南アメリカ大陸の北西部、赤道直下に位置する国、エクアドル。
首都キトも標高2,800mで標高が高く、世界で2番目に高所にある首都と言われています。
多くの動植物が生息し、世界遺産にも登録されているガラパゴス諸島は観光客にも人気があり、有名ですね!
しかし、日本から遠く離れたエクアドルは、文化や習慣が異なるため、現地での滞在を楽しむためには事前に知っておくべき点があります。
今回は、そんなエクアドルへ旅行に行くなら知っておきたい、エクアドル旅行前に知っておきたい現地の文化と習慣を紹介いたします。この記事を参考にエクアドル滞在を楽しんでくださいね!!
最新の新型コロナウィルスによるエクアドルへの渡航制限状況
エクアドルってどんなところ?
【基本情報】
・国名:エクアドル共和国(República del Ecuador)
・首都:キト
・人口:約1,776万人(2021年)
・面積:25.6万㎢
・通貨:米ドル
・時差:日本より-14時間、ガラパゴス諸島のみ-15時間。(エクアドルが0時の時、日本は同日の14時となります。)
・言語:スペイン語(他にケチュア語、シュアール語、ヒバロ語)
・民族構成:欧州系と先住民の混血72%、先住民7%、アフリカ系とアフリカ系との混血7%、欧州系6%
・宗教:大多数がカトリック教徒
【気候】
エクアドルの気候は、多種多様の気候が混在しており、標高によって三つの地域に区分されます。
⑴海岸地方
海岸地域の代表都市は、グアヤキル市です。年間平均気温は、25〜28度です。雨季(12〜4月)は蒸し暑く、平均気温は31度、乾季(5〜11月)は25度前後になります。赤道直下の熱帯の低地にありながら、冷たい海流の影響で比較的穏やかな気候と降雨に恵まれています。軽い服装で問題ありませんが、夜は涼しくなることもありますが、薄手のシャツも持参してください!
⑵中央アンデス地方
中央アンデス地方の代表都市は、キト市、クエンカ市です。年間平均気温は、14〜19度です。雨季(10〜3月)と乾季(4〜9月)に分かれます。赤道直下にありながら、標高が高いため、年間を通じて春のような快適な気候です。気温調節ができる服装と朝晩はかなり冷え込むため厚手の上着は必要です!
⑶東部熱帯低地
高温多湿の熱帯ジャングルです。年間平均気温は25度前後で、年間を通じて雨が降り、蒸し暑い気候です。
ウルグアイの気候は年間を通して雨が降り、暖かな気候であり、温暖湿潤気候に分類されます。気温的には温暖な気候ですが、海からの風と海流の影響を受けやすいことが特徴です。平均気温は、夏場の11~3月で23度前後であり、冬場の6~9月で13度前後となります。基本的に冬場以外は厚手の上着は必要ありませんが、朝晩は冷え込むことがありますので、カーディガンなどを1枚持っておくと良いかもしれません。観光のベストシーズンは、夏場の11~3月頃と言えます。寒すぎず暑すぎず、過ごしやすい季節となるため観光には非常に適した季節となります。服装は半袖で大丈夫でしょう。
【ビザ】
エクアドルの入国において、日本国籍の方は観光・商用・外交・公用の目的で滞在期間が90日以内である場合はビザなしで入国することができます。その時、パスポートの必要残存期間が入国時6ヵ月以上ある方に限ります。
【アクセス】
日本からエクアドルへの直行便はなく、ヒューストンやニューヨーク、アトランタなどのアメリカ主要都市を経由して行くようにしましょう。乗り継ぎを含めて平均的な所要時間は、キトまで20〜25時間、グアヤキルまで23〜25時間程になります。
エクアドルの一般的なマナー・社会習慣
1 コミュニケーション方法
エクアドルの人々は、とても明るくフレンドリー、そして穏やかで礼儀正しいという国民性があります。地域差もありますが、人々との距離感が近く感じられ、日本に比べて、挨拶が重要視されています。
エクアドルでは、一般的な挨拶の「Buenos días(おはよう)」、「Buenas tardes(こんにちは)」、「Buenas noches(こんばんは)」に、必ず「Cómo está?(元気?最近どう?)」という言葉が付け加えられ、握手を交わします。また、別れ際にはもう一度握手をして「Hasta luego(またね)」と言います。すれ違う際に「Cómo está?」と声をかけることも多く、路上でも積極的に挨拶をしてくれます。ぜひ挨拶をしてみてくださいね!
