旅行前に知っておきたいオーストラリアの雑学まとめ

オーストラリアは日本の国土の約20倍、世界でも6番目の広大な国土を持ち、近代都市と自然が高次元で融和して見事な景観を作り上下ているのが特徴です。
そこで今回は「旅行前に知っておきたいオーストラリアの雑学まとめ」と題し、オーストラリアの面白い風習や文化をご紹介します。
ぜひこの記事を参考に、オーストラリア旅行をした際は日本との違いを体感してみてください。

 



1.オーストラリアってどんな国?

まず最初にオーストラリアという国の基本的な情報をご紹介します。

【基本情報】

・国名:オーストラリア連邦( Commonwealth of Australia)
・首都:キャンベラ(Canberra)
・人口:25,500,000人(55位)
・面積:7,692,024㎢(6位)
・通貨:オーストラリアドル(AUD)
・時差:オーストラリアの本土では、タイムゾーンは東から、東部時間、中部時間、西部時間の3つに区分されています。首都のキャンベラは東京よりも2時間進んでいます。サマータイムは州によって採用しているところと、していないところがあります。
・言語:公用語は英語。
・民族構成:イギリス系(26%)、オーストラリアン(25%)、その他ヨーロッパ系(23%)、アボリジニ(5%)、その他(21%)
・宗教:キリスト教(52%)、イスラム教(3%)、仏教(2%)、ヒンズー教(2%)、ユダヤ教(1%)、無宗教(30%)

【気候】

南半球にあるオーストラリアの季節は、日本とちょうど反対です。9〜11月が春、12月〜2月が夏、3〜5月が秋、6〜8月が冬に当たります。また、日本の約21倍という広大な国土を有するオーストラリアは、気候も熱帯性から温帯性まで変化に富み、都市によってまったく違った気候風土を持っています。どの地域でも年間を通して日差しや紫外線が強いので、サングラスや帽子、日焼け止めクリームは必携です。冷房が効きすぎている建物の中や、地域によっては朝晩の寒暖差が激しいので、夏でも体温調節が可能な薄手の上着は用意しておくと良いでしょう。

【ビザ】

日本のパスポートを所持している方は、年齢にかかわらず、ご出発前にビザを取得しておく必要があります。オーストラリアのビザには、観光ビザ、ワーキングホリデービザなどいろいろな種類があり、最寄りのオーストラリア大使館または領事館で申請できます。

【行き方】

日本からオーストラリアへは、シドニー、ゴールドコースト、ケアンズ、メルボルンへの直行便が運航されています。他の都市へはケアンズやシドニーで国内線に乗り継ぐのが便利です。西岸のパースへはシンガポールなど東南アジア経由でも利便性が高いです。

 



2.オーストラリアの世界最古の文化

ある調査によると、先住民アボリジニの人々は少なくとも6万年前にオーストラリア大陸に到着し、世界で最も古い生活文化を形成したと言われています。世界的に有名な、かのストーンヘンジよりも遥か前より存在し、ピラミッドよりも古く、アクロポリスよりも歴史があるのです。

(1)ブッシュ・タッカー(Bush Tucker)

アボリジニが伝統的に食してきたオーストラリア固有のハーブ、木の実、カンガルー肉などの動植物を指します。「ブッシュ・フード」とも呼ばれています。アボリジニには特定の虫も食べる文化もあり、たんぱく質など、栄養価の高い食材となっています。お味は目玉焼きに似ていて、木の実を思わせる風味があるそうです。

(2)ディジュリドゥ(Didgeridoo)

アボリジニ音楽に欠かせない伝統的な大型の管楽器です。儀式や祭事の時に演奏され、低音で独特の響きがあります。ディジュリドゥを製作するのに使用されているのは、なんとシロアリによって中が食い荒らされ、空洞化したユーカリの木だそうです。アボリジニの間では、ディジュリドゥは男性が奏でる楽器とされているため、部族によっては女性が演奏することは禁じられていることもあります。

(3)アボリジナル・アート (Aboriginal Art)

大自然の中で狩猟・採集生活をしていたアボリジニの人々には文字がありません。代わりに絵を描くことで、子供たちや子孫に、色々な情報を伝達きました。石や土から作った墨で、自然や動物の絵をボディ・ペインティングしたり、岩壁などに描き、生活手段として活用してきました。アボリジナル・アートで特徴的な画法はドット・ペイントと、エックスレイ・ペインティングです。エックスレイ・ペインティングはまるでX線(レントゲン)の画像のように、動物の骨格や内臓が透けて見えるように描く手法です。一説によると、この描き方は、動物の食べられる部位、食べられない部位を伝達するために用いられたといわれています。

