“インド洋の真珠”とも称される、美しい国セーシェル。
エメラルドに輝く海と真っ白な砂浜を目当てに、世界各地からたくさんの人々がバカンスに訪れています。日本からの直通便は出ていませんが、スリランカのコロンボからのアクセスが良いため、スリランカ旅行を併せて楽しむ方も多いとか。
今回はそんなセーシェルのおすすめ観光スポットを厳選して紹介致します。ぜひ皆様の旅の参考になれば幸いです。
セーシェルってどんな国?
【国名】セーシェル共和国(Republic of Seychelles)
【首都】ビクトリア(マヘ島)
【人口】約96,762人(2018年)
【面積】460㎢(日本の種子島くらい、115の島々から成る)
【通貨】セーシェル・ルピー(ただし旅行中は通常米ドルを使用)
【民族構成】クレオール(ヨーロッパ人とアフリカ人の混血)が多数
【宗教】キリスト教(90%)
【時差】日本より5時間遅れ、サマータイムの採用なし
【言語】英語、フランス語、クレオール語
【気候】
セーシェルは赤道より少し南に位置することから、熱帯性気候となっています。気候の特色としては一年を通して気温が高く、最高気温が28~31℃、最低気温が24~25℃です。季節は雨季と乾季に分かれており、11~4月上旬が北西風の影響を受けて湿度や気温が上がりやすい雨季、4月下旬~10月が南東の貿易風が吹く穏やかな乾季となっています。雨季にはしばしば激しいスコールに見舞われますが、一日中雨が降り続くようなことはありません。
ベストシーズンは乾季。ダイビングやシュノーケリングを楽しむなら海の透明度が高い5~9月、ジンベイザメを狙うなら9~11月がおすすめです。
アンス・ラジオ・ビーチ
最初にご紹介する「アンス・ラジオ・ビーチ」はセーシェルで2番目に大きい島である「プララン島」にあり、天候の良い日にはまるで楽園にいるかと錯覚するような絶景が広がります。
しかし「アンス・ラジオ・ビーチ」に行くには、「ヴァレ・ド・メ渓谷」と呼ばれる非常に険しい道を越えなければいけません。最寄りのバス停からもかなり距離があるため、レンタカーやタクシーで訪れるのが無難でしょう。
「アンス・ラジオ・ビーチ」はセーシェルが誇る有名な観光地であるものの、平日であればさほど人は多くなく、運が良ければ絶景を独り占めすることもできちゃうんだとか。セーシェルに行ったらぜひ足を運んでみてくださいね。
〇詳細情報
・名称:アンス・ラジオ・ビーチ
・住所:Anse Lazio Beach, Anse Lazio, Seychelles
アンス・ヴォルベール
上でご紹介した「アンス・ラジオ・ビーチ」と共に「プララン島」の美しい観光名所として知られるのが「アンス・ヴォルベール」。
「アンス・ヴォルベール」の最大の特徴はなんといっても、見渡す限り広がる真っ白な砂浜とターコイズブルーに輝く明るい色の海。ほかのビーチに比べて水深が浅めで、とても穏やかな海を楽しむことができます。波もあまりないので、小さなお子様でも安心です◎
その他にも「アンス・ヴォルベール」はシュノーケリングなどのマリンスポーツに最適な場所としても知られています。まさに老若男女を問わず楽しめる、家族連れには嬉しいスポットですね。
〇詳細情報
・名称:アンス・ヴォルベール
・住所:Anse Volbert, Côte d’Or, Seychelles
グラン・アンス・ビーチ
続いてご紹介するのは、セーシェルで4番目に大きい島である「ラ・ディーグ島」にある「グラン・アンス・ビーチ」。
なんとこの「グラン・アンス・ビーチ」は、2013年・2014年にCNNが発表した「世界の厳選ビーチ100」で映えある1位を獲得した、正真正銘“世界一のビーチ”なんです。ダイナミック且つ手つかずの自然が残されており、海の水の透明度が非常に高いのが特徴です。
