南アメリカ大陸でブラジルに次いで広大な面積を有する国、アルゼンチン。
サッカーやタンゴで有名な国ですが、世界自然遺産に登録されているスポットが多数あり、豊かな自然はアルゼンチンの魅力の一つです。イグアスの滝は面積のほとんどがアルゼンチン側に属しているため、広大なイグアス国立公園内をトロッコで巡り、様々な角度から滝を楽しむことができます。
また、首都のブエノスアイレスは「南米のパリ」と呼ばれるほど、アルゼンチンの文化や街並みはヨーロッパのような雰囲気があります。
このようにアルゼンチンは、自然だけでなく文化的な観光スポットが多くある、魅力的な国です。
今回は、アルゼンチン旅行で訪れたい博物館、美術館、世界遺産、映画ロケ地を厳選してご紹介します。ぜひこの記事を参考にアルゼンチン滞在を楽しんでくださいね!!
1.アルゼンチン旅行で訪れたい博物館&美術館
(1)アルゼンチン国立美術館(Museo Nacional de Bellas Artes)
まず最初にご紹介するのは「アルゼンチン国立美術館」です。
こちらは、1896年に設立された国立美術館で、無料で有名な芸術家の作品を鑑賞できることで高い評価を集めています。ブエノスアイレスのレコータ地区にあるため、レコータ墓地を観光した後に徒歩で立ち寄ることができます。
美術館では、アルゼンチンの芸術家の美術品はもちろん、ラテンアメリカやヨーロッパの芸術家たちの中世20世紀以降にかけての美術品が1万3,000点以上所蔵されています。ピカソ、モネ、ピサロ、ゴーギャン、マルク・シャガールなど著名な芸術家たちの名画を至近距離で鑑賞することができ、フラッシュ無しであれば写真撮影も可能です。常設展の他にも、電子アート作品の展示など、期間限定の展覧会やガイド付きツアー、ワークショップが充実しています。
また、美術館の周囲は公園になっているため、天気が良い日には散策するのもオススメです!!
入場料は無料ですが、オンラインでの事前申し込みが必要なので注意してください。1時間ほどあれば十分に楽しむことができるため、ぜひ訪れてみてください!
〈詳細情報〉
住所:Av. del Libertador 1473, Buenos Aires, Argentine
電話番号:+541152889900
営業時間:火〜日曜日11時00分〜20時00分
HP:https://www.bellasartes.gob.ar/
(2)ベルナルディーノ・リバダビア自然科学博物館(Museo de Ciencias Naturales Bernardino Rivadavia)
次にご紹介するのは「ベルナルディーノ・リバダビア自然科学博物館」です。
こちらは1812年に設立された、自然科学博物館です。ラプラタ駅から徒歩15分ほどのセンテナリオ公園内にあります。
こちらの博物館では、恐竜や哺乳類、鳥類、昆虫、海の生き物など、あらゆる動物の剥製や骨格が展示されており、それらの動物の歴史や生態系について学ぶことができます。多種多様な恐竜の骨格は迫力満点で、子供にも人気がある博物館です。動物以外にも隕石に実際に触ることができる隕石、岩石、鉱物のパートがあり、見応えがあります。鳥類のパートでは鳥の鳴き声が聞こえ、全身で自然科学を楽しむことができる空間となっています。
また、展示物が多いため、時間に余裕を持って訪れることをオススメします。ぜひご家族で訪れてみてくdさい!!
〈詳細情報〉
住所:Av. Patricias Argentinas 480, C1405 CABA, Argentine
電話番号:+541149824494
営業時間:14時00分〜19時00分
HP:http://www.macnconicet.gob.ar/
2.アルゼンチン旅行で訪れたい世界遺産
(1)パルデス半島(Peninaula Valdes)
最初にご紹介するのは「パルデス半島」です。
パルデス半島は、ブエノスアイレスから南へ1,300km程の場所に位置する半島です。動物保護区にも指定されているこの場所は、1999年に世界自然遺産に登録されています。
こちらは、マゼランペンギンやミナミセミクジラ、ミナミゾウアザラシ、オタリア、パンダイルカ、トニーナス、シャチなど、固有種を含む珍しい動物が生息しているため「いのちのゆりかご」とも呼ばれています。希少動物を間近に観察したり、アシカと一緒に泳ぐ体験やスキューバダイビングなど様々な楽しみ方があります。
中でも、ホエールウォッチングは人気が高く、毎年6〜12月に繁殖のためにパルデス半島近海を訪れるミナミセミクジラを見ることができます。クジラとマゼランペンギンの両方を観察したい方は、9月終わりから11月終わりが訪れるのに最適です。
パルデス半島までは交通手段がないため、現地オプショナルツアーなどで訪れることをオススメします。
(2)グアラニーのイエズス会伝道施設群(Jesuit Missions of the Guaranis: San Ignacio Mini, Santa Ana, Nuestra Señora de Loreto and Santa Maria Mayor)
次にご紹介するのは「グアラニーのイエズス会伝道施設群」です。
こちらは、ブラジルとアルゼンチンにまたがったイエズス会伝道所の施設群です。二つの国にまたがる世界遺産は珍しく、ブラジルには「サン・ミゲル・ダス・ミソオエス遺跡群」、アルゼンチンには「サン・イグナシオ・ミニ」、「サンタ・アナ」、「ヌエストラ・セニョーラ・デ・ロレート」、「サンタ・マリア・ラ・マジョール」の5箇所が残されています。
こちらの伝道所は、17世紀初頭にイエズス会がグアラニー族への伝道を開始し、グアラニーのキリスト教化を進めるための拠点として築かれたものです。伝道所では共同体での生活が営まれていましたが、1767年にイエズス会追放令によって、崩壊し、廃村となりました。
アルゼンチンにあるこちらの遺跡の中で、最も人気な遺跡は「サン・イグナシオ・ミニ」です。こちらは他の遺跡と比べて保存状態が良く、アクセスしやすい位置にあります。遺跡の中心には赤い砂岩の壁と陶製タイルの床が特徴の記念教会があります。広い大地の中に佇むこちらの遺跡は、グアラニー族による装飾が施された外観も魅力的です!
また、遺跡には「サン・イグナシオ・ミニ・イエズス会博物館」が併設されているため、そちらも合わせて訪れてみてください!
3.アルゼンチン旅行で訪れたい映画ロケ地
(1)カサ・ロサダ(La Casa Rosada)
最初にご紹介するのは「カサ・ロサダ」です。
こちらは、アルゼンチン大統領府です。首都ブエノスアイレスの中心地、五月広場にあります。映画『EVIETA』にも登場するこちらは、定番の観光スポットです。
五月市場の中でも一際目を引くこちらの建物は、コレオス宮殿を増改築したもので、1898年に正式に大統領官邸になりました。「カサ・ロサダ」はスペイン語で「ピンク色の館」という意味をもち、「ピンク・ハウス」とも呼ばれています。名前の通り、ピンク色の外観でスペイン・ロココ調の可愛らしい建物です。外観の色は、国が一つであることを象徴するべく、当時対立していた二大政党それぞれのイメージカラーであった赤と白を合わせピンク色になったそうです。
アルゼンチンを代表する美しい建物をぜひ一度見てみてください!
〈詳細情報〉
住所:Balcarce 78, C1064 CABA, Argentine
電話番号:+541143443600
HP:https://www.casarosada.gob.ar/
(2)バーサー(Bar Sur)
次にご紹介するのは「バーサー」です。
こちらは、ブエノスアイレスの下町、サンテルモ地区にあるバーです。映画『ブエノスアイレス(原題:Happy Together)』に使われた、タンゴのディナーショーが楽しめるタンゴバーです。
1967年から続く老舗バーで、アットホームな雰囲気が魅力の一つです。ダンサーとの距離が近く、映画のままの哀愁漂うタンゴを楽しむことができます。客席数が少ないため、事前に予約することをオススメします。
また、ショーが終わる時間は夜中12時を過ぎるため、タクシーを呼んで帰るようにしてください。
ぜひ、タンゴが生まれた下町でショーを楽しんでください!!
〈詳細情報〉
住所:Estados Unidos 299, C1101 AAE, Buenos Aires, Argentine
電話番号:+541143626086
営業時間:水〜日曜日14時00分〜2時00分
4.アルゼンチンで素敵な思い出を!
いかがでしたでしょうか。
今回は、アルゼンチン旅行で訪れたい博物館、美術館、世界遺産、映画ロケ地についてご紹介しました。アルゼンチンでは、きっと思い出に残る貴重な体験ができること間違いありません。ぜひ、この記事を参考にアルゼンチン旅行の計画を立ててみてください。
Ooohでは、現地の旅のプロがお客様のニーズを汲み取って、最適な旅行計画を提案いたします。
また、通常のツアーでは手配しづらい専用車での旅行計画にも最適です。
ぜひ気軽にご相談ください。
チャットでアルゼンチン旅行の相談が無料でできるOooh