こんにちは!私はケニアに留学していた大学生です。
今回は、私の一番のお気に入りであるナイロビ国立公園を紹介したいと思います。
ナイロビ国立公園とは
ナイロビ国立公園は、その名のとおりケニアの首都のナイロビに位置します。
ここの魅力はなんといっても、そのアクセスの良さ。
ナイロビ市内からわずか20分ほど車を走らせただけで、サバンナが広がっています。
もうひとつの特徴が野生動物の背景に大都会が広がるというユニークな光景。
自然と人工物が融合するという、なんとも不思議な景色を見ることができます。
都会に暮らす多種多様な野生動物
パークに入場して最初に見つけたのは、バッファロー。
水辺からヌンッとした顔でこちらを見ていました。
可愛らしい顔をしていますが、とても獰猛であり、ケニアの人々が最も恐れている動物のひとつです。
次に見たのは、ガゼルの群れ。
大都会ナイロビの高層ビルをバックに颯爽と駆け抜けていました。
私的に、高層ビルをバックに走るガゼルは、今ケニアにいるんだ、、と思わせてくれます。
その後、目の前に現れたのは2頭のキリン。
車の両側に立っていて、その圧倒的な大きさに思わず興奮しました。
ほかにも親子連れのサイやシマウマ、カバなども間近で見ることができました。
動物園でしか見たことのない動物たちが、目の前で本当に野生として生きている姿を確認できた瞬間は、感動的でした。
百獣の王ライオン
無線で別の車がライオンを見つけたという情報をドライバーさんが手に入れ、目的地に向かって車を急発進。
ナイロビ国立公園は規模が比較的小さいため、公園内のポイントの移動にそこまでの時間はかかりません。
そのため、こうした情報を得てその場に急行することで、他の国立公園では難しい肉食獣との遭遇率が高まります。
発見現場に到着し、無事にライオンのメスが木陰で休んでいる姿を見ることができました。
車で3メートルほどの距離まで近づきましたが、気付く気配はなく、かわいい睡眠シーンを存分に味わうことができました。
ライオンを見れたところで、その日のツアーは終了。
と思いきや、ゲートへと戻る途中、メスのライオン3頭が狩に出かけるところに遭遇!
その凛々しい姿は野生で力強く生きる動物そのものでした。
誰もがサクッと楽しめるサファリスポット
こうして本当にツアーが終了しました。
ライオンやサイといった強さを象徴する動物やのんびりと暮らすキリンやシマウマなど、バリエーションに富んだ野生動物をたくさん見ることができて大満足でした。
ゲート付近には孤児院やネイチャートレイルもあるので、物足りなかった方はそちらに行くこともおすすめです。
この国立公園は、半日でも十分にサファリを満喫できるため、ビジネスでケニアを訪れている忙しい方でも手軽にアフリカの大自然を楽しめます。
ナイロビ市内から車でほんの少し移動するだけで、サバンナの中に野生動物たちの息遣いを感じることができるという贅沢な体験ができるのです。
せっかくケニアに来たのであれば、多忙な日々の合間でもアフリカの野生を感じていただければなと思います。
また、他の国立公園でサファリを体験したけれど、後悔が残っている方にもナイロビ国立公園は最適です。
サクッと周れますし、肉食獣に出会えるチャンスも高いです。
首都ナイロビに隣接するナイロビ国立公園で、逞しく生きる野生動物をぜひ間近で見てみてください!