・カテドラル」。
様々な色合いの青と白がマーブル状に混ざりあった岩壁はとても幻想的で、ひとたび空間に足を踏み入れれば、夢の中にいるかのような心地がします。名称をきいてピンとこない方も写真を見ていただければ、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
この「マーブル・カテドラル」があるのはチリとアルゼンチン、２国間にまたがるへネラル・カレーラ湖です。「マーブル・カテドラル」がこのような美しい姿になったのは、大理石が長い年月をかけて浸食によって削られたから。自然の力のみによって創られた素晴らしいアートにぜひ一度訪れてみてください。
（３）アタカマ砂漠（Atacama Desert）
アフリカの「サハラ砂漠」、中国の「ゴビ砂漠」と並んで世界三大砂漠のひとつに数えられる「アタカマ砂漠」。世界で最も乾燥した砂漠としても知られており、雨が降ることはめったにないため、世界中から天文台が集まっています。
「アタカマ砂漠」観光の拠点になるのは、チリ最古の街としても知られる「サン・ペドロ・デ・アタカマ」。砂漠の中にあるオアシスのような街で、日干しレンガでつくられた平屋建ての建物が並んでいます。観光ツアーも「サン・ペドロ・デ・アタカマ」で申し込みをするのがおすすめです。
そんな「アタカマ砂漠」、おすすめの絶景ポイントが盛りだくさん。
まずご紹介したいのは「タティオ間欠泉」です。
世界で最も標高の高い場所にあるこの間欠泉は、夜明け前に最も活動が活発になります。薄明かりの中、煙が吹きあがる幻想的な風景が楽しめるとともに、運が良ければアンデスダチョウなどの姿を見ることもできます。
また「アタカマ砂漠」といえば見逃せないのが、星空。
周囲に星を邪魔する光がないうえ、標高が高く空気も澄んでいる「アタカマ砂漠」は世界で一番星が綺麗に見えるスポットともいわれています。透き通った夜空に広がる満天の星たちは、旅の疲れを癒してくれることでしょう。
そして最後に「アタカマ砂漠」に咲き誇る奇跡の花であるワイルドフラワーをご紹介。
近年エルニーニョ現象の影響で、降雨周期が短くなっているため、例年９～１０月にかけて「砂漠の花畑」を見ることができます。茶色の地面に紫色の小さな花が咲き誇る風景は、訪れる者に元気を与えてくれます。
（４）パイネ国立公園（Parque Nacional Torres del Paine）
荒々しく削られた山々、風になびく草原、色鮮やかな高山植物、そして深い青の湖。
パタゴニアの魅力が溢れんばかりに詰まった「パイネ国立公園」は、サンティアゴから南へ約3000㎞、氷河に覆われた南米の地にあります。
「パイネ国立公園」を楽しむには、キャンプで何泊か留まりながらトレッキングをするか、日帰りツアーに参加するのがおすすめ。
日々の喧騒から隔絶されたこの土地には、360度どこを向いても絶景が広がっており、一度訪れると帰りたくなくなってしまう人が続出するそうです。
そんな「パイネ国立公園」ですが、特におすすめの絶景スポットは、「フランス谷」。
「フランス谷」はトレッキングでしか訪れることはできませんが、訪れる価値は十二分にあります。目の前に現れる迫力満点の角のような形をした岩山「クエルノス」に向かって進むと、谷の入り口ではパイネ最高峰の「パイネグランデ」と「フランス氷河」がお出迎え。特に夕日に染まる岩山群は、自然の厳しさとやさしさの両方を感じることができる絶景です。
また、トレッキングの予定がない方でも楽しめる絶景スポットとしてご紹介したいのが「ラストーレス」。
下から眺めると３本の切り立った岩山が見えるために通称”３本塔”（ラストーレス）と呼ばれています。こちらはベースキャンプへのトレッキングをしながら眺めるほかにも、国立公園の入口付近から眺めることができ、見ごたえ抜群。
大迫力の山々をぜひカメラにおさめてみてはいかがでしょうか。
（５）バルパライソの街並み（Valparaiso）
最後にご紹介したいのは、サンティアゴから車で２時間ほどの距離にある世界遺産の街「バルパライソ」。
”天国の谷”の名を持つ「バルパライソ」の魅力はなんといっても街全体を包み込むおしゃれでカラフルなペインティングです。海風が心地よい港町であり、街の至る所にポップでアーティスティックな落書きも目にすることができるので、散策するだけで気分が上がります。
そんな美しい街「バルパライソ」、おすすめの絶景スポットは「コンセプシオンの丘」。
丘の頂上まではアセンソールというエレベーターのようなものでも行くことができますが、徒歩で坂を上っていくこともできます。坂の途中ではカラフルな壁画アートや海の眺望が楽しめるので、余裕のある方は徒歩がおすすめです。
そして「コンセプシオンの丘」の頂上から眺める景色には圧巻。雄大な海と、色とりどりに飾られた街並みは、絵画のような美しさです。頂上にあるレストランで食事を楽しみながら、絶景に酔いしれるというのもいいかもしれません。
Ooohおすすめのプライベートツアー
Ooohがこれまでに提供したチリのおすすめのプライベートツアーの一部をご紹介します。
チリの絶景を楽しもう！
いかがだったでしょうか。今回は、数多くあるチリの観光スポットのなかでも、誰もが息をのむような絶景を楽しむことができるスポット５つを厳選してご紹介しました。
少しでも皆様の旅のお役に立てれば幸いです。
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