2 生活においてのルール
エクアドルには基本的にチップの習慣はありません。レストランなどでは決められた金額のみを払います。
しかし、車が赤信号で停車中に車道に楽器演奏などのパフォーマーが多く出てくることや、バスや路面電車に乗車してくることがあります。他にも野菜や飲み物を売り歩く人や車の窓ガラスを清掃する人がいます。
特に、窓ガラスの清掃は、曖昧な仕草や表情をしていると勝手に清掃が始まり、支払いを求められることがあるため、必要がなければはっきりと断ることが必要です。家族の病気や失業などで経済的に困窮していると語って気を引き、話術でチップを得ようとする人もいるため注意してください。
また、エクアドルでは現金払いしかできないお店が多いため、現金は必須です。タクシーや、10〜20札以上の大きなお札ではおつりが足りないこともあり、断られる場合もあります。お金を崩すか、支払い前に確認することでトラブルを回避するようにしましょう。
3 交通ルール
エクアドルの移動では、清潔さと治安上の観点から、タクシーの利用をおすすめします。エクアドルには地下鉄はなく、公共交通機関はバスとトロリーバスのみです。バスはほとんどの路線が常に混雑しています。バスの料金は路線とバスの等級によって異なります。
タクシーを利用する場合は、非正規の白タクの利用は避けてください。ホテルに頼むと正規のタクシーを手配してくれるため安心です!キト市内はメーター制で基本料金は50セントからですが、夜間や空港、ホテルのタクシーは料金を交渉することが多いです。
エクアドルでは交通規制があまり守られていないため、車を運転する際だけでなく、歩行の際にも注意が必要です。無理な追い越しや割り込み、信号を守らない運転マナーが悪いドライバーが多く、停電や故障により、信号が機能していないことがあります。
エクアドルの文化
1 サッカー
エクアドルのスポーツは、サッカーです!1930年のウルグアイで第一回のFISA杯が開催され、エクアドルはワールドカップ参加の打診を受けていたようですが、お金がないという理由から出場に至りませんでした。その後、2002年の日韓共催のワールドカップに初めて出場しました。
エクアドルの主要都市には20以上のプロサッカーチームがあります。エクアドルの海辺の町では、ビーチサッカーを楽しむ人も多く、サッカーは国民から愛されているスポーツです。
2 バナナ
エクアドルでは世界一のバナナ輸出国で、バナナが有名です。バナナの種類は、40種類以上あり、甘いものから甘くないものまで様々なので飽きることがありません。最も定番の料理はバナナのフライです。地元のレストランや居酒屋ではおつまみとして出されることもよくあります!
エクアドルの観光スポット3選
1 Mitad del Mundo(世界の中心記念碑)
エクアドルは「赤道」を意味し、首都キトは原住民の言葉で「地球の真ん中」を意味します。キトの北部には赤道が通っており、実際の赤道は少しずれていますが、赤道をまたいで記念碑の塔が建っています。記念碑の前で赤道をまたいで写真撮影をするのが人気です!
2 キト市街
キト市街は、世界で最初に登録された世界遺産12件の一つです。インカ帝国第二の都市として栄え、スペインによる征服後はキリスト教布教の拠点となっていたため、教会や修道院などの建築物が今も数多く残っています。夜にはライトアップされ、神秘的な街並みを見ることができますが、治安は良くないので一人歩きには注意してくださいね!
3 サンタ・クルス島
世界自然遺産に登録されているガラパゴス諸島の中で2番目に大きく、人気が高い島です。チャールズ・ダーウィンの進化論は、1853年にこちらの島々を訪れた際に着想を得たと言われています。チャールズ・ダーウィン研究所は無料で見学することができ、ゾウガメやリクイグアナなど種類豊富な動植物を見ることができます!
エクアドルで素敵な思い出を作ろう!
いかがでしたか?
エクアドルは、動植物が豊富なだけでなく、歴史的建築物も多く残る美しい国です。滞在をより楽しくするためには、この国の一般的な習慣やエチケットに慣れることが重要です。この記事を参考にエクアドルを存分に楽しんでくださいね!
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