【一人旅】カザフスタンのおすすめ観光スポット&体験まとめ

中央アジアに位置し、世界で9位という広大な国土を有する国、カザフスタン。

日本人にとってはあまりなじみのない国かもしれませんが、近年目覚ましい発展を遂げている国として注目されています。近代的な都市、地域ごとに異なる伝統的な文化、そして圧倒的な大自然…多彩な魅力に溢れるカザフスタンは一人旅にもおすすめ。ぜひ足を運んでみませんか?

そこで今回はカザフスタンで一人旅を考えていらっしゃる方必見、おすすめの観光スポットと体験についてご紹介します。この記事を参考にカザフスタンを楽しんでくださいね!!良い思い出がたくさんできますように!!

 



 

1.カザフスタンの基本情報

これからカザフスタンについて基本的な情報をご紹介します。あらかじめ知っておくことで、あなたのカザフスタン滞在をもっと快適で楽しくできるかもしれません!

(1)日本との時差はどれくらい?

時差は、地域で地域によって3つの時間帯に分かれています。西部は−5時間、中部は−4時間、東部は−3時間で、いずれも日本よりカザフスタンが遅れています。

(2)出国手続きには何が必要?

ビザ(査証)が必要です。観光査証の滞在可能日数はシングル最長30日に設定されています。パスポートは出国時6ヵ月以上必要になります。出入国カードも必要なので、お忘れなく。

(3)カザフスタンの言語はなに?

カザフ語とロシア語が話されています。

(4)カザフスタンの気候は?

カザフスタンは日本の7倍の面積があるため、地域差が大きいです。観光の中心となるアルマトイは標高が高く、高原地帯の気候になります。冬場は冷え込むため、ベストシーズンは春から夏(4月〜9月)で、最も過ごしやすい季節です。日中は日本と変わらないくらいの暑さになりますが、湿度が低いため過ごしやすく、朝晩は急に気温が下がり氷点下になることも!

(5)カザフスタンで過ごしやすい服装は?

春から秋は、夏服のほかに長袖シャツやカーディガンなど重ね着のできるものが必要となります。また、日差しが強いので帽子、サングラス、日焼け止めは必要です。

(6)持っておくと便利な持ち物は?

ポケットティッシュ・ウエットティッシュを多めに持っていくと役立ちます。非常に乾燥しているのでクリームの類も持っていくと良いでしょう。

(7)カザフスタンの通貨は?

通貨単位はテンゲ。ちなみに換算レートは、1テンゲ=約0.31円(2023年9月現在)です。
両替の際は、米ドルをそのままお使いいただけます。日本であらかじめ米ドルを用意しておくのがおすすめです。日本から現地通貨への両替は困難なので、現地の空港などで換金しましょう。トラベラーズチェックやクレジットカードは利用できない場合が多いので、ご注意ください。

(8)カザフスタンの飲み水事情は?

生水は口にしないでください。飲料にはミネラルウォーターを利用するようにしましょう。
ミネラルウォーターは、ホテルやレストランで購入できます。

(9)カザフスタンの電気事情は?

電圧は220V~240V、50HZです。
プラグはCタイプになります。日本から電化製品を持っていく場合は、変圧器とアダプターが必要です。

(10)カザフスタンのチップ文化は?

チップはそれほど習慣化していませんが、観光客が多く利用するホテルでは枕銭(1部屋0.5~1米ドルくらい)を置くと良いでしょう。

(11)カザフスタン滞在の注意点は?

一般的に服装は身軽なもので構いませんが、ウズベク人を初め多くの民族がイスラム教とロシア正教を信仰しています。男女問わず露出度の高い服は避けた方が無難です。
アルコールは自由に飲むことができます。ビール、ウォッカ、ワイン、コニャックなど幅広く楽しめます。

 



 

2.カザフスタン一人旅 おすすめ観光スポット10選

(1)アルマトイ

“南の首都”と呼ばれるほどカザフスタンで栄えている都市!

まず始めに紹介するのは「アルマトイ」です。

旧首都であるアルマトイは、カザフスタン南東部の都市で「南の首都」とも呼ばれています。

アルマトイは、かつての首都であったため人も車もたくさん行きかう大きな街です。また、カザフスタンで最大の人口を誇り、唯一の百万都市であるアルマトイは中央アジア最高水準の世界都市ともいえます。

緑の多い街並やまっすぐに走る広い通り、独自の文化が生み出した独創的な建造物など見るべきものが、たくさんあります。中央バザール(グリーンバザール)や公園など市民が集う場所も充実しているのに加えて、ビルの間からは天山山脈の雄姿が見えたり、郊外には大草原が広がっているなど自然も身近に感じられます。

また、アルマトイは「林檎の里」という意味で、ソビエト時代には街の廻りには林檎の木がたくさんありました。今は建築物も増えて、昔ほどではありませんが、現在でもアルマトイ産のリンゴは有名で中央アジアのバザールで売られています。

アルマトイに滞在すれば、さまざまな観光ができるため飽きることなく楽しく時間を過ごすことができますよ!

(2)ホージャ・アフマド・ヤサヴィー廟

ユネスコ世界遺産に登録された伝統建築物!

次に紹介するのは「ホージャ・アフマド・ヤサヴィー廟」です。

カザフスタン初のユネスコ世界遺産がこちらになります。同国南部のテュルキスタン市にある未完成の廟建築です。12世紀に活躍した聖者・スーフィーであるホージャ・アフマド・ヤサヴィーとヤサヴィー教団の歴代指導者が眠っています。

中央アジアのイスラム教徒の聖地の一つでもあり、草原地帯ではヤサヴィー廟への参詣はメッカ巡礼に勝る善行と見なされていました。
モスクや図書館などを併設した複合建築で、聖廟は現存するティムール朝の建築物の中で最大級、かつ最も保存状態がよいとされています。

美しいブルーのタイルで装飾された2つのドームからも当時の建築技術の高さを感じることができます。この技術はティムール朝の首都サマルカンドの建築物に受け継がれました。

歴史好きや建築好きの方にとってもおすすめの場所です!

(3)カザフ民族楽器博物館

カザフスタンの伝統的な楽器を見学できる貴重な場所!

続いて紹介するのは「カザフ民族楽器博物館」です。

パンフィロフ戦士公園の端に建つ「カザフ民族楽器博物館」は、1908年に建てられ、1981年に現在の博物館となりました。歴史ある駅舎のような趣のある外観で、建築的にも見る価値があるでしょう。

ここに展示されている楽器はほとんどがカザフスタンのもので、代表的なものには三味線のような形をしている二弦のドンブラという楽器などがあります。ドンブラは伝統的な祭りや結婚式などで今でも使われている楽器で、観光客用のレストランなどに行くとその楽器を使った演奏を聴くことができます。

音楽好きの方、楽器好きの方、歴史好きの方に非常にオススメの場所です!

(4)ビッグ・アルマティ湖

圧倒的な美しさを誇るカザフスタン随一の湖!

次に紹介するのは「ビッグ・アルマティ湖」です。

ビッグ・アルマティ湖は、アルマトイの中心部から車で約1時間で行くことができます。アルマトイの都会的な雰囲気から一転、1時間車を走らせただけでカザフスタン自慢の自然に触れることができます。

そのスケールと美しさは息を呑んでしまうほど。

アルマトイに旅行に行った際は、ぜひビッグ・アルマティ湖にもお立ち寄りください。

(5)チャリンキャニオン

“ミニ・グランドキャニオン”として有名!

続いて紹介するのは「チャリンキャニオン」です。

チャリンキャニオンは、アルマトイから車で約3時間ほどの場所にある大きな渓谷です。
ミニ・グランドキャニオンとも呼ばれ、渓谷の深さは約300メートルにもなります。

ここではキャニオン内を歩いて見て回ることができるので、トレッキングで渓谷を楽しむ人も多いです。

夏には近くを流れるチャリン川の近くでキャンプをする人もいます。

アルマトイから比較的近いため、真冬以外は日帰りでの観光ができます。自然好きの方におすすめの場所です!

(6)メデウ

ウィンタースポーツが盛ん!

次に紹介するのは「メデウ」です。

中央アジアの気候には、どのようなイメージがあるでしょうか?国土が広大なため一概には語れませんが、アルマトイでは真冬の最高気温が氷点下ということもあり寒さが厳しいです。

アルマトイ郊外にはメデウという町があります。メデウはウィンタースポーツが盛んで、たくさんのスケートリンクやスキー場が点在します。

メデウでは、スキーや雪だるまつくりなどカザフスタンの冬の楽しみ方がたくさんできますよ!

(7)コルサイ湖

青く佇む避暑地!

続いて紹介するのは「コルサイ湖」です。

コバルトブルーの水面が美しいコルサイ湖は、季節や時間で様々な表情を見せてくれます。

カザフスタンで人気のハイキングスポットで美しい空気と景色を楽しんでみてはいかがですか?リフレッシュするのにオススメの場所です。

(8)カインディ湖の水没林

幻想的な風景が魅力!

次に紹介するのは「カインディ湖の水没林」です。

こちらは、地滑りによって水源がダム化して生まれた湖です。すくすくと水面から幹が生えている様子がなんとも不思議です。標高2000メートルの雪解け水でできたカインディ湖は、水の冷たさによって浸かっている枝や葉は枯れないのだそう。

水の中に広がる松林の神秘的な世界を直接ご覧になりませんか?自然好きの方・絶景好きの方にオススメの場所です。

(9)ヌルスルタン

発展目覚ましい未来都市!

続いて紹介するのは「ヌルスルタン」です。

1997年に旧首都アルマトイから遷都されたのがカザフスタンの現首都ヌルスルタン(旧称アスタナ)です。この都市、実は日本と縁があり、政府が主催した国際コンペで1位となった日本人の建築家・黒川紀章氏が都市開発に大きく関わっているのです。

銀行もコンサートホールも前衛的でスタイリッシュな建築だらけ。砂漠の真ん中の首都が未来都市のようなデザインなんてなんとも惹かれます。

観光地を忙しく回るよりも、ゆったり素敵な建築巡りの旅も良いですね。建築好きの方にオススメの場所です。

(10)ハズレット・スルタン・モスク

白く輝く美しいモスク!

最後に紹介するのは「ハズレット・スルタン・モスク」です。

こちらは、アスタナに2012年に完成した巨大モスクです。敷地は11ヘクタールに及びます。

このモスクには、ミナレット(イスラム教の宗教施設にある塔で、権威の象徴)が4本もあります。

イスラム信者だけではなく、観光客も施設内を見学することが可能です。
宗教施設なので、静かにルールを守って見学しましょう。

 



 

カザフスタンで一人旅を楽しもう

いかがでしたか?

中央アジアに広大な国土をもつカザフスタンは、多様な魅力を持っています。雄大な自然、近代的な都市、独自の文化。危険なイメージを持つ方もいるかもしれないカザフスタンですが、たっぷりと魅力が詰まったこの国をぜひ一度訪れてみてくださいね。

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