チュニジアで一番美しい町シディ・ブ・サイド。
地中海沿岸で2番目に美しい風景にも選ばれたことのあるシディ・ブ・サイドには青と白のアラブ=アンダルシア風の建物が立ち並び世界中の観光客を魅了しています。
そんなシディ・ブ・サイドにある唯一の五つ星ホテルがLa Villa Bleue(ラ ヴィラ ブルー)です。
地中海のすぐ隣という絶好のロケーションにあり、その贅沢な雰囲気と高級感溢れるサービスで知られています。
今回の記事では、この魅力的なホテルでの宿泊体験を詳しくご紹介します!
伝統的なシディ・ブ・サイド建築
ガイドさんがいなければ素通りしていたほど、周りの景観に溶け込んだ扉がLa Villa Bleueの入り口。
鋲で描かれた模様が華やかな扉くぐると、小さな大理石の噴水がお出迎えしてくれました。
実業家かつコレクターであるオーナーによって建てられたLa Villa Bleueの歴史は決して古いわけではありません。
魅力的かつ快適なホテルを目指す一方、伝統を後世に残すという思いからサステナブルな方法で建築されました。
大理石や柱、暖炉など、使用されている材料のほとんどが、古い家や使われなくなった宮殿からリサイクルされたものだそうです。
清潔さと異国情緒が共存しており、居心地の良いスペースでした。
地中海を一望
エントランスを抜けるとテラスとプール、オーシャンビューレストランがある中庭にでます。
室内とは一変、まさにシディ・ブ・サイドといった青と白、そして地中海の美しい景観が広がっていました。
ホテルは斜面に沿って建てられており、中庭を囲うように客室が点在しています。
美しいロケーションはもちろん、スタッフさんのサービスも非常に優れています。
さすが五つ星ホテルです。
到着時には温かく迎えられ、テラスでのんびりしている時もきめ細かなサービスを提供してくれました。
Suite Prestige
僕が泊まったのはLa Villa Bleueの中で最も海に近い部屋のひとつ Suite Prestige 。
オーシャンビューレストランの下、地中海を望むビュースポットと道を挟んですぐにある部屋です。
ソファとダブルベッドがある部屋、キングベッドがある部屋、そしてバスルームがあり、ご家族でも快適に過ごせる十分な広さがありました。
華やかな外観とは異なり、シンプルながらも洗練されたインテリアが心を落ち着かせてくれ、しっかりと休息を取ることができます。
バスルームも非常に綺麗に整えられており、広々とした湯船が備わっています。
高級ホテルの中にはバスルームが狭く使いにくいところもありますが、ここは十分なスペースと高さがあり、閉塞感は全くありません。
シャワーの水圧も水温も完璧でしたし、なによりも異国の地で湯船につかれるのが嬉しい。
美しいタイルの絵柄にも見とれてしまい、ついつい長風呂になってしまいました。
ランチやディナーはオーシャンビューレストランになりますが、朝食はテラスやラウンジ、部屋などどこでも取ることができます。
せっかくなので、ホテル内で一番フォトジェニックな場所で朝食を楽しみました。
シンプルな朝食でしたが、腹八分目というちょうど良い満足度で、一日のスタートを爽やかに切ることができました。
街歩きは早朝がおすすめ
シディ・ブ・サイドの最大の魅力は青の白の美しい景観です。
しかし、世界的な観光地であり、また首都チュニスからも近いという好立地であるため、観光客や地元民問わずとても多くの人で終日賑わっています。
中高生くらい世代も多く、現地の若者からすると、原宿のような場所なのかもしれません。
せっかくいい写真を撮ろうと思っても残念ながら人が映り込んでしまいます。
そのため、シディ・ブ・サイド訪問の際にはぜひ1泊し、早朝に散策することをおすすめします。
La Villa Bleueはシディ・ブ・サイドの有名な写真スポットである絶景カフェCafe des Delicesや世界最古のカフェのひとつCafé des nattesまで徒歩1分の好立地。
少し頑張って早起きし散策することで、人が少なく、静かで落ち着いた雰囲気の中、美しい景観をじっくり堪能することができます。
宿泊者の特権です!
天気が良ければ目の前の地中海から昇る朝日を楽しむこともできます。
La Villa Bleueは、シディ・ブ・サイドの魅力を最大限に満喫するために最適な宿泊施設です。
美しい海の眺望と建築、リラックスできる空間、そして丁寧なサービスが揃っており、心身ともに大満足の充実したホテルステイとなりました。
Writer
Mamo
世界中の動物に会いに行く旅人。海外52ヶ国、国内47都道府県訪問。幼い頃に「サバンナでアフリカゾウを見たい」という夢を持ち、大学生の時タンザニアにて初サファリに参加。そこから動物を観察する旅に熱中し、これまで100を超える国立公園、動物園、動物関連施設にて動物観察を行う。世界一周経験者。