カンボジア北部、タイとの国境間際にあるプレアヴィヒア寺院。
クメール語で「聖なる寺院」を意味し、カンボジアの中で2番目に世界遺産登録された地です。
その見どころは美しい建築と寺院から見下ろすカンボジアの大地!
歴史的な側面はもちろんのこと、とてもフォトジェニックな寺院でもあります。
天空の寺院プレアヴィヒア
プレアヴィヒア寺院は9世紀末にクメール人によって建てられました。ダンレク山地にそびえるこの寺院には、他にはない独自の伽藍配置が施されており、真っ直ぐにのびる参道から数々の建築美を堪能することができます。

参道は約800m、端から端まで約120mの高低差がありますが、右左と顔を向け、1,000年以上前から静かに佇む芸術作品を見ていると、特に疲れを感じることはありませんでした。
老朽化が進んでいるほか、2000年代前半までの領土問題の影響によって修復作業が進められている箇所もありますが、観光には特に問題ありません。

フォトジェニックな寺院
寺院にある精巧なレリーフやノスタルジックな塔は写真映えもします。絵画の額縁のような場所、某音楽番組のような大階段、ラピュタのように草に侵された崩壊物など、探検すればするだけ素敵なフォトスポットが見つかります。
あまり知られていない観光地ということで、自由気ままに写真撮影ができるのもこの寺院ならではです。

一人で行ってアイコン画像を撮るのも良し。
二人で行って思い出写真を撮るのも良し。
グループで行ってジャケ写のような撮影をするのも良いと思います!

カンボジアの大地
参道を抜けるとそこは断崖絶壁。標高は約500m、眼下にはカンボジアの大地が広がります。

ポツンとポツンとそびえる寺院、放牧されている牛、一本道をひたすら進む車など。
高い建物があるわけでもなく、また他の山々もあまりないため、日本の絶景スポットとは全く異なる見晴らしでした。
空から人々が暮らしている姿を見るという貴重な体験となりました。
Writer
Mamo
世界中の動物に会いに行く旅人。幼い頃に「サバンナでアフリカゾウを見たい」という夢を持ち、大学生の時タンザニアにて初サファリに参加。そこから動物を観察する旅に熱中し、これまで100を超える国立公園、動物園、動物関連施設に訪問している。世界一周経験者でもあるほか、日本47都道府県制覇もしている。