テレビ番組イッテQで、タレントのイモトアヤコさんが命をかけて競走したことで有名なコモドドラゴン(コモドオオトカゲ)は、体長3m体重70kgにもなる世界最大のトカゲです。
ギザギザとした歯の間にある毒腺から出す猛毒には、出血が止まらなくなる作用があり、噛まれればいずれ死に至ります。
硬いウロコに覆われ、時速20kmで走る姿はまさに生きた恐竜です。
そんなコモドドラゴンを見ることができる場所がインドネシアにあります。
コモド国立公園
コモド国立公園はコモド島、リンチャ島、パダール島など、29の火山島からなる国立公園です。
その自然と生態系から1991年にはユネスコの世界自然遺産にも登録されました。
そんな美しい島々をめぐる船旅に出るにはまず、バリ島からフローレス島へ飛行機で移動します。
空港に到着して後ろを振り返ると、早速壁一面のコモドドラゴンが。
コモドドラゴンムードな空港に期待が高まります。
コモド島に到着!
船に乗り込み、いよいよい念願のコモド島へ。
島の名前にコモドとついているだけあって、コモドドラゴンに会うことができます。
島に降り立つと海岸に鹿がお出迎え。
この鹿たちもコモドドラゴンに食べられるのだろうか...なんてことを考えながら早速島の中をトレッキングします。
ジェラシックパークを思わせるような熱帯の森にワクワクが高まります。
しばらく歩くと人集りがみえてきました。ついに念願のコモドドラゴンとご対面です…!
その大きな体に肉食のオーラを感じさせるワイルドな顔つきがとてもかっこよかったです。
コモドドラゴン大量発生
次なる島のリンチャ島へ。
コモド島よりもコモドドラゴンの生息数が多いこの島では、比較的容易にコモドドラゴンに遭遇することができます。
島の至る所で休んでいて、トイレを開けたらコモドドラゴンなんてことも…!
お腹が空いていない時は比較的に穏やかで、置き物のようにあまり動きません。
動かないのをいいことに、遠近法で触っている風な写真を撮ろうとしたら、現地のガイドさんに「お前は死にたいのか!?」と怒られました。
相手は猛毒を持った肉食獣。もし噛まれたら命に関わる事態です。ガイドさんのいうことはよく聞きましょう…。
楽園のような景色の数々!
実はコモド国立公園にはコモドドラゴンの他にも魅力があります。
1つはパダール島です。島に着いたらトレッキングで頂上を目指します。
頂上につき振り返るとそこには美しい景色が広がっていました。
綺麗なブルーの海と3つの入り江を持つ特徴的な島がおりなす絶景に感動です。
そしてインスタ映え間違いなしのスポットがピンクビーチ。
なんとも幻想的なピンク色のビーチです。ピンクに見えているのは、砕けた赤色のサンゴなのだそう。
ピンクと青の綺麗なコントラストはまさに楽園でした。
Writer
ずん
自然と動物が好きな旅人。夢は世界中に生き物の生息地である森を増やすこと。野生の生き物の美しさに感動し、初めてのひとり旅はコモドドラゴンを見にコモド島へ。新しい冒険のような旅が好き。