島独特の進化を遂げた、固有の生き物が多く存在することで有名なマダガスカル。
キツネザル類に至っては、確認されている107種全てがマダガスカルにしか生息していない固有種です。
そんなユニークな生き物たちが住まう場所を冒険しにいきましょう!
マダガスカル独特の風景
キリンディ森林保護区は、マダガスカルの西部、幻想的な風景が広がるバオバブ街道の近くにあります。
向かうまでの道すがら、乾燥した大地に突如現れる巨木がなんとも不思議な光景です。
国立公園に着いたら受付でガイドさんをお願いして、さぁ出発!
固有の進化を遂げた不思議で可愛らしい生き物たち
早速ブラウンキツネザルの群れに遭遇!木をするすると移動する様子は圧巻。
ここのブラウンキツネザルたちは比較的人に慣れていて、近くまで寄ってきてくれました。
穴から眠そうにこちらを覗くコビトキツネザル。
コビトキツネザルは夜行性であり、マダガスカルには夜行性の生き物もたくさんいます。
昼とは違った一面が見られる、夜のハイクも楽しみの1つです。
バオバブだけじゃない!摩訶不思議な植物たち
こちらの木のめくれている樹皮はまさに日焼けをした皮膚のよう。
日焼けで皮膚がめくれる観光客の外国人に例えて、現地では外人の木と呼ぶのだそう。
すでに日焼けで皮がむけている私は複雑な気持ちです。
マダガスカル島の肉食哺乳類フォッサ
マダガスカルの生態系の頂点に立つ、肉食哺乳類フォッサ。
その見た目はチーターのような、マングースのような、可愛らしくも狩人の品がある見た目をしています。
生息地の破壊、狩猟、害獣としての駆除などにより生息数は減少しており、絶滅危惧種に指定されています。
野生で見ることができるのは、かなりレア。
今回は野生では会うことは叶いませんでしたが、たまたま研究用に保護されていた個体を特別に見せてもらいました。
思ったよりも小柄でしたが、鋭い目つきとこちらを警戒するオーラがまさに肉食獣そのもの。かっこよかったです。
何を見ることができるか分からないのも野生動物観察の醍醐味。
バオバブを見に行く際はぜひキリンディ森林保護区にも寄ってみてください!
Writer
ずん
自然と動物が好きな旅人。夢は世界中に生き物の生息地である森を増やすこと。野生の生き物の美しさに感動し、初めてのひとり旅はコモドドラゴンを見にコモド島へ。新しい冒険のような旅が好き。