今回はペルーのレインボーマウンテンの登山についてご紹介いたします。
アンデス山脈に属する非常に美しい色彩を持つ地層が特徴的な山です。
富士山よりも高いレインボーマウンテン
ペルー クスコの街中を歩いていると、至る所にカラフルな山の写真が。
気になって地元のおじちゃんに聞くと「レインボーマウンテンだよ!」と言われ、世界でも類を見ない絶景を堪能したいと登山の日程を決定。
ただよく調べて見るとレインボーマウンテンは、標高5,000m以上ある高山。
登山初心者的には、「え?!それ富士山より高くない?!私登れるの?!」とヒヤヒヤしておりました。
また、写真通りを思い浮かべて行くと、全然カラフルじゃないじゃん!と落ち込むガッカリスポットだとか…。
一抹の不安を抱えながら、いざ登山口へ向かいました!
高山病対策を怠らずに!
まずは高山病に備えしっかりコカ茶を補給。
コカ茶は、コカ植物の葉から作られるお茶であり、アンデスの人々にとっては日常的な飲み物の一つ。
高山病の症状を軽減するのに役立つと考えられています。
曲がりくねった山道をバスに揺られて1時間ほど行くと、登山口に到着。
バスを降りて第一声は、「あれ、なんか空気薄ない?」
標高3,000m越えのクスコの街で数日間身体を慣らした後にも関わらず、息苦しさを感じました。
突如現れる険しい坂
しばらくは平らな登山道を歩いて、「なんだ、これくらいなら平気じゃん」と余裕をこいていました(この時の私は後に訪れる地獄を知る由もない)。
道の左側には、馬を連れた民族衣装を纏った地元民が走っていました(こんな所で走るなんて自殺行為やろ…)。
途中まで馬に乗って山に登れるそうです。
当時は貧乏学生だったので、大人しく歩くことにしました。
山の中腹から突然、アキレス腱が切れそうな程の激坂が登場。
苦し過ぎてしゃがみたい気持ちでいっぱいでしたが、途中大好きなリャマにヒーリングされつつ足を動かし続けました。
とてつもない達成感
激坂が終わったと思っていたのも束の間、すぐに最後の難関、天まで続く階段がやって来ました。
一歩一歩踏み締め、ようやく山頂に到達し後ろを振り返ると…
美しい7色の山肌が広がっていました。
ここには、様々なカラフルな鉱物が長い年月をかけて堆積した証がありました。
しんどかったけど登って良かった〜と、酸素の回っていない脳でぼんやりと感じたのを覚えています。
番外編
帰りは余裕が出て来て、元気に歩いて下りました。
可愛い高山植物や鳥類が見られるので、周りを見渡して歩くと楽しめます。
よく寝て、よく食べて、体調を万全にして挑むことを強くオススメします。
登山玄人の方も、私のような初心者の方も、ぜひ死ぬまでに登ってみてください!
それではまた、チャオ!
Writer