 



3.オーストラリアの習慣

(1)裸足で歩く

オーストラリアで生活していると、ビーチはもちろん、裸足のままスーパーマーケットやガソリンスタンドに出入りしていたり、バスや電車に乗りこんできたりする人々をよく見かけます。犬の散歩、散髪、パーティーなどなど、地元の人々は裸足でどこへでもお出かけします。“人口の約85%がビーチから50km圏内に住んでいるオーストラリア独自のビーチ文化”だそうです。オージーからすると「ちょっとそこまで行くだけなのに靴を履くのは面倒」「暑い日に靴を履く意味が分からない」のだそうです。

(2)日焼け対策「5S!」

オーストラリアの紫外線はとても強く、日差しの強い日には外にでて5分もするとじりじりと肩が焦げるように感じるほどです。
そんなオーストラリアでの日焼け対策と言えば「5S!」。家庭でも学校でよく耳にする言葉です。
5Sとは、Slip -シャツを着る、Slop – 日焼止めを塗る、Slap – 帽子をかぶる、Seek – 日陰に入る、Slide – サングラスをかける、です。
小学校では子供たちは皆帽子をかぶり、帽子を忘れた子供たちは外遊びができずに日陰でじっと本を読んだりしている光景もよく見かけます。登校前に日焼け止めを塗り、学校にも常備してある日焼け止めで塗り直すなど、毎日の生活から日焼け対策を徹底しているのです。

(3)朝食がとても早い

オーストラリアでは、お店の出入り口ではスタッフが待機していることがあり、きちんと商品を購入しているのか、万引きをしていないのか、抜き打ちでチェックを行っています。スタッフが立っている際には、リュックサックや買い物袋などを持っていると、十中八九声をかけてくると思って下さい。
購入レシートとその商品を照らし合わせながら一つひとつチェックします。怪しい行動をとっていなければ、チラッと見て、レシートメモをされてすぐ終わります。

 



4.オージーの性格

(1)おおらかな性格

シドニーやメルボルンなどの都市部では四季もありますが、比較的一年中あたたかく、気候の良さから人間性もおおらかです。基本的に細かいことは気にしない、何かあっても「No Worries(心配ないさ)」が口癖の人々です。自分にだけでなく、相手にも完璧を求めることはありません。オーストラリアでは誰しもが、心からリラックスして過ごすことが出来るでしょう。

(2)時間にルーズ

オーストラリアでは、電車はしっかりと時間通りに来ることが多いですが、バスは時間通りには来ないことの方が多いです。また、コーヒー片手に仕事に遅れてくる人も普通にいます。遅刻を咎める人もいないので、時間を守らないことに対して「悪いこと」という感覚はないのかも知れません。良く言えばおおらか、悪く言えば時間にルーズということになりますね。

(3) BBQをして過ごす休日

オーストラリアの公園やビーチなど公共の場所にはほとんどと言っていいほどバーベキューエリアがあります。そして多くのバーべキューコンロはは無料、もしくは数ドルで使えるガスのものです。またほとんどの家庭は専用のコンロを持っていて、友達を招待しておこないます。オーストラリアではバーベキューのことをバービー(Barbie)と呼びます。
クリスマスシーズンは真夏のオーストラリアでは、ビーチ沿いのバーベキューエリアでサンタクロースの帽子を被り、水着でバーベキューという日本では珍しいクリスマスの過ごし方もできます。

 



オーストラリアで日本とのちがいを楽しもう

いかがでしたか?今回は日本では驚くようなオーストラリアの風習や文化をご紹介しました。海外旅行の醍醐味のひとつは、異国の文化と日本の文化の違いを楽しむことです。この記事がオーストラリア旅行の参考になれば嬉しいです。
Ooohでは現地に詳しい旅のプロが、チャットを通してあなたの希望に合わせて旅行プランをご提案します。チャットは無料で利用できますので、ぜひお気軽に相談して下さい。

チャットで海外旅行の相談が無料でできるOooh

パックツアーに頼らない、自由で特別な海外旅行は「Oooh」にお任せ

あなただけの感動的な旅を現地在住のコーディネーターがオーダーメイドで提供します。あなたらしい自由な旅行を実現しませんか?

  • ガイドブックに載っていないユニークな体験がしたい
  • 快適で安全な移動手段を確保したい
  • 地元の美味しい料理を堪能したい
  • 映画やドラマの聖地など、あの観光地に立ち寄ってほしい
  • あの国に行ってみたいけど、計画や手配が大変

そんなお悩みは「Oooh」が解決します。まずはチャットでご相談ください。