日本からわずか4時間ほどで到着する台湾。日本とは似て非なる魅力に溢れています。
そこで今回は「旅行前に知っておきたい台湾の雑学まとめ」と題し、台湾の面白い風習や文化をご紹介します。
ぜひこの記事を参考に、台湾旅行をした際は日本との違いを体感してみてください。
1.台湾ってどんなところ?
まず最初に台湾の基本的な情報をご紹介します。
【基本情報】
・地域:台湾(Taiwan)
・首都:台北(Taipei)
・人口:23,394,787人(2021年時点)
・面積:36,197 ㎢
・通貨:新台湾ドル(NTD)
・時差:1時間
・言語:北京語、台湾語
・民族構成:台湾漢民族 : 96.7%、台湾原住民 : 2.3%
・宗教:仏教:35.3%、道教:33.2%、民間信仰(儒教含む):10%、キリスト教 :3.9%、その他:18.2%
【気候】
台湾は南北にかけて3,000m級の山々が連なり、中には富士山より高い山もあります。気候としては小さな島内に、熱帯・亜熱帯・温帯の3つの区分が見られます。
四季はあるものの、年間を通して10℃を下回ることがほぼない温暖な気候です。4月後半から6月下旬までは梅雨時期で雨が多く、その後、秋にかけて台風シーズンとなるので注意が必要です。
【ビザ】
日本のパスポートで台湾に入国する際は、90日以内の観光目的の滞在であればビザを申請する必要はありません。ただし、入国時にパスポートの残存有効期間が3ヵ月以上あり、往復もしくは第三国へ渡る航空券か船の切符を所持している必要があります。パスポートの発行や更新にはある程度時間を要しますので、残存有効期間の確認も早めにしておいたほうが安心です。また、新型コロナウイルス感染拡大の影響で様々な変化が起こる可能性があります。情報はこまめにチェックしましょう。
【行き方】
台湾桃園国際空港へは直行便で東京(成田)、仙台から約4時間仙台から約4時間、名古屋、大阪から約3時間、広島、福岡から約2時間30分。台湾行き航空券の相場は往復3万〜5万円で、格安航空会社(LCC)も数多く就航しています。
ただ、大型連休や夏休みにあたる7月、年末年始や旧正月は、相場よりも航空券が高くなります。ハイシーズンでも早期予約や、ホテル・オプショナルツアーとのセット割などで旅費を抑えられることがありますので、台湾旅行の予定が決まったら早めに手配しましょう。
2.台湾の食事情
(1)外食文化
夜市に行くと、老若男女が毎晩、屋台で食事をしています。また、街を歩くと、屋台や簡易食堂も至る所にあって、朝食から食べています。
特に若年層の外食割合も高く、例えば一人暮らしの賃貸物件にはキッチンが無いこと、またスーパーマーケットや屋台で食事をとった方がコスト的にも安いことも、外食の割合を高めている一因と言えます。
(2)朝からしっかり食べる
台湾人は朝から屋台やチェーン店でがっつり食べることも特徴です。
朝食専門店はチェーン店だけでも約1万ほどあり、朝食ビジネス競争が激化しています。
屋台に並ぶのは炒めビーフンなどの麺類、おかゆなどの他に、揚げパン(油條)や豆乳(鹹豆漿)もあります。
(3)甘い物が大好き!
台湾の暑い気候から、甘味類も人気があります。マンゴーを始め、パイナップルや桃、それからゼリーや杏仁豆腐などをアレンジしたものが人気です。
お茶なども甘い味付けで飲むことが多くなっており、コンビニで売っているお茶もお砂糖が入っていることが多いので、購入する際は注意が必要です。
(4)食事中のマナー
日本人はお椀を持って食事をするのが常識ですが、台湾ではマナー違反。レンゲなどを使ってお皿を持たずに食べましょう!また、麺を啜って食べるのもマナー違反になるのでご注意を。他にも、台湾ではよく出る骨のついた肉料理や殻のついた海老料理、種のある果物は、その骨や殻や種をお皿の上ではなくテーブルに置くのが台湾の常識です。
(5)食事中にのどが乾いたら?
台湾の飲食店では無料で水やお茶を提供しないことが多いです。台湾には食事の時にお茶や水を飲む習慣がないのです。
では、食事をしていて喉が渇いたら、台湾人はどうするのでしょうか?正解は「スープを飲む」です。
これだけ聞くと「スープで水分補給なんて出るかい!」という声が聞こえてきそうですが、台湾人は本当に塩分の少ないうすいスープを水代わりにするのです。
(6)食べきらなくても大丈夫!
台湾人は「食べきれない=客人を満足させることができた」と考えています。ですから食べきれない量に驚く必要は一切ありません。
台湾では食べ残しを家に持って帰ることができますし、それでも残ってしまった場合は、店によっては残飯を家畜の餌にしたりもします。こうすることで食事が無駄にならないシステムが出来上がってるのです。
3.気になる台湾の文化
(1)トイレ事情
台湾では、使用後のトイレットペーパーは、基本的に便器内に流さず、備え付けのごみ箱に捨てますが、2017年より、「公衆トイレは、トイレットペーパーを便器に流せるように」というお達しがあり、流せるところも増えてきました。
そういうところには、「OK」のステッカーが貼ってあります。ただ、公衆トイレは、決して清潔とは言えないので、除菌シートを持参することをおすすめします。
(2)電車内での飲食はタブー
台湾では、地下鉄改札内での飲食はタブーです。地下鉄構内は驚くほど清潔なのですが、その理由は飲食禁止が徹底されているから。日本にいる感覚で地下鉄内で飲食してしまうと、外国人でも罰金1500元(約4500円)徴収されてしまいます。薬を飲むのは OKですが、水を飲むのはNGです。
(3)禁煙事情
台湾でのタバコ事情ですが、台湾では日本より、喫煙に関する法律が厳しく、喫煙場所が制限され、罰金も高く設定されています。たとえ、外国人旅行者でも、法律が適用されますから、注意が必要です。
4.面白い台湾の文化
(1)コンビニのレシートが宝くじ
台湾では、コンビニで買い物をしたときのレシートが、「宝くじ(統一發票)」になっています。1等およそ700万円。小売店の売り上げを捕捉して納税率を高めるための仕組みだそうです。
2ヶ月に一度、抽選が行われるようで、観光で行くと縁がないかもしれません。そんな時は最寄の「不要レシート受け(ポストの様なもの)に入れましょう。それが当選した場合は、慈善事業に寄付されます。
(2)日本語が通じる?!
台湾は戦時中日本の植民地であったこともあり、日本語を話せるご年配の方が多くいらっしゃいます。また、最近では哈日族(ハーリーズー)と呼ばれる、日本大好きっ子、日本マニアな方々が数多くおられ、日本文化も浸透し、日本の「秋葉原」と良く似た場所が、台湾の都心部にあります。この辺りを観光すれば、周りの人々の見た目も相まって、「ほぼ日本と変わらない」印象を受けるかもしれません。
Ooohおすすめのプライベートツアー
Ooohがこれまでに提供した台湾のおすすめのプライベートツアーの一部をご紹介します。
5.まとめ
いかがでしたか?
今回は日本では驚くような台湾の風習や文化をご紹介しました。海外旅行の醍醐味のひとつは、異国の文化と日本の文化の違いを楽しむことです。この記事が台湾旅行の参考になれば嬉しいです。
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