生き物を間近で見たくても、動物園では檻に入れられていてなかなか近くでは見ることができません。
もっと近くで見たい!という方におすすめな、島全体が動物園になっているパークがマダガスカルにあります。
島に向けて出港
マダガスカルの首都アンタナナリボの東にあるノシソアパーク(nosy soa park)は、小さな島全体が動物園になっています。
そのため、パークまでは船で向かいます。
キツネザルが何種類か飼育されていますが、島全体がパークになっているので、完全放し飼いです。
キツネザルにとっても、開放的に暮らせるのでいいですね。
ノシソアパークに上陸
パークに上陸すると早速、エリマキキツネザルの歓迎を受けました。
かなり人に慣れていて、バナナを持っているとよじ登ってきました。
肩に乗ってムシャムシャとバナナを食べます。
こんなに人懐っこいキツネザルは初めてだったので最初は驚きましたが、美味しそうにバナナを頬張る姿が可愛かったです。
バナナを食べた後は、まるでその対価としてガイドをするかのように、私たちの先頭を歩いてずっと案内してくれました。
「マキマキマキマキ!」
突然ガイドさんが「マキマキマキマキ!」と甲高い声で叫び出しました。
マキとはマダガスカル語でワオキツネザルを指します。
ノシソアパークのキツネザルは、放し飼いなのでどこにいるのかわかりません。
ガイドさんがワオキツネザルを呼びながらパークの中を散策します。
しばらく散策すると、お目当てのワオキツネザルの群れに遭遇しました!
ワオキツネザルは野生ではマダガスカルの南部に生息しているのですが、マダガスカルは移動がかなり大変です。
ここでは南部まで行かずとも彼らに会うことができます。
ワオキツネザルもかなりフレンドリー。バナナを求めて身体中に登ってきます。
キツネザル以外の生き物
もちろんカメレオンも見ることができます。
大きなケージの中でいろいろな種類のカメレオンが飼育されていました。
その他にもマダガスカル固有の珍しいカエルなども見ることができました。
中でも私が興奮したのがホウシャガメ!
甲羅の模様がとっても綺麗なマダガスカル固有のカメです。
こちらもマダガスカル南部、南西部に生息するカメで、まさかここで、さらに柵がない状態で会えるとは思っていなかったので、感激しました。
とにかく人懐っこいキツネザル達
最後は、くりくりの目がキュートなハイイロジェントルキツネザル。
動画を撮っていると、私の肩に飛び乗ってきました。
そのままツーショットをパシャリ。
バナナを持っていないのになぜか私の肩からずっと離れず、肩に乗せたまま一緒に歩いていました。
キツネザルってこんなにも人に懐く生き物だったのか…と思わされるほど、かなり距離が近いと感じたパークでした。
かなり近い距離で写真も撮ることができるので、近くで見たい!一緒に写真を取りたい!という方には隠れおすすめスポットかもしれません。
Writer
ずん
自然と動物が好きな旅人。夢は世界中に生き物の生息地である森を増やすこと。野生の生き物の美しさに感動し、初めてのひとり旅はコモドドラゴンを見にコモド島へ。新しい冒険のような旅が好き。