マダガスカルといえば広陵とした乾燥した大地に、大きなバオバブ!
そんな風景をイメージする方にとっては、かけ離れた風景かもしれません。
苔むした岩に滝、ターザンのような長いつる、とても自然豊かな特別保護区がマダガスカル北東部にあります。
小さくも豊かな特別保護区
マダガスカルの特別保護区は23ヶ所ありますが、最も小さい保護区がノジー・マンガブ(Nosy Mangabe ヌシ・マンガベとも言う)です。
小さくも豊かな場所で、アイアイを見ることができることでも有名です。
ノジー・マンガブは小さな島になっているので船で向かいます。
マダガスカル北東部の町、マルアンツェトラの港から船に揺られて45分くらい、島の全貌が見えてきました。
早速島内をトレッキングしていきます。
苔むした岩や緑豊かな景色に心が躍ります。
歩いていくと滝が出現!アメリカ人の同行者たちは、服を脱いで滝行をしていました。笑
キツネザルのおでまし
島の入り口にある東家で休憩をしていたら、いたずらっ子なキツネザルにサンドイッチを盗まれました!
荷物を置いていく際には気をつけてください。
私たちはブラウンキツネザルしか見ることができませんでしたが、ここでは運が良ければシロビタイキツネザルも見ることができます。
ブラウンキツネザルによく似ていますが、オスは顔の周りの毛が白っぽいのでこの名前がついています。
そしてなんといっても見たいのがアイアイ。
童謡アイアイの歌にも登場する動物ですが、その見た目はどのサルの仲間にも似ておらず、独特です。
現地では悪魔の使いとされ見つけると殺されてしまったことから、絶滅危惧種に指定されています。
その保護区になっているのがここノジーマンガブです。
アイアイは夜行性なので、ノジーマンガブに泊まってのナイトサファリになりますが、運が良ければ見ることができます。
個性豊かな生き物たち
ノジーマンガブは小さくも生態系が豊かで、小さな島の中に次々と生き物を見つけることができました。
黄色と黒のカエルに、木に上手に擬態するヘラオヤモリ。
目の周りの青色が美しい、マダガスカルサンコウチョウ。
そしてなんとヒメカメレオンまで!
小指ほどの大きさしかないカメレオンですがガイドさんはよく見つけます。
小さな島ですがとても気持ちのいい場所で、たくさんの野生の生き物を見ることができてかなり満足感がありました。
時間があれば行く価値あり!おすすめです!
Writer
ずん
自然と動物が好きな旅人。夢は世界中に生き物の生息地である森を増やすこと。野生の生き物の美しさに感動し、初めてのひとり旅はコモドドラゴンを見にコモド島へ。新しい冒険のような旅が好き。