2023年5月以降、入国時のワクチン接種義務が撤廃され、現在の渡航条件は新型コロナウイルス以前と同様の条件に戻っています。安全で楽しい旅のために事前準備をしっかりとしたいものです。
今回は海外旅行でアメリカに渡航するための手続きをまとめてご紹介します。
1,アメリカの入国制限
2023年5月12日より、非米国市民・非米国移民に対するワクチン接種義務を撤廃するとアメリカ政府が発表しました。これにより、陸海空問わず、アメリカ入国時に求められている有効なワクチン接種証明書の提示義務も廃止されました。現在の日本からアメリカへの入国条件は概ね新型コロナウイルス以前の状態に戻っています。現在のアメリカ入国に必要なものは以下の通りです。
①ビザ免除プログラムで渡米する方は、ESTAの取得
VWP(Visa Waiver Program)参加国の国籍を持つ渡航者が渡米する際、いくつかの要件を満たした場合に、ビザ取得手続きを免除し、比較的簡便な電子認証にて渡航可能となる制度です。
②航空券の手配
新型コロナウイルス以降、航空会社各社では路線の減便などの措置が実施されています。最新の運行状況については各航空会社ホームページにてご確認ください。
③海外旅行保険への加入
アメリカの医療費は日本に比べて高額であることで有名です。クレジットカード付帯の保険では補償が十分ではない場合もあります。突然の事故や病気、怪我に備えるために海外旅行保険への加入をお勧めします。
2,ESTA申請について
【申請条件】
・渡米の目的が一般的な観光か短期のビジネスであること。
・米国での滞在期間が90日以内であること(就労・留学の場合は除く)。
・VWP参加国の市民であり、期限有効なICチップ搭載のパスポートを所持していること。
・過去に重大な犯罪歴がなく、米国が定める伝染病や病気に罹患していないこと。
・米国に長期滞在する意思がなく、目的の遂行後は帰国すること。
【有効期限】
ESTAは通常一度認証されると2年間有効で、米国への複数回の渡航が可能です。ただし、2年以内にパスポートの期限が切れる場合は、パスポートの有効期限日をもって無効になりますのでご注意ください。
また、渡航者がパスポートを新規に取得したり、名前・性別・国籍のいずれかを変更した場合や、前回ESTAを申請した際の適格性質問(はい、いいえ)の回答に変更が生じた場合も再申請が必要です。
【申請時期】
ESTAを申請する場合、航空券の予約時か、遅くとも渡米日の72時間以上前に申請を済ませておくことが推奨されています。出発当日にESTAを申請すると、認証されたESTAを搭乗前に取得できないリスクがあるため、余裕を持って申請してください。
【申請に必要なもの】
・パスポート情報(パスポート番号、パスポートに記載されている名前、有効期限)
・クレジットカードもしくはデビットカード(クレジットカードが無い場合、Paypalのアカウントを作り銀行口座を紐づけることにより銀行支払が可能)※14ドルの申請料金が必要です。
・メールアドレス
・住所などの申請者個人情報
【申請の流れ】
①ESTAオンライン申請サイトにアクセス
ESTA(エスタ)申請ウェブ:ESTA Online CenterのTOPページの「ESTA申請はこちら」から。
②申請者情報を入力
氏名、生年月日、出生国、パスポート番号など、申請者の情報を入力します。サイト上の表示は日本語ですが、すべて英語で入力します。
連絡先情報には、アメリカ滞在中の宿泊施設や住居の情報を入力します。市、州、国の順番で入力します。滞在先が決まっていない場合は空欄のままで大丈夫です。
③適格性についての質問
適格性について、9つの質問に回答していきます。質問内容は「違法薬物の所持、使用または流通に関連する法規違反歴について」「テロ活動等への参画経験について」などです。
④支払い
申請の支払いはクレジットカード決済もしくはpaypal支払いが可能です。ESTA申請費用に関するクレジットカード決済処理が完了すると、ESTA申請内容の確認控えが申請フォームへ入力したメールアドレス宛に送られます。そのため申請前にはメールアドレスに間違いがないか必ず確認して下さい。
表示される申請番号は、必ずメモしておきましょう。
⑤申請完了
ESTA申請の結果については問題がない場合、通常72時間以内に審査結果が送られます。審査結果が送られてこない場合、申請情報に問題があるか、審査に時間がかかっている可能性があるため、その場合は問い合わせしましょう。
【電子渡航認証(ESTA)モバイルアプリでの取得の流れ】
①本人確認
ESTAアプリからパスポートの画像を読み取り、ライブビデオセルフィーで本人確認を行います。
②申請者情報を入力
個人情報や渡航情報の入力、資格に関する質問への回答を行います。
③申請料金の支払い
申請料金(USD21)を支払い、申請を完了します。申請状況の通知をアプリで受け取ることも可能です。
3,アメリカから日本へ帰国する際の手順
現在は、有効なワクチンの証明書又は出国前検査証明書の提示、到着時検査及び入国後の自宅待機は不要となりました。また、APECビジネストラベルカード取り決めに基づく査証免除についても再開されました。詳細は外務省ホームページにてご確認ください。
外務省(Ministry of Foreign Affairs)|APECビジネストラベルカード(ABTC)
【Visit Japan Webサービスの登録】
Visit Japan Webサービスは、入国審査(外国人入国記録)及び税関申告(携帯品・別送品申告)をウェブで行うことができるサービスです。日本人及び再入国する外国人は、「入国審査(外国人入国記録)」手続きは不要ですが、「税関申告(携帯品・別送品申告)」は電子申告端末でQRコードを表示することで手続きできます。
デジタル庁(Digital Agency)|Visit Japan Web(入国手続オンラインサービス)
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