アフリカに位置する「チュニジア」
チュニジアには多彩な魅力が溢れる8つ世界遺産や歴史深い観光スポットなど数々の魅力が秘められており、多様な見どころを持っています。そんな多様な文化と歴史が混ざり合ったチュニジアならではの雰囲気を感じてみたいとは思いませんか?
チュニジアでの滞在を快適なものにするためには、事前の準備が非常に大切です。
そこで、今回は「【季節別】チュニジア旅行前に準備したい持ち物・服装・習慣まとめ」と題して、チュニジアでの滞在が有意義なものになるように細かくご紹介します!
気候
チュニジアの気候は、地域によって異なり、沿岸部の夏は暑くて降水量が少なく、冬は比較的穏やかな地中海性気候になります。内陸部は大陸性気候であり、日中は暖かく朝晩は冷え込むのが特徴的です。沿岸部では湿度が低くなっているため気温のわりには過ごしやすくなります。しかし、夏でも朝晩は冷え込みますので、年間を通して何か羽織れるものを一枚もっておくと安心です。
チュニジアの冬は日本ほど気温が下がることはありませんが、12~3月の間は10℃以下になることもありますので、この時期に訪れる方は防寒着の用意が必須です。また、夏になると日差しも強くなるので、帽子やスカーフ、サングラスなどの紫外線対策グッズもあると便利です。
ここからは、季節別に気候と服装を詳しくご紹介します。
春(3月~5月)
チュニジアでは、3月から5月が春にあたります。4月に入ると冷え込みも少なくなり、春の暖かさが到来し、過ごしやすい陽気となります。ただし、昼夜の温度差は激しいので、油断は禁物です。昼間と夜で気温に合わせて体温調節ができるように長袖のシャツなど1枚持っていくようにしてください。
夏(6月~8月)
チュニジアでは、6月から8月が夏にあたります。9月中旬頃までは、内陸部や砂漠地帯では40℃を超える日もあり、非常に暑くなります。しかし、前述したようにチュニジアは湿度が低いので、カラッとした暑さになります。日差しも非常に強くなりますので、帽子やサングラス、スカーフなどの日差し対策も必須です。また、日中は汗ばむほどの暑さになると思いますので、日中は通気性の良い服装をし、夜間の気温の変化に対応できるように、重ね着できるものを持っておくと良いでしょう。熱中症対策として、こまめな水分補給も忘れずに!
秋(9月~11月)
チュニジアでは、9月から11月が秋にあたります。チュニジアの秋は平均気温が20℃前後と非常に過ごしやすい気候になります。チュニジア旅行ではベストシーズンとも言えるでしょう。しかし、雨や曇りの日も多くなり、時々冷え込むこともありますので、セーターやカーディガンなどの上に重ね着できる服を用意しておくと便利です。夏から秋の変わり目あたりに旅行に訪れると良いかもしれませんね。
冬(12月~2月)
チュニジアでは、12月から2月が冬にあたります。チュニジアの冬の平均気温は10℃前後であり、日本の冬ほど気温が下がり、寒くなることはないでしょう。しかし、朝晩はかなり冷え込みますので、防寒対策は万全に行うことが必要です。特に寒暖の差が激しいので、内陸部や砂漠地帯は服装に注意するようにしてください。日本より寒くないだろうと思い、油断せずに防寒着の準備を忘れずに!
