アフリカ南部の野生動物大国ボツワナ。日本人にはあまり馴染みのない国ではありますが、アフリカゾウの生息密度No.1のチョベ国立公園や世界最大の内陸デルタであるオカバンゴ デルタ、広大なカラハリ砂漠など、東アフリカの国々にも劣らない大自然が広がっています。そんなボツワナにはアフリカゾウと一夜を過ごせる施設があります!
水飲み場につくられたエレファントサンズロッジ
チョベ国立公園サファリツアーの拠点の街カサネから南に250km。乾燥地帯が続く道路沿いにあるのがエレファントサンズロッジ!
水飲み場を囲む形でロッジ棟が配置されており、その水をめがけて地上最大の生物アフリカゾウが集まります。
名前の通り、ゾウ好きには夢のような体験ができる宿泊施設です!
またロッジ棟の他にキャンプサイトがあるため、テントを持参すれば水飲み場のすぐ傍でキャンプをすることもできます。
アフリカゾウの巨体が目の前に
カフェやレセプションがあるメイン棟には観察台が設けられており、そこから水飲み場を一望できます。僕が着いた時にはゾウは数頭でしたが、夕方になるにつれどんどんと集まってきました!
気が付いた時には30頭ほどになっていました。
水を飲んだり、泥を浴びたりする光景を間近で観察することができます。
観察台と水飲み場の境には、テトラポットのような障害物がありますが、時折警戒心をみせる群のリーダーはおっかなかったです。
ゾウは賢く優しい動物でありますが、群を守るために時には人間を襲うこともあります。
野生動物の恐さの片りんを思い知らされました。
たくましく生きるゾウと満天の星
夜になると施設の明かりは消され、その代わり焚火台に火がつけられます。闇夜になっても彼らの活発さは変わりません。
むしろ入れ替わり立ち代わりで個性豊かな面々が集まってきます。
テントに入った後も、隙間からこっそりと彼らの様子をこれでもかというくらい目に焼き付けました。
また、たくましく生きる野生のゾウの上空には満天の星空が。
誰もが忘れられない夜となります!
Writer
Mamo
世界中の動物に会いに行く旅人。幼い頃に「サバンナでアフリカゾウを見たい」という夢を持ち、大学生の時タンザニアにて初サファリに参加。そこから動物を観察する旅に熱中し、これまで100を超える国立公園、動物園、動物関連施設に訪問している。世界一周経験者でもあるほか、日本47都道府県制覇もしている。