旅行前に知っておきたいジャマイカの雑学まとめ

山や熱帯雨林、サンゴ礁のビーチといった緑豊かな自然を誇るカリブ海の島国、国名のジャマイカは、先住民の「木と水の地(泉の地)」という意味の言葉、「ザイマカ」に由来します。ャマイカ。レゲエ音楽の発祥の地としても知られています。
今回は「旅行前に知っておきたいジャマイカの雑学まとめ」と題し、ジャマイカの面白い風習や文化をご紹介します。ぜひこの記事を参考に、ジャマイカ旅行をした際は日本との違いを体感してみてください。

なお、新型コロナウイルスの影響により、現在多くの国や地域で入国制限が行われています。渡航を計画中の方は事前に当該国の入国制限を確認し、現地で施行中の規制や条例を遵守するようにしましょう。



ジャマイカってどんな国?

まず最初にジャマイカという国の基本的な情報をご紹介します。

【基本情報】
・国名:ジャマイカ(Jamaica)
・首都:キングストン(Kingston)
・人口:296.1万 (2020年)
・面積:約1万1424km2(秋田県とほぼ同じ)
・通貨:ジャマイカン・ドル(JA$)
・時差:日本の-14時間
・言語:公用語は英語。ただし、ジャマイカ独特のパトワ語が一般的に話されている
・民族構成:アフリカ系70%、混血10%、そのほかインド系、中国系など
・宗教:キリスト教(プロテスタント)がほとんど

【気候】
ジャマイカは熱帯性気候の地域に属しており、季節による気温差が少ないのが特徴です。首都のキングストンを含む平野部での年間平均気温が27~32℃、最低気温も1年を通じて平均で20℃以上です。しかし、場所によって気温差があり、北東部のブルーマウンテン山脈などの標高が高い地域の年平均気温は13℃位と低く、霧が多く発生して降水量も平野部に比べて多くなっています。
ベストシーズンは、乾季に入る12月~3月。日中の気温も雨季よりも低くなり湿度も下がるので、朝晩も過ごしやすくなり、快適に過ごすことができます。またハリケーンが8~11月に通るため、この時期の旅行は注意が必要です。

【ビザ】
30日以内の観光目的の滞在なら日本国民は不要。

【行き方】
日本からジャマイカへの直行便はなく、アメリカやカナダ経由が一般的です。アメリカを経由する場合は、日本を発つ前にESTAの取得が必要になります。



1.レゲエの挨拶?「ヤーマン」

ヤーマンという言葉の意味をご存知でしょうか?ヤーマンとは、レゲエミュージックの曲名や曲中、レゲエアーティストの挨拶のように使われています。軽い挨拶として「元気?」「調子はどう?」といった意味合いを持っています。
ヤーマンの由来はジャマイカのパトワ語であり、英語が混ざり合った言葉だと言われています。もともとクレオール言語として使用されており、共通のスラングとして発展した言葉ではないかという説があります。もしくは、英語の「Yo Men」が「Yahman」となったとも言われています。
ちなみにパトワ語のパトワとは、もともとフランス語の「訛り」という意味だそうで、要は英語のジャマイカ訛りのような意味合い。ジャマイカが植民地だった時代、奴隷の言葉として、支配階級にわからないようにスラングとして発展したという歴史があります。
使い方は、時間帯を問わず挨拶として交わしたり、レゲエ音楽のライブで掛け声の役割として使われています。



2.子どもは鶏肉を食べてはいけない

ジャマイカは国民食であるジャークチキンをはじめ、鶏肉を使った料理がたくさんあります。しかしその鶏肉を使った料理は、まだ言葉が話せない子どもに与えるのは禁止されています。これは、言葉を話す前の子どもに鶏肉を与えると、その子は生涯言葉が話せなくなってしまうという言い伝えが信じられているためです。
また、2歳前の子どもには鶏肉同様、魚も与えることが禁止されてます。食べると歯の成長が悪くなるという言い伝えがあります。では鶏も魚も食べられない子どもは何を食べるのかというと「ダンプリン」という小麦粉を練って茹でたものを食べています。日本のすいとんのようなもので、特に茹でる前のダンプリンを子どもに食べさせると言葉を早く覚えるといわれています。



3.ドレッドヘアは信仰心の表れ

ドレッドヘアは、今や、レゲエシンガーだけでなく、スノーボーダーなど様々な人がおしゃれとして楽しんでいます。しかし実はファッションの意味合いだけではなく、一つの宗教的信念の表れなのです。
ジャマイカのアフリカ回帰運動=ラスタファリズムでは、人間の体を神殿として扱っており、自分の体に刃物をあててはいけないという規律があり、髪の毛は伸びっぱなしになります。
その長い髪の毛を短くするため、ドレッドヘアにしているということです。



4.急ぎは禁物!

ジャマイカ人の国民性は「陽気でおおらか」といわれています。ゆったりした時間を楽しむ国なので急がない、走らない、相手を急かさないことが大事です。食事も早食いするのはいい顔をされません。日本とは異なり、まったりすごしてみましょう。



5.オリンピックの陸上でメダル続出!

近年、ウサインボルトをはじめ、ヨハンブレイクなど現在短距離で頭角を表しているジャマイカ。ジャマイカの人口は272万人で、日本の広島県の人口とほとんど同じ人口にもかかわらず、陸上競技では多くのメダリストを輩出しています。強さの秘訣として速い選手が一人だけではなく、全体的に速いと言うことが選手同士を切磋琢磨させて底上げをしているのではないかと言われています。
また、東京オリンピックではあるエピソードが話題となりました。

陸上男子110メートルに出場するジャマイカ人のハンスルパーチメント選手が選手バスのアナウンスを聞きそびれ間違った会場に行ってしまいました。
マニュアル通りの対応では、別のバスに乗るという案内しかできないのですが、それでは開始時間に間に合いそうにない。そこで助けを求められたボランティアのティヤナさんがタクシーを呼び、お金を持っていなかったパーチメント選手に1万円を渡して会場につけるよう手配。
パーチメントは間に合い決勝進出を果たし、金メダルを獲得しました。

とてもほっこりするエピソードですよね。



ジャマイカのおすすめ観光地

最後にジャマイカの王道観光スポットをご紹介します。

(1)ボブ・マーリー博物館
レゲエのスーパースター、ボブ マーリーが晩年の6年間を家族と共に過ごした家です。元々レコード会社だったのを、自宅として使用していたものをそのまま博物館にしています。ボブ・マーリーの愛用品・レコード・掲載記事などが展示されています。寝室はボブ・マーリーが使ったままにしてあり、中には入ることはできませんが外から見学することができます。

(2)ダンスリバーフォール公園
キングストンから車で約1時間走った場所にある観光地、オーチョリオスにあります。ジャマイカにはきれいな滝が数多くありますが、その中でも一番有名なのがダンズリバーフォールで、いつも多くの観光客で賑わっています。全長180meterもある滝を登っていく滝登りが人気のアクティビティです。



ジャマイカと日本の違いを楽しもう!

いかがでしたか?今回は日本では驚くようなジャマイカの風習や文化をご紹介しました。海外旅行の醍醐味のひとつは、異国の文化と日本の文化の違いを楽しむことです。この記事がジャマイカ旅行の参考になれば嬉しいです。
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