コロンビア北部のカリブ海に面した街「カルタヘナ・デ・インディアス」通称「カルタヘナ」。
堅固な要塞を擁する港湾都市であり、世界遺産にも登録されています。そんなカルタヘナには城壁に囲まれた旧市街や城壁越しにサンセットを眺められるスポットなど魅力的な観光地が盛りだくさん!
そこで今回はカルタヘナを訪れるならぜひ足を運んでいただきたいおすすめスポットをご紹介します。
1. 世界遺産の都市、カルタヘナ(Cartagena)とは
コロンビア北部、カリブ海に面したカルタヘナは、1533年にスペイン人ペドロ・デ・エレディアによって建設された、堅牢な要塞を持つ都市です。
細長い湾を持つカルタヘナは多くの船が停泊できる良港として発展するものの、たびたびドレークなどの海賊に狙われていました。その対策として1657年には、長さ4㎞、高さ12m、幅17mにも及ぶ巨大な城壁が築かれるに至ったのです。
さらに17世紀の半ばには、まるで迷路のような内部構造を持つサン・フェリペ要塞も完成。こうしてカルタヘナは、強固な要塞に守られる美しい都市として発展し、今でも当時の面影を感じ取ることができます。
2. カルタヘナでおすすめの観光スポット5選
(1)サン・フェリペ要塞(Castillo San Felipe/San Felipe Castle)
カルタヘナ観光で絶対に外すことのできない、カルタヘナのシンボルが「サン・フェリペ要塞」です。
高さ40mの丘の上に建てられたこの要塞は、スペイン植民地時代につくられた南米の要塞のなかでも、とりわけ強固なものとしてその名を轟かせています。
その強固さは重厚なつくりの外観からも十分伝わってきますが、「サン・フェリペ要塞」はその内部構造も非常に高く評価されているんだとか。要塞内部の複雑な通路は迷路のような構造をしており、侵入者を混乱させるにはもってこい!実際に1741年には、2ヵ月間にも及ぶイギリス艦隊の攻撃を退けたといわれています。
現在、「サン・フェリペ要塞」の上までは歩いて登ることができ、頂上からはカルタヘナの旧市街と海、そしてボカグランデと呼ばれる新市街までもが一望できます。また砲台や銃眼の隙間から外を眺めれば、当時の兵士と同じような緊張感を味わえるかもしれません。
すべてしっかり見てまわるとかなりの時間を要しますので、水分の準備なども忘れないようにしてくださいね。
〇詳細情報
名称:Callo de San Felipe de Barajas
住所:Cra. 17, Cartagena, Bolívar
(2)旧市街の城壁(Las Murallas de Cartagena/the Walls of Cartagena)
こちらはカルタヘナ旧市街を囲む約4㎞にも及ぶ城壁です。
堅固につくられたこの城壁の上は歩くことができ、多くの大砲のレプリカが並んでいる様子を眺めながら、旧市街の雰囲気を満喫することができます。
城門も多く残されていますが、なかでも観光客の人気を集めているのが「時計門(Clock Tower Gate)」です。薄黄色のかわいらしい時計塔が目を引くこちらの門と城壁はカルタヘナを象徴する景色として、ガイドブックなどにもよく取り上げられています。「時計門」をくぐってすぐのところにある「馬車広場」も多くの観光客が立ち寄る、とてもにぎやかなスポットです。
また、城壁の上には素敵なカフェもあり、なかでも西端の稜堡にある「カフェ・デル・マル(Cafe del Mar)」には美しいサンセットを一目みようと多くの観光客が訪れます。日中さまざまな場所を観光したあと、ウッドチェアに腰かけながら大切な人と夕日を見る、そんな過ごし方はいかがでしょうか?
