ブラジル旅行に行く前に知っておきたい基本情報

ブラジルと聞いてみなさんは何を思い浮かべますか?アマゾン川やサッカーをイメージする人が多いのではないでしょうか。またブラジルは南米大陸最大面積を誇る国であり、カーニバルやサンバといった明るく陽気なイメージもありますよね。一生に一度は訪れてみたいと思う方も多いのではないでしょうか。しかし、ブラジルは日本から訪れるとなると地球の反対側に位置することもあって、様々な文化や風習の違いに戸惑うことも。今回は、ブラジルに訪れる前に知っておきたい基本情報をまとめて紹介します。

 

最新の新型コロナウィルスによるブラジルへの渡航制限状況

 

ブラジルってどんな国?

ブラジルの国旗

まずはじめに、最も基本的なブラジルという国に関する情報を紹介します。

・国名:ブラジル連邦共和国(Federative Republic of Brazil)
・首都:ブラジリア
・人口:約2億0004万人
・面積:約851万㎢
・通貨:レアル
・時差:リオデジャネイロ・サンパウロ・イグアス…日本より12時間遅れ(サマータイム時は11時間遅れ)、マナウス…日本より13時間遅れ(サマータイムはなし)
・言語:ポルトガル語
・出入国手続き:
①ビザ(査証)について
必要。観光査証の滞在可能日数は、90日以内と定められています。
査証発行日から90日以内に入国することが必要です。
②パスポートについて
査証申請時6ヵ月以上必要。
ただし周遊の場合は、旅券残存有効期間はすべての訪問国の条件を満たす必要があります。
③出入国カードについて
出入国カード、税関申告書が必要です。

ブラジルの気候と服装について

地球儀

次にブラジルの気候と、快適に過ごせる服装について紹介します。ブラジルは南半球に位置している国なので、日本とは季節が逆になります。つまり、12月下旬から夏に入り、6月下旬から冬に入ります。また南に行くほど気温が下がるというのも、日本人には慣れない部分なので、注意が必要です。

「ブラジル」といっても、かなり広大な面積を誇る国であるため、地域によって気候にはかなり差があります。基本的には真冬でなければ、日本の夏服と羽織るものがあれば大丈夫ですが、以下で地域の気候について詳しく紹介します。

・アマゾン地方、マナウス、ベレンの北部エリア
年間を通して平均気温が30℃ほどと暑く、また湿度も高いです。
12月~5月が雨季、6月~11月が乾季と分かれていて、ほぼ雨の降らない乾季の方が観光には適している といえるでしょう。雨季でも一日中雨が降り止まないというわけではありませんが、乾季に比べると湿度が高いので過ごしにくく感じます。服装は、日本の夏服で過ごすことができます。さらに虫よけに薄手の羽織ものがあると便利です。

・サンパウロ、リオデジャネイロ、イグアスの南東部エリア
年間を通して温暖な気候で、特に夏は雨量も多く、気温も高いです。
11月~4月が雨季、5月~10月が乾季と分かれていて、1日の中の寒暖差に注意が必要な地域といえます。特に冬(6月~8月)の朝晩や雨、曇りの日はかなり肌寒く感じられるので、気候に応じて調節できるような服装が望ましいです。

・ポルトアレグレ、ブルメナウの南部エリア
ブラジルの中では、気温も湿度も低く、全体として涼しく感じられる地域です。
日中は10℃前半になり、気温が低い日にはマイナスを記録することもあります。
基本的には日本の夏服に上着があれば大丈夫ですが、ブルメナウなど標高の高い地域に行くときは特に 厚手の上着を用意した方がよさそうです。

ブラジルでの生活について

ブラジルの街並み

ブラジルは日本と遠く離れたところに位置する国というだけあって、その生活・文化に関しても様々な違いがあります。いざ現地に降り立ってから、その違いに戸惑うことがないように事前の情報収集が大切です。以下ではブラジルでの一般的な生活について、知っておきたい知識をまとめました。

①トイレットペーパーは流せません
日本ではごく当たり前に便器に流すことができるトイレットペーパーですが、ブラジルではホテル・レストラン、空港、公共施設、どこに行っても基本的には流すことはできません。誤って流してしまうと紙が詰まってしまいますので、必ず便器脇にあるゴミ箱に捨てるようにしてください。

②街中では英語は通じません
ブラジルの公用語はポルトガル語です。空港や大手ホテルを除いて、街中のレストランやタクシーでは英語は通じないと思っておいた方がよいです。

③パスポートのコピーは常に持ち歩きましょう
特に出張でブラジルを訪れる方に向けての注意です。取引先のビルに出向く際などは入口で身分証の提 示を求められることが多く、身分証がないとビルに入ることができません。パスポート本体でも可です が、紛失のリスクもあるのでコピーを持ち歩く方がよいでしょう。

④交通渋滞はかなりひどいです
交通渋滞にはまってしまい、目的地までの移動に想像以上の時間がかかってしまうことがあります。
特に雨の日は、停電によって信号が消えるなど、道路は大混乱です。余裕をもって行動することをおすすめします。

⑤道路は歩行者ではなく自動車が優先です
ブラジルで「歩行者優先」のルールが法律化されたのは、つい最近のこと。
人々の中では未だ「自動車優先」の意識が根強く、街を歩く際には青信号でも注意が必要です。

⑥物価は想像より高めです
ブラジルは新興国のため、日本より物価が安いのではと思っている方も多いと思いますが、日本と同じ くらい、もしくは日本より高いこともあります。

ブラジルの治安について

ブラジルの治安

ブラジルの気になる治安ですが、残念ながらブラジルは非常に犯罪の多い国です。夜道は出歩かない、高級品は身に着けない、混雑した場所ではカバンは前に持つなど基本的な防犯対策は怠らないようにしてください。以下では防犯に関してその他にも注意すべき点をいくつか紹介します。

①相手に惑わされないようにしましょう
ブラジルでは、相手が子どもであれ、女性であれ、ビジネススーツを着た上品そうな男性でさえ、油断 は禁物です。こちらが心を許した隙をつかれることがあります。また、相手が警察官だからといってすぐに信用するのも危険です。ブラジルの警察は給与が低く、その地位を利用して犯罪に手を染めるケースも多いので、注意してください。

②強盗に遭っていしまったら、抵抗は禁物です
ブラジルの、日本との大きな違いは銃社会であるということです。お金は命には代えられないので、強盗に遭った際には抵抗は絶対にやめましょう。

③レストランでの強盗が流行っています
建物内に入ると、ついつい油断してしまい荷物の管理が疎かになってしまう観光客も多いのではないでしょうか。そんな人々を狙ったレストラン内での強盗が幅を利かせています。必要最低限の物だけを持ち歩き、常に警戒を解かないことが大切です。

コロナウイルス関連

10月6日、ブラジルでは新型コロナウイルスの感染が確認された人が500万人を超えました。死者は15万人に迫っていると、ブラジル保健省は報告しています。アメリカ、インドに次いで世界3番目に感染者が多いという現状。観光業も大きな打撃を受けています。リオデジャネイロで催されるカーニバルのサンバパレードは、来年2月下旬の開催を延期すると発表されました。カーニバルは例年、内外からの観光客数百万人を集める大規模なイベントだけあり、大変残念ですね。一方で、大サンパウロ市圏で映画館・劇場が解禁になるなど、緩和の動きもみられます。

ブラジルを満喫しよう!

今回は「ブラジルに行く前に知っておきたい基本情報」と題して、せっかくの旅を楽しむためにぜひとも心に留めておいていただきたい情報を厳選して紹介致しました。皆様の旅が、一生の宝物になるような素敵なものになることをお祈りしています。Ooohでは、旅のプロがあなたのニーズを汲み取って、最適な旅行計画を提案いたします。ぜひ気軽にご相談ください。

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