「グラン・アンス・ビーチ」は「アンス・ヴォルベール」と異なり、年中波が高いため、遊泳やサーフィンは禁止となっています。しかしその分、セーシェルの海をじっくりと眺め、堪能するには絶好のスポットです。
泳いだり、マリンアクティビティを楽しむのも素敵ですが、美しい海を心ゆくまで眺めて“何もしない”時間を満喫するのもリゾート地ならではの醍醐味ではないでしょうか。
〇詳細情報
・名称:グラン・アンス・ビーチ
・住所:Grand Anse, La Digue, Seychelles
ヴァレ・ド・メ自然保護区
これまではセーシェルの美しいビーチを楽しめるスポットをご紹介してきましたが、セーシェルのみどころはそれだけにとどまりません。次にご紹介する「ヴァレ・ド・メ自然保護区」は「プララン島」中央部の原生林を中心とした小規模な保護区で、世界遺産にも登録されています。
「ヴァレ・ド・メ自然保護区」には島特有の鳥類や、爬虫類が生息していますが、保護区のシンボルとも言われるほど有名なのが、原始植生の名残とされるフタゴヤシ。
フタゴヤシは、約25年もの歳月をかけて最初の花をつけ、そこからまた長い年月を経て直径約50cm、重さ20kgにもなる“地球最大の実”をつけることで知られています。まだセーシェル諸島が発見されていなかった時代には、この巨大で風変りな形をした実の殻がインドやスリランカ、モルジブなどへと流れ着き、人々を驚かせたんだとか…。フタゴヤシが自生しているのはなんと地球上でこの「プララン島」と「キュリーズ島」の2か所のみで、他の場所に移植しても枯れてしまうという不思議な特徴を持っているそうです。
「ヴァレ・ド・メ自然保護区」内には見学コースが3つあり、最も短いコースで所要時間30~1時間ほどです。まるでジャングルのような風景が広がっていますが、標識や見学路がきちんと整備されているので迷うことなく歩き回ることができます。ここでしか見ることのできないフタゴヤシも見学することができるのでぜひ足を運んでみてくださいね。
〇詳細情報
・名称:ヴァレ・ド・メ自然保護区
・住所:Vallée de Mai Nature Reserve, Praslin, Seychelles
キュリーズ島
“ゾウガメを見てみたい!触ってみたい…!”そんな方におすすめの観光スポットが最後にご紹介する「キュリーズ島」。
この島には保護と繁殖のために、「アルダブラ環礁」から連れてこられたアルダブラゾウガメが生息しています。「キュリーズ島」全体が国立海洋公園として指定されているため、アルダブラゾウガメは園内で放し飼いにされており、近くで観察したり、触ったりしてもOK◎
運が良ければゾウガメの背中に乗ることだってできちゃう、動物好きの方にはたまらないスポットです。
さらに「キュリーズ島」は先ほどご紹介したフタゴヤシを見ることができるもう一つのスポットであり、マングローブの繁茂地としても知られている、まさに“大自然の宝庫”。多くのツアーではランチの時間に遊泳可能なビーチに向かい、そこで自然に囲まれながらのバーベキューを楽しみます。ポークのスペアリブなどのジューシーなお肉や新鮮なシーフードを味わえば、心もお腹も満たされるはず。
そのほかにも「キュリーズ島」では、かつてハンセン病患者の隔離療養施設が置かれていた悲しい歴史を学ぶことのできる「キュリーズ島博物館」などを見学することができます。たくさんのみどころがある島なのでぜひ訪れてみてくださいね。
〇詳細情報
・名称:キュリーズ島
・住所:Curieuse, Seychelles
セーシェルに行こう!
いかがだったでしょうか。今回は、数多くあるセーシェルの観光スポットのなかでも、おすすめの観光スポット5つを厳選してご紹介しました。ここでしか見ることのできない絶景を満喫してくださいね。
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