〇詳細情報
名称:walls of Cartagena
(3)サン・ペドロ・クラベール寺院(Iglesia de San Pedro Claver/San Pedro Claver Church)
続いてご紹介するのは、スペイン風のカルタヘナの街並みのなかでもひときわ目を引く「サン・ペドロ・クラベール寺院」。
2本の尖塔とドーム状の屋根を持つ規模の大きな石造りの教会で、17世紀にイエズス会によって建てられたものを基礎に何度も改修や増築が行われています。名前の由来となったペドロ・クラベールは、17世紀前半に奴隷解放に尽力したスペイン人の神父。教会前には彼の像が立っています。
教会内部も非常に美しく、さまざまな展示品や中庭を見学することができるので、穏やかな時を過ごしたい方におすすめ。教会前の広場には休憩スペースのほかに、鉄製の人形の展示もあるのでそちらも立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
また「サン・ペドロ・クラベール寺院」は夜になるとライトアップされ、日中とはまた違った姿を楽しむことができます。ぜひ訪れてみてください。
〇詳細情報
名称:Santuario San Pedro Claver
住所:Cra. 4, Cartagena, Bolívar
(4)ポパの丘(Cerro de La Popa/La Popa Hill)
凛とした佇まいの十字架と、その背景に広がるカルタヘナの新市街ボカグランデ。ガイドブックなどでこのような写真を見て、訪れてみたいと思った方も多いのではないでしょうか。
こちらは「ポパの丘」というスポットで、旧市街から少々離れた地点にある標高187mの丘です。
丘の上からは百万都市カルタヘナを一望でき、世界遺産の旧市街、新市街ボカグランデ、洲の上に立ち並ぶビル群、カリブ海を見渡すことができます。
また、丘の上にはカルタヘナで最初の修道院、「ポパ修道院(Monasterio de La Popa)」も建っています。こちらは落ち着いた白壁の僧院で決して大きくはありませんが、金色で厳かな祭壇が目を引きます。
〇詳細情報
名称:Cerro de La Popa
住所:Cra. 19, Cartagena, Bolívar
(5)ロサリオ諸島(Islas del Rosario/Rosario Islands)
カルタヘナ周辺で、青い海と白い砂というようなカリブらしいビーチを楽しみたいという方は、カルタヘナから高速船で1時間ほどの距離に位置する「ロサリオ諸島」に足を運んでみてください。
大小27の島から成る「ロサリオ諸島」では、真っ白な砂のビーチでのんびりとリゾート気分を味わうことができます。
「ロサリオ諸島」ではその他にも実に多彩な楽しみ方ができます。
体を動かすのが好き、そんな方にはダイビングやカヤックなどさまざまなマリンスポーツを楽しむのがおすすめ。なかでも「ロサリオ諸島」名物の巨大なマングローブトンネルのなかをカヤックに乗って冒険するアクティビティはとても人気です。
さらにさらに新鮮なシーフードを味わえるお店もあるので、マリンスポーツで体を動かしたあとの空腹にはもってこい。特におすすめなのはロブスターです。
その他にもイルカショーやサメの餌付けシーンを見ることができる「海洋博物館」や、ゆったりとした時間を過ごすことができるリゾートホテルもありますので、ぜひ訪れてみてくださいね。
〇詳細情報
名称:Rosario Islands
3.Ooohおすすめのプライベートツアー
ここからは、Ooohがこれまでに提供したコロンビアのおすすめのプライベートツアーの一部を厳選して3つ紹介いたします。プライベートツアーのタイトルをクリックしていただくと詳細が書いてあるページをご覧いただけます。
①ハンモックに揺られながらアマゾン河を進む!
②現地発着 コロンビア ボゴタ、サンアンドレス島、カルタヘナ満喫の8日間
③ボゴタ、メデジン、カルタヘナ、革新的な魅力に満ちた南米コロンビア三都市を巡る
カルタヘナに行こう!
いかがだったでしょうか。今回はコロンビアの港湾都市、カルタヘナの観光スポットのなかでも、おすすめのもの5つを厳選してご紹介しました。堅牢な要塞に守られたカリブ海の美しい街並みを満喫してくださいね。
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