観光旅行に際しての必要な持ち物
必需品
*パスポート
パスポートはチュニジアに行くために必ず必要な持ち物です。これを忘れたらチュニジアへ行くことはできません。
チュニジアへの入国において、日本国籍の方は観光・業務・外交・公用目的で滞在期間が3ヵ月以内である場合は、ビザの取得は必要ありません。その時、入国時6ヵ月以上のパスポートの残存期間が必要になるうえに、係官の判断によりますが、出国用航空券、滞在費用証明の提示が求められることがあります。
事前に確認しておくようにしましょう。
*クレジットカード・現金
チュニジアではクレジットカードもパスポートとならんで大事な必需品です。クレジットカードをもっておくと、両替するよりも手数料をかなり低く抑えることができたり、常に大金を持ち歩く必要がないので、盗難の被害を抑えることができるなど、防犯対策にもなります。
ただし、小さな個人商店や地方都市のお店、タクシーなどで現金が必要になることもあると思いますので、少額でも持っておいた方が良いでしょう。カードが使えると書かれていてもいざカードで支払おうとした時に、端末が壊れていて実際に使えないといったケースも多いです。そんな場合にも迅速に対応できるように、少しは現金を持ち歩くことをおすすめします。チュニジアの通貨はチュニジアン・ディナールになります。両替の際には、日本ではなく、現地でドルからディナールへ両替するようにしましょう。日本円をディナールへ両替するなら、だんぜん現地の方がお得になります。チュニジアでは、ドルの流通量が多いので、ドルをそのまま使用できるお店もあるので、両替は小額で良さそうです。両替所に関しては、店舗ごとにレートが微妙にことなりますので、レートを気にする方は何店舗か巡ってみましょう。そして、注意点として両替の際、一度にまとめて両替してしまいたいところですが、帰国の際に現地通貨が思いのほか余ってしまった際に、日本円への再両替はレートがかなり悪くなってしまいます。どのぐらい必要なのか計算しながら少しずつの両替をおすすめします。
*変換プラグ・変圧器
海外旅行では必須の持ち物として変圧器や変換プラグがあげられます。チュニジアで使用されているコンセントの形状はCタイプのものになります。そのため、変換プラグは必須アイテムになります。また、チュニジアの電圧は230Vで日本の電圧の100Vよりも2倍以上高くなります。そのため、日本国内専用の電化製品をチュニジアで使用することはできません。使用するためには、チュニジアの電圧に対応できる変圧器を持っていくようにしてください。または、海外対応の電化製品を持っていくようにしましょう。
*航空券
絶対に忘れてはいけない航空券。紙タイプのものではなく印刷不要なもので、行きと帰りのチケットがメール等で確認できる状態のものであれば問題ないかもしれませんが、紙タイプのものは他の持ち物に気をとられて忘れがちという人もなかにはいるのではないでしょか?持ち物の最終確認の時に、必ずチェックするようにしてください。
*ポケットWiFi
海外では日本にいるとき以上にスマートフォンを利用する場面が多くなると思います。そんな時ポケットWiFiがあると気にせずスマートフォンを利用することができます。どんな時に、使うかというと、スマートフォンで地図を見ながら移動する時やレストランや電車の時刻表等の調べもの、SNSを使用する時など色んな場面でスマートフォンが必要になります。ポケットWiFiはレンタルもできますので、利用してみてください。
衣服やアメニティ類
*洋服や下着
これは忘れることはないと思いますが、滞在日数に応じて必要な枚数を用意するようにしましょう。チュニジアの気候は1日の寒暖差が大きく、日中の気温と比べて朝晩は冷え込むことが多いため、服装には注意が必要です。着脱しやすい衣服を準備することをおすすめします。
*常備薬
海外旅行では、慣れない環境でかなりの時間を過ごすことになり、暑さや長時間の移動などで体調を崩しやすいかと思います。自分自身にあった常備薬を準備してもっていくようにしましょう。
*シャンプーやトリートメント、洗顔料
海外では、ホテルに用意されていないところがあったり、自分の髪や肌に合わないといったこともありますので、ご自身にあったものを準備していくと良いと思います。普段と異なるものだとダメージも大きいと思いますので、忘れずに持っていくことをおすすめします。旅先だからこそ普段使っているものをもっていくと安心できますよ。
*化粧品・化粧水・乳液などのスキンケア用品
女性の方は必需品なので忘れることはないと思いますが、海外旅行では普段とは環境が違いますので、使い慣れたものを使うのが一番です。旅先で購入したスキンケア用品も気になりますが、なるべく旅先ではお肌も敏感になっていると思いますので、普段通りのスキンケアが安全です。
習慣
*イスラーム教文化
チュニジアでは、大多数の人がイスラム教を信仰しています。イスラム教は日常生活の多くの側面、例えば食事や服装などに影響を与えています。食事に関しては、「豚肉を食べない」といった食習慣のもとで生活をしているので、チュニジアでは豚肉を使用した料理は基本的に見られません。また、ラマダンの期間中は、イスラーム教徒は日没から日の出の間に食事を摂るため、一部の地域を除いて、レストランや食堂は日没まで開かないので注意が必要です。この時期に訪れる場合は、レストランや食堂の営業時間を事前にチェックしてから行くようにしましょう。
*おもてなし精神の高いチュニジア人
チュニジアの人々は、温かいおもてなしの精神を大切にしており、非常に歓迎的で友好的な特徴があります。現地でチュニジアの人々とコミュニケーションをとる機会がある場合は、楽しくお話ができると思いますよ。さらに、チュニジアの人は情熱的な一面もあり、友情や政治、スポーツなどの話題に対して熱心に意見を述べる傾向にあるので、会話が過激にならないように気をつけることも必要です!
