マダガスカル最大の都市といえば内陸部にある首都アンタナナリボですが、第2の都市トゥアマシナは海沿いにあります。
程よい便利感とマダガスカルの海沿いのゆったりとした時間を楽しむことができます。
マダガスカルの東部港町
首都アンタナナリボから車で8時間。
東部の海沿いにトゥアマシナ(Tamatave)はあります。雨が多い東側は海産資源も農作物も豊富で、豊かな印象です。
朝方海岸に行くとたくさんの船が並んでいます。漁の真最中でした。
マダガスカルでは、一つの木を切り抜いた手漕ぎの船で漁をします。
荒波を手漕ぎで超えていく様子は何回見ても感心します。
漁を終えた船を見に行くと、魚とエビが釣れていました。
マダガスカル滞在時、一番食べていたのが魚です。
マダガスカルの飲食店ではよく、魚を揚げてトマトを煮込んだソースをかける料理があるのですが、これがシンプルながらも最高に美味しいのでぜひ食べてみてください。
ふらふらと海沿いを散歩していると前方からざっと40頭ほどの牛の大群がやってきました。散歩のようです。
マダガスカルでは牛が特別かつポピュラーなお肉です。
海辺を散歩する大量の牛。
日本ではあまり馴染みのない、ザ・マダガスカルな光景に胸が躍ります。
マダガスカルクオリティーの遊園地
トゥアマシナには手作り感満載な遊園地もあります!
手書きのミッキーマウスが施されたアトラクションはかなり味があります。
園内ではポップコーンも売っていて、偽ディズニーランドな雰囲気を感じながらも、観覧車も、メリーゴーランド(のようなもの)もアトラクションは人力で動きます。
人力とはいえ観覧車は結構早く回ります。私は怖くて乗れませんでしたが、スリルが好きな方はぜひ。(笑)
おすすめローカルフード
私のマダガスカル滞在時の一番のお気に入りが、一つ300~500アリアリ、日本円で10~15円のエビのかき揚げのようなおやつ。
マダガスカルではバスに乗っているとバナナを揚げたものやエビのかき揚げ、春巻きのようなものをこれでもかとお皿に乗せた人々が、窓から売りに来ます。
マダガスカルの道は道路状態があまり良くなく移動に時間がかかります。
長距離移動のお供にちょうどいいのでおすすめです。
タマタブではローカルな屋台も充実しています。
ここでは珍しくバオバブの実を売っていました。
アンタナナリボの市場でも見かけたことがなかったので即購入。
実はスーパーフードとして知られており、現地ではバオバブの実をジュースにして飲んだりします。
地元民に混ざって一緒にサッカー
海辺では少年たちがサッカーの練習をしていました。
地元の人に混ざってスポーツが出来るのも、アンタナナリボほど都会的ではないトゥアマシナの魅力です。
マダガスカルではバスケットボールも時々しているのを見かけますが、サッカーが最もポピュラーなスポーツのようです。
マダガスカル人の友人とサッカー場に試合を見に行った際には、かなりの観戦客で、盛り上がっていました。
サッカー場の中に牛がいて、マダガスカルは自由だなぁと思っていたら、「あれは優勝チームへの景品だよ!」と友人が教えてくれました。
優勝チームへの景品が牛。最高にマダガスカルらしくて好きです。(笑)
トゥアマシナはレートがいい換金所やATMも充実していて、綺麗な宿にも安く泊まることができます。
プスプスと呼ばれる人力車のような乗り物で街中の移動も簡単です。
アンタナナリボほど治安も悪くなく、程よく都市でありながらも、マダガスカルのゆったりとした時間を楽しみながら滞在するのにはおすすめの場所です。
Writer
ずん
自然と動物が好きな旅人。夢は世界中に生き物の生息地である森を増やすこと。野生の生き物の美しさに感動し、初めてのひとり旅はコモドドラゴンを見にコモド島へ。新しい冒険のような旅が好き。