周りを海で囲まれた島国のマダガスカルには、もちろん綺麗な海のスポットもあります。
それが、フールポイント!
ザトウクジラが暮らす海
フールポイント(Foulpointe)は、マダガスカルの東海岸北部にある街です
さらに北のマルアンツェトラ(Maroantsetra)や、東のサントマリー島(Sainte-Marie)へ向かう船の港としてよく使われます。
マダガスカルはとにかく道が悪く、船も大事な移動手段です。私も船の乗り換えのためにこの街に滞在しました。
この海域では7〜9月にザトウクジラが生息していて、運が良ければ船の上からその姿を見ることができます。
約150mにも連なるサンゴ礁があり、海岸線の海がとても穏やかであるため、旅行客も多く、ローカルでありながらもプチリゾート気分を味わえる場所です。
蚊帳付きの部屋を選ぼう
マダガスカルの宿泊で気をつけなければいけないのは、マラリアを媒介する蚊です。
マダガスカルに売っている蚊取り線香では効かないことも多いので、マダガスカルの宿選びでは蚊帳があることが必須だと思っています。
優雅な船旅
リゾート感溢れる宿の広い庭を抜けると、そこはもう海。
せっかくなので手漕ぎの船で少し沖に漕ぎ出してみます。
どこまでも遠浅の気持ちのいい穏やかな海です。
途中ガイドが船を止めて何かを持ってきました。
手に長い生き物を持っています。
おそらくオオイカリナマコ。
体を伸ばすと3mにもなる超巨大ナマコです。
私たちは波の影響にサンゴ礁の方まで行けなかったのですが、サンゴ礁まで行くと綺麗な魚たちが泳いでいるようです。
街ブラで食べた謎の果実
街を散歩していると悪魔の実のような謎の果物が。
皮が結構硬く、パンチくらいではびくともしませんでした。
マダガスカル人の友人も何かわからないというので購入してみました。
中を開けてみるとまんまるのつるつるとした果肉が入っています。
恐る恐る口に入れると、意外と美味しい。
杏のような爽やかな甘酸っぱさのある美味しい果物でした。
マダガスカル滞在中、私がこの実を見たのはここだけでしたが、もし見かけたら食べてみてください。
市場には海沿いの街なだけあって、美味しそうな魚介類が並びます。
少し歩くとバケツいっぱいの伊勢海老がありました!!
大量の伊勢海老、日本で食べようと思うとかなりの金額になりますが、マダガスカルでは破格で食べられます。
エビ好きにはたまりません・・・。
鏡張りの絶景
フールポイントに滞在するなら、中でもおすすめなのが朝焼けです。
その海岸の穏やかさから、ウユニ塩湖のような鏡張りの海岸を見ることができます。
鏡ばりの海岸に登る朝日、そこに漕ぎ出す一艘の船。マダガスカルの美しい日常です。
穏やかなプチリゾート気分を楽しみたいならおすすめの場所です。
Writer
ずん
自然と動物が好きな旅人。夢は世界中に生き物の生息地である森を増やすこと。野生の生き物の美しさに感動し、初めてのひとり旅はコモドドラゴンを見にコモド島へ。新しい冒険のような旅が好き。