そして、チュニジアではお茶や食事を共有することは、友情や尊敬を示す1つの方法として広く受け入れられています。
*チップ文化
チュニジアでは、一応チップ文化はあります。ですが、厳しいわけではなく気持ち程度のものだと考えて良いでしょう。レストランでは、料金の10%程度渡すと良いです。既に、料金のなかにサービス料が含まれている場合は渡さなくても支障はありません。ホテルのポーターには1~2ディナール、ガイドさんには1日であれば20ディナール程度渡すのが一般的です。あくまで、ここであげた金額は目安になりますので、自分が受けたサービスにあったチップを払うので良いと思います。
*歩行者ではなく車優先が当たり前
チュニジアには、日本のように歩行者優先という概念はなく、どちらかというと車優先であり、運転も荒い人が多いようです。観光の際に、道路を歩くことが多いと思いますので、十分に安全確認を行うようにしてください。また、歩きスマホをしたりよそ見をしながら歩いたりするのは非常に危険ですので、極力避けるようにしてください。常に周囲を意識しながら観光することが大切です。
チュニジアの治安
チュニジアは2015年に多数の外国人が犠牲になる大規模なテロが起きてから治安が悪い国というイメージを持っている方も多いと思います。実際には、このテロ以降、チュニジアの治安機関はテロへの強固な対策をとり、観光施設や大型商業施設、政府関連施設等の警備を強化しているため、以前よりは治安が安定してきてはいます。しかし、日本と比較すると決して治安の良い国とは言えませんので注意が必要です。観光客は犯罪のターゲットにされやすいので、常に警戒心をもっておくことが重要です。
以下にあげることに気を付けて、チュニジアでの旅行を快適なものにしましょう。
*スリに気をつける
特に電車の乗り降りや人混みでは観光客を狙ったスリが非常に多くなっています。バッグはなるべくファスナーなどで口が閉まるもの、財布など大事な貴重品は奥に入れて簡単に取り出せないように対策しておくことが大切です。また、メイン財布はバッグの奥底に入れて人前では取り出さないようにするもの良いでしょう。現金やクレジットカード、身分証明書などの貴重品は頑丈なカバンや洋服の内ポケットなどに分散して携行するように心掛けましょう。その日使う分の現金とクレジットカード1枚を小さな小銭入れなどに入れて普段使いにするのがおすすめです。
*露出の多い服装はなるべく避ける
イスラム圏では女性が肌を出すことは厳禁ですので、チュニジアではタンクトップや短パンなどは避け、肌を覆う服装を心掛けましょう。また、派手な色物やゴージャスなアクセサリーなどいかにも狙われやすい格好は避けるようにしてください。旅先でお洒落をしたい気持ちは分かりますが、その気持ちをぐっとこらえることも旅が楽しくなるための秘訣です。
*声をかけられても絶対についていかない
特に女性の方はチュニジアの男性に声を掛けられることが多いので、注意が必要です。親切心から何か手助けをしようと近寄ってくれる人も中にはいますが、残念ながら多くの場合はそうでないことがほとんどだと思ってください。日本とは文化も環境も違いますので、旅先では常に用心深くいることが大切です。
*多額の現金を持ち歩かない
旅行先では、観光客は常に犯罪のターゲットとしてみられているということを忘れてはいけません。そのため、多額の現金を持ち歩くことは非常に危険な行為になりますので、避けるようにしましょう。チュニジアではクレジットカードもほとんどの場所で使用することができますので、現金とクレジットカードを併用して上手に利用するようにしてください。
Ooohおすすめのプライベートツアー
Ooohがこれまでに提供した チュニジアのおすすめのプライベートプランをご紹介します。
チュニジアで素敵な思い出を作ろう!
いかがでしたでしょうか。
今回は、チュニジア旅行前に準備しておいた方が良いものについて細かくご紹介しました。チュニジアでは、きっと思い出に残る貴重な体験ができること間違いありません。今回紹介したことを参考に、チュニジア旅行の計画を立ててみてください。
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