ポルトガルの植民地でもあったマカオには、植民地時代の建物がたくさん残っており、教会や広場などが世界遺産に登録されています。またマカオといえばカジノを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。「東洋のラスベガス」と呼ばれているほどカジノが充実しており、世界中から観光客が集まっています。夜になるとライトアップされ夜景がとても綺麗です。今回はマカオを訪れた際はぜひ観光したいスポットとアクティビティを紹介します。
マカオについて
マカオは香港からフェリーで約1時間の位置にある中国の特別行政区です。面積は30.3km2で東京都の品川区と同じくらいの小さな国です。そこに約65万人が暮らしています。人種は95%が中華系、残りはポルトガル人やマカイエンサと呼ばれるポルトガル人との混血です。日本からは直行便がとんでおり、飛行時間は約4~5時間です。マカオの気候は亜熱帯性に属しています。年間を通して暖かく、湿度が高いのが特徴です。観光のベストシーズンは秋に当たる10月~12月で、気温・湿度とも下がるためすごしやすく、雨が少ないのでおすすめです。
マカオはラスベガスを抜き、いまや世界一のカジノ都市。実はマカオには160年以上前からカジノが存在していましたが、世界的にカジノ大国として有名になったのは2000年代に入ってから。マカオカジノが海外資本を導入したり、中国経済が成長したりした影響を受け、カジノ目的の観光客が急増しました。
またマカオは400年前からポルトガル人が居留していたため西洋的な歴史的な建造物も多く、たくさんの観光客が訪れています。2005年には、セナド広場やセントポール天主堂跡など、8つの広場、22の建築物が、「マカオ歴史市街地区」として世界遺産に登録されました。街中には、教会と寺院が存在したり、ヨーロッパらしい石畳の道に漢字の看板が点在していたりと混沌とした独特な雰囲気が漂っています。中国とポルトガルのという2つの文化が混ざり合い、独特の雰囲気を感じることができるところがマカオの最大の魅力です。
マカオの観光スポット
(1)聖ポール天主堂跡 (大三巴牌坊)
マカオで最も有名な観光地であり、2005年にマカオ歴史地区の一部として世界遺産にも登録されました。聖ポール天主堂跡は17世紀初頭に建設され、1835年に火事で崩壊した教会とその隣にあった神学校跡の総称。現在は、ファサード(正面壁)だけが残されています。実は日本との関わりがとても深い場所でもあります。江戸時代には、長崎を発ちポルトガルをめざした天正遣欧少年使節がここで学んでいます。また地下の納骨堂のプレートには、長崎で殉教した日本人教徒の名前も刻まれています。
住所:Rua de S.Paulo, Macau
(2)マカオタワー
338メートルの高さを誇る、マカオのシンボルともいえるタワーです。タワーには展望台フロアがあり、市内はもちろんのこと、中国本土も一望することができます。ショッピングやグルメを楽しめるほか、アクティビティも人気を集めています。地上233メートルのタワー屋外の外周からのバンジージャンプや、命綱を付けて外周を歩くスカイウォークなど、スリル満点な体験ができます。
住所:Largo da Torre de Macau
(3)セナド広場
白と黒のコントラストが美しいタイル張りの広場の周囲には、ポルトガル植民地時代のヨーロッパ調の街並みが広がっています。 広場の中心には噴水が有り、その中心には植民地だったころの大航海時代を思わせる地球儀のオブジェが飾られています。夜になるとは広場全体がライトアップされ、昼間とは違った情景を楽しむことが出来ます。
住所:Largo do Senado, Macau
(4)聖ドミニコ教会
セナド広場からすぐの場所にある、ポルトガルのドミニコ会によって16世紀後半に建てられた教会です。建造以来数回かの改修を重ね、現在のコロニアル・バロック様式の建物になりました。繊細で上品な彫刻が、教会の美しさを引き立てています。淡いクリーム色の外壁に緑色のドアが南国情緒を感じさせてくれます。
住所:Largo de S.Domingos Macau
(5)カジノ ヴェネチアン マカオ
コタイ地区に2007年にオープンした、アメリカ資本のラスベガス・サンズ社が建設した新しい施設です。マカオ最大にして最新の複合リゾートで、1日いても飽きないと言われています。ひと通りのゲームが揃っているのでカジノに初めてチャレンジするという方におすすめです。また1万5000人収容のコンサートホールも併設しており、過去にはレディー・ガガやビヨンセなどの一流アーティストのライブが開催されました。
住所:s/n Estrada da Baia de Nossa Senhora da Esperanca
(6)媽閣廟(マーコッミウ)
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マカオの名前の由来ともなった寺で、15世紀に建立された歴史ある建物です。ポルトガル人が初めてマカオに到着したのは、この廟の前だったといわれています。海の神様が祀られていますが、家内安全や無病息災、恋愛成就などにも御利益があるといわれ、マカオのパワースポットとしても有名です。
住所:中國澳門澳門半島南端媽閣山西面山腰上
(7)モンテの砦(大炮台)
byvalet / Shutterstock.com
外部の攻撃からマカオを守るために築かれた要塞です。総面積は1万平方メートルにおよび、砦の周囲には大砲が設置され、敷地内には兵器工場や戦いに必要な物資を蓄えるための倉庫もありました。1960年代にポルトガル軍が撤退するまで、長い間軍事施設として利用されていました。現在でも周囲を見下ろす砦の外周には当時の姿を再現した大砲が配置されています。
住所:Museu de Macau, Santo Antonio
(8)ザ・ハウス・オブ・ダンシングウォーター
世界的に有名なサーカス「シルク・ド・ソレイユ」で監督を務めたフランコ・ドラゴーヌが手掛けたウォーターショー。なんと総制作費は20億香港ドル(日本円でおよそ300億円)と言われおり、使用する水の量はオリンピックの競技プール5個分以上(約1,400万リットル)という大迫力のショーです。 大きな水槽が一瞬にして川になったり、水そのものが舞台から消えたりと開演中の90分間は驚きの連続です。
住所:Estrada do Istmo, Cotai, Macau
(9)民政総署
伝統的なポルトガル建築の世界遺産であると同時に、現役の政府機関でもあり、日々、多くの市民がここを訪れています。1784年に建築された民政総署で、ポルトガル統治時代からマカオの政治がここで行われてきました。現在でもマカオ市議会の所有で公式行事などが行われています。18世紀後半に建てられ幾度かの改修を経て現在の姿になっており、壁や室内装飾などは当時のままの姿を残しています。
住所:163 Avenida de Almeida Ribeiro, Macau
(10)聖フランシスコ ザビエル教会
のどかなコロアン島にある、素朴で小さな教会です。その名が示すとおり、この教会は、宣教師のフランシスコ・ザビエルに由来するもの。1978年から約20年の間、ザビエルの聖骨はここで大切に守られていました。中国風の衣装を纏った聖母マリアとキリストの絵が飾られているため、どこか東洋らしさを感じさせられます。
住所:中國澳門路環計單奴街馬忌士前地
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