旅行前に知っておきたいカンボジアの雑学まとめ

世界遺産に登録されているアンコールワット、「天空の城ラピュタ」のモデルとも言われているベンメリア遺跡など見どころ満載のカンボジア。一生に一度は訪れてみたい国です。
そこで今回は「旅行前に知っておきたいカンボジアの雑学まとめ」と題し、カンボジアの面白い風習や文化をご紹介します。ぜひこの記事を参考に、カンボジア旅行をした際は日本との違いを体感してみてください。

 



カンボジアってどんな国?

まず最初にカンボジアの国について簡単に紹介します。

【基本情報】
・国名:カンボジア王国
・首都:プノンペン
・人口:約1620万人(2017年)
・面積:約18万km²(日本の約50%)
・通過:リエル
・時差:日本より2時間遅れ
・言語:クメール語
・民族構成:人口の90%がカンボジア人(クメール人)
・宗教:仏教(一部少数民族はイスラム教)

【気候】
カンボジアは熱帯モンスーン気候に属し、大きく乾季(11月〜4月)と雨季(5月〜10月)に分けられます。同じ時期なら地域による大きな違いはないです。雨季には一年の降水量のほとんどが降り、一日中雨が降り続くというよりも強い雨が集中的に降るスコールが多いです。乾季に入れば蒸し暑さはやわらぎ幾分過ごしやすくなります。旅行のベストシーズンは乾季で、なかでも11~1月が雨も少なく、比較的過ごしやすいのでおすすめ。

【ビザ】
カンボジアに入国する場合は観光目的でもビザの取得が必須です。ビザは日本にあるカンボジア王国大使館、名誉領事館で申請すれば、1~2営業日で発給されます。またインターネットでも「e-ビザ」で取得することができます。シェムリアップ、プノンペンの空港、また陸路の国境でも発給されますが、事前に取得しておくのが望ましいです。通常の観光ビザ(シングルビザ)で30日間の滞在が可能です。

【行き方】
成田国際空港からプノンペン国際空港では直行便が運航されています。所要約6時間です。アンコール遺跡群の観光拠点となるシェムリアップへは定期直行便はなく、ホーチミンやハノイ、バンコクなどを経由する必要があります。

 



カボチャの語源は「カンボジア」!?

16世紀、インドシナ半島にいたポルトガル人たちがカンボジアからカボチャを日本に持ち込み、ポルトガル語でカンボジアを意味する「Camboja(カンボージャ)」と呼ばれるようになりました。それが次第に訛って「カボチャ」になったと言われています。
カンボジアではかぼちゃのことを「lpow」(ラパウ)と呼びます。日本では、おもに野菜として使われていますが、カンボジア料理ではデザートとしてよく食べられています。「カボチャプリン(ラパウ・ソンクチャー)」が有名で、とても柔らかくておいしいです。

 



パンがおいしい

カンボジアは1863年にフランスのインドシナ政策の下、統治下におかれた歴史を持っています。首都がウドンからプノンペンに移され、プノンペンでは急速にフランス式の都市開発が行われました。大通りにもフランス風の街路樹が建ち並ぶ様式が取り入れられ、交差点にはラウンドアバウトを用いることで美しい街が築かれました。また、アール・ヌーボーの当時流行したデザインを取り入れた建築様式の建物があちこちに建てられ、プノンペンは東洋のパリと言われるようになりました。
そして、食の分野にも、フランス文化を垣間見ることができます。その一つがパンです。大体どの州でも焼きたてのフランスパンが食べられます。カンボジアのパンはもちもちしていておいしいですよ。

 



アンコールワットには日本人の落書きが残されている

アンコール・ワットは12世紀前半に、クメール王朝のスーリヤヴァルマン2世によって建立されたヒンドゥー教の寺院です。1992年に周辺の遺跡群とともに「アンコール遺跡群」として世界遺産に登録されました。そんなアンコールワットに日本人が書いた落書きがあります。カンボジアの内戦期にペンキで塗りつぶされ現在は判読できませんが、回廊の柱に残されています。
落書きをしたのは肥前国の武士、森本右近太夫一房といわれています。右近太夫は肥前国の松浦氏に仕え、平戸藩士となりました。平戸藩にある平戸港は当時、明朝以外の外国船が入港できる数少ない国際貿易港であり、右近太夫はここからカンボジアに旅立ったと考えられています。当時カンボジアは「南天竺」と呼ばれ、仏教の聖地「祇園精舎」があると信じられていました。熱心な仏教徒だった森本は、一生のうち一度はカンボジアに訪れたいと願っていたのではないかと考えられています。

 



タランチュラを食べる!?

カンボジアではコオロギ、タガメ、アリ、カイコのさなぎなどさまざまな昆虫を食べますが、特徴的なのがクモ、それもタランチュラを食べることです。
カンボジアの昆虫食が根付いた背景には悲しい歴史が隠されています。1975年から79年までの4年間、カンボジアを独裁支配したポル・ポト政権下での大量虐殺に加え、食糧難も深刻化しました。そのとき、貴重なタンパク源だったのが昆虫です。飢えをしのぐため昆虫が積極的に食べられるようになり、そのまま昆虫食文化が根付いたとされています。特に、大量虐殺を恐れてジャングルに逃げ込んだ人たちが、地面の巣穴を掘り返して食したのがタランチュラだったようです。
現在でも都市部の市場や屋台ではタランチュラが山積みにされて売られています。安全面が心配になりますが、毒はさほど強くなく、食べる場合も火を通せば問題ないそうです。基本的な調理法は素揚げ。素揚げは、足や表面はカリッと香ばしく、頭部や腹部の身はジューシーで、フライドチキンに似ていると言う人も。ぜひカンボジアを訪れた際にはチャレンジしてみてください!

 



紙幣に日本の国旗がデザインされている

親日国として知られているカンボジア。なんとカンボジアの500リエル紙幣の裏には日本の国旗がデザインされています。 表面のデザインは、カンボジア王国の国王ノロドム・シハモニ陛下です。裏面には、日本製の自動車の他、日本のODA(政府開発援助)による無償協力によって、建設された二つの重要な橋が描かれています。一つは、「絆橋」です。この橋は、カンボジアの首都プノンペンから車で二時間半ほどのコンポンチャムという州にあります。全長は、約1,500メートルあり、2001年に開通しました。カンボジア初のメコン川を渡れる橋として有名です。もう一つは、「つばさ橋」です。この橋は、プノンペンから車で一時間半ほどの近郊にあり、2015年に開通しました。主橋梁640メートル、橋長2,215メートル、取り付け道路を合わせた全長は5,400メートルに及びます。ベトナム、カンボジア、タイをつなぐ南部経済回廊の要衝として重要な役割を果たしています。
そしてカンボジアの国旗と並んで日本の国旗が描かれています。国の紙幣に外国の国旗が描かれるのは、とても珍しいことではないのでしょうか。カンボジアと日本両国間の友好、信頼関係が感じられます。

 



Ooohおすすめのプライベートツアー

Ooohがこれまでに提供したカンボジアのおすすめのプライベートツアーの一部をご紹介します。

 

三大遺跡群、トンレサップ湖、バンテアイスレイ寺院を巡る旅(朝日夕日鑑賞付き)

 

 

カンボジアの他の旅行プランを見る

カンボジアと日本の違いを楽しもう!

いかがでしたか?今回は日本では驚くようなカンボジアの風習や文化をご紹介しました。海外旅行の醍醐味のひとつは、異国の文化と日本の文化の違いを楽しむことです。この記事がカンボジア旅行の参考になれば嬉